2017年10月15日 (日)

高田教会で堅信式@上越市

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本日の日曜日は、新潟県の上越市にある高田教会で、堅信式でした。7名の方が堅信の秘跡を受けられましたが、そのうちのおひとりは今日のミサの中で、まず洗礼の秘跡も受けられました。皆さん、おめでとうございます。

上越市には高田教会以外にも直江津教会があります。また近隣には、巡回となっていますが妙高教会、そしてさらに富山との県境に糸魚川教会があります。これに柏崎教会をあわせて5カ所の教会を、フランシスコ会の会員が司牧を担当してくださっています。 

以前はすべての教会に司祭が常駐していました。高田教会は、今現在でもそうなのですが、フランシスコ会の高田修道院としての役割も果たしています。 

ところが近年、海外から来られていた宣教師会員の高齢化と引退が進み、いまでは、残っている宣教師の会員は柏崎教会のバッシ神父さまのみ。それ以外の教会は、すべて、伊能神父が主任で、南雲神父が協力司祭。それ以外にはお二人のブラザーが共住されています。 

今日は伊能師が所用で不在。南雲師が、健康を回復され高田に復帰され、一緒にミサを捧げました。南雲神父さまとは、神学院などで典礼を教えておられ、司教団の典礼委員会の重要なメンバーでもあります。 

ミサ後には受堅者と一緒に祝賀会。以前は受堅者と家族だけの祝賀会でしたが、今回は信徒の方も残れる方は皆で参加する祝賀会。途中で会場を広げなくてはならなくなるほど、大勢の方が参加してくださいました。 

司祭が高齢化が進み、今やこの地域でも主任司祭の兼任もあり、時として集会祭儀を行うことも増えてきました。確かにこのことを悲観的に捉えることもできるでしょうが、わたしは、良い機会として生かしていただきたいと、願っています。司祭が切り盛りする教会に、客としてやってくる様な構図ではなく、司祭と一緒に信徒が様々な責任を担っていくことにより、教会共同体はさらに成長していきます。それを通じて、教会共同体に対する一人一人の責任感と、福音宣教への積極的な意識も、育てることができる、そういう機会になるのではないかと思うのです。みんなで一緒に、教会を生かしていきましょう。優しさといつくしみにあふれる場にしていきましょう。交わりの魅力を発信する場としていきましょう。

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2017年10月 9日 (月)

本荘教会堅信式@由利本荘市

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昨日、10月8日の日曜日は、秋田県の由利本荘市にある本荘カトリック教会で、堅信式を行いました。(上の写真。市街地の左後方は鳥海山。教会は右下の一群の緑色の屋根)

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本荘教会は秋田県南部にあり、主任司祭は桃田清明師(神言会員。上の写真中央)。教会に隣接する本荘カトリックこども園の園長も兼任されています。堅信を受けられたのはお二人で、そのうちのお一人は、お隣の秋田市にある土崎カトリック教会の信徒の方でした。

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本荘教会は、秋田県内の他の教会と同様に小さな共同体です。日曜日のミサには20名ほどの方が参加されると伺いました。地域の人口そのものが減少する中で、これからも地域における福音の小さいけれど確かな光として輝き続けて下さることを期待しています。

説教の中でも少しお話しいたしましたが、先日の福音宣教省長官来日にあたっての教皇様の司教団へのメッセージに、次の様に記されていました。

『日本の教会には、イエスから託された使命の選択を絶えず新たにし、そしてさらに「地の塩」「世の光」であることが緊急に必要なことなのです。殉教者たちの教会、証聖者たちの教会であったという皆さんの教会がもつ福音宣教の真の力は、守り、かつ発展させるべき偉大な宝です』(メッセージ全文はこちらのリンクから)

厳しい現実の中に存在する小さな共同体ですが、小さいけれど世の光となり、小粒ではあるけれど地の塩となることで、福音をあかししていくことは可能です。そしてわたしたちの教会には、長年にわたって受け継いできた殉教者の信仰における心意気があります。殉教者たちの模範を心に留め、その心意気に倣い、それぞれが生きる場で、福音をあかしする存在となっていきましょう。

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ところで今年のノーベル平和賞受賞者の発表がありましたが、核兵器廃絶のために国際的なキャンペーンを行っているNGO、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)にその栄誉が与えられることになりました。心から賛辞を送りたいと思います。核兵器廃絶には様々な道が存在するのだと思います。日本政府を始め、いわゆる核保有国は、先般署名式が国連の場で行われた核兵器禁止条約を通じて廃絶を目指す道とは異なる道を選択されています。その道は様々あれど、同じゴールを目指しているはずです。そのゴールを忘れることなく、いつの日か、この夢物語が現実となる様に、不断の努力を続けていかなくてはならないでしょう。

教会は、長年にわたって核兵器廃絶を訴えてきました。教皇ヨハネ23世の表した「地上の平和」に始まって、今に至るまで、繰り返しの呼びかけを行っています。先日5月の司教の日記にそのことを記していますので、こちらのリンクをご覧下さい

また聖座(バチカン)は、9月21日に国連の場で、ギャラガー大司教が核兵器禁止条約に署名し、その核兵器廃絶への態度を明確にしています。以下は、平和賞受賞のニュースを受けて、カリタスアジアの責任者として書いたお祝いのひと言です。

今年のノーベル平和賞が、核兵器廃絶国際キャンペーンに与えられることが発表されました。心からお祝い申し上げます。今回の受賞は、その方法、道のり、また政治信条が異なっていても、核兵器を廃絶しようとする多くの人々の努力を後押ししてくれることでしょう。 また今回の受賞は、核兵器禁止条約の署名批准を各国政府に促そうとする世界的な動きに、大きな力を与えるに違いありません。核兵器を保有するいくつかの国と、唯一の被爆国が、この署名批准にイニシアティブを発揮していないことは残念です。聖座(バチカン)はこの9月21日に同条約に署名することで、核兵器廃絶と永続的な平和の確立への強い取り組みの姿勢を明確にしています。このICANに対するノーベル平和賞の授与が、夢を現実へと変えてくれることを、心から願います。

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2017年10月 2日 (月)

カリタスジャパン「排除ZEROキャンペーン」実施中

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9月27日から、カリタスジャパンでは日本カトリック難民移住者委員会と協働で、国際カリタスの呼びかけに従い、移住の中で、また難民となる中で、困難を抱える方々とともに歩もうという、2年間にわたる国際キャンペーンを行っています。

英語では「Share the Journey」、日本語では「排除ZERO」キャンペーンといたしました。人間は互いに良く知らないところから排除の火種が発生すると考え、まず困難な旅路を続ける人たちと出会い、互いの人生の旅路の道のりを分かち合い、その上で、身近な課題から支援をはじめていこうという趣旨です。その先には、来年2018年に国際社会が成立を目指している二つのグローバルコンパクト(国際的約束)、すなわち難民のための約束事と、安全な、秩序あるそして規則的な移住のための約束事の二つの成立を後押ししようともしています。

すでに9月1日の「司教の日記」でも紹介していますので、是非ご一読いただければと思います。9月1日の日記はこちらのリンクです。世界全体が、ともすると異質な存在を排除する方向へと歩みを進めている様に感じられる中で、教皇様はあえて、「だれ一人として排除されてもよい人はいない」と、力強く発信されています。その姿勢に倣いたいと思います。

キャンペーンの始まりにあたり、私と松浦司教の連名で、カリタスジャパンのニュースに記した呼びかけメッセージを再録します。

 『わたしたちの人生は、すべて旅路にあります。それは、時の流れを人生の終わりに向かって歩み続ける旅であり、また具体的に他の場所へと移動をする旅でもあります。時にその旅路は喜びや希望のうちにあり、また悲しみや不安の中で続けられる旅もあります。そのどこにあっても、どのような状況でも、神の似姿である人間のいのちの尊厳は、常にまもられなくてはなりません。

 現代社会にあっては様々な理由から、生まれ故郷を離れ、見知らぬ地へと移り住む人が少なくありません。また地域の紛争によっていのちが脅かされ、安全のために移り住むことを余儀なくされる人たちも大勢おられます。

 神における一つの体として生きるわたしたちは、困難に直面する兄弟姉妹を見捨てることは出来ません。その一方で、異なるものを排除することで安心を得ようとする社会の傾向は強まっており、人間のいのちの尊厳が危機にさらされる事態も相次いでいます。

 「誰一人として排除されたり、存在を無視されても良い人はいない」と強調する教皇フランシスコの呼びかけに応え、カリタスジャパンと日本カトリック難民移住移動者委員会は手を携え、国際カリタスに協力しながら、「排除ZEROキャンペーン~国籍を越えて人びとが出会うために~」をはじめます。同じ旅するものとして、困難に直面する兄弟姉妹と出会い、学び、行動することができますように、多くの方の参加を期待します。』

カリタスジャパンのホームページも、今回のキャンペーン開始に合わせて刷新されました。こちらのリンクからキャンペーンの詳細を是非ご覧下さい。(下は、カリタスジャパンのニュースから)

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さて10月になりました。ご参考までに10月から12月までの、私の主な予定を記しておきます。

10月

  • 05日 カトリック新聞会議 (潮見)
  • 08日 本荘教会堅信式 (由利本荘市)
  • 10日 カリタスジャパン会議 (潮見)
  • 15日 高田教会堅信式 (上越市)
  • 17日~19日 カリタスアジア会議 (バンコク)
  • 22日 鶴岡教会伴神父銀祝ミサ (鶴岡)
  • 24日~25日 教区カリタス全国担当者会議 (福岡)
  • 25日 ファティマの聖母像安置式平和ミサ (広島カテドラル18時)
  • 29日 酒田教会堅信式 (酒田市)
  • 31日 聖母学園理事会 (新潟)

11月

  • 01日 HIV/AIDSデスク、カトリック新聞会議 (潮見)
  • 02日 常任司教委員会、社会司教委員会 (潮見)
  • 02日~11日 聖地巡礼 (イスラエル/ヨルダン)
  • 13日 月曜会ミサ (新潟教会11時)
  • 14日~16日 日韓司教交流会 (鹿児島)
  • 19日 新庄教会ミサ (新庄)
  • 20日~21日 教区司祭評議会・顧問会 (新潟)
  • 23日 宗教改革500年合同礼拝 (長崎)
  • 26日 王であるキリスト (新潟教会9時半)
  • 28日~12月01日 国際カリタス理事会 (ローマ)

12月

  • 04日~05日 教区司祭静修 (新潟)
  • 06日 カリタスジャパン会議、カトリック新聞会議 (潮見)
  • 07日 常任司教委員会 (潮見)
  • 08日 神学院常任委員会 (東京)
  • 11日 月曜会ミサ (新潟教会11時)
  • 12日 カリタスジャパン会議 (潮見)
  • 14日 司教総会 (潮見)
  • 15日~16日 司教研修会 (潮見)
  • 21日 新潟清心女子クリスマスミサ (新潟)
  • 24日/25日 主の降誕 (夜半ミサ、日中ミサ、新潟教会)

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2017年10月 1日 (日)

第28回新発田地区信徒大会@新津教会

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本日の日曜日、新潟県内の新発田地区の信徒大会が、新潟市の新津教会で開催されました。1980年の第一回から数えて、今回で28回目となります。新発田地区を構成している新発田、村上、村松、加茂、三条、見附、栃尾、新津の各教会から、50名以上が参加。

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今年のテーマは、「教会の未来に向けての展望」と、結構、大きく重要なテーマが選択されていました。大会は10時からの司教ミサに続いて、講演会、昼食、質疑応答、地区長と私の短い話で、午後3時には終了しました。

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このテーマに基づいて基調講演をしてくださったのは、NPO法人福島やさい畑の理事長であり、福島県の二本松教会の信徒会長でもある柳沼千賀子さん。大震災後に、福島の復興のため、やさいの販売などに取り組み、教会全体の復興支援にも大きく関わっている女性です。私も、東北の復興支援活動が始まってから、初めてお目にかかりましたが、アイディアと実行力に富んでいる方だと思います。そしてそういったアイディアだけではなく、柳沼さんは、上智大学の神学部で大学院まで出ているという神学の知識にも富んでいる人物であります。

今日は、もちろん福島のお話もありましたが、その大前提として、第二バチカン公会議が伝えようとしている教会における信徒の役割について、教会の歴史を振り返りながら、将来への展望に言及しながら、話してくださいました。

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彼女が指摘されたとおり、教会は、神学的教育を受けた信徒を活用できていないことは確かです。女性の教会における役割についてもなかなか厳しい指摘がありましたが、生き生きとした教会共同体を育てるためには、司祭や修道者だけではなく、様々なタレントを生かしていくことも必要であると、確かに思います。道を探りたいと、いつも思っていますが、なかなか簡単ではないとも感じています。

信徒大会を用意してくださった新津教会の皆さん、ありがとうございました。

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2017年9月26日 (火)

フィローニ枢機卿離日

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日本の教会を訪問されていた福音宣教省長官フェルナンド・フィローニ枢機卿は、本日火曜日の午後、日本を離れローマへの帰途につかれました。毎日、分刻みのようなプログラムを精力的にこなしてくださいましたが、視察の途中では「日本の人は時間の奴隷になっている」と冗談も言われたようです。(写真上。カトリック会館に到着し,職員に迎えられる枢機卿)

一昨日の日曜日には、関口の東京カテドラルで、信徒や修道者との対話集会の後、日本の司教団や教皇大使と主日のミサを一緒にされ,その後、司教団との夕食会が催されました。

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昨日の月曜日は、午前中から潮見の司教協議会で、昼食を挟んで,日本の司教団との話し合いが行われました。枢機卿は、教皇様からのメッセージに基づき、日本の福音宣教の現状を振り返り、熱意を新たにするように求められました。枢機卿は特に、30年前に開催された福音宣教全国会議(ナイス)の成果について触れ、その当時の福音宣教への熱意が今は衰えてしまったのではないかと問いかけ、守りの姿勢ではなく,積極的に福音を証しして生きるようにと,司教団に励ましをくださいました。

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枢機卿は,仙台を訪問された際に,わたしも同行して訪れた福島の被災地に非常に心を動かされた様子で、人間が自らの限界をわきまえて,神の前に謙遜に生きることの大切さを改めて強調されておられました。

枢機卿の今回の訪問に,感謝したいと思います。

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2017年9月24日 (日)

カトリック加茂教会50周年@新潟県加茂市

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新潟県加茂市にあるカトリック加茂教会が創立50周年を迎え、昨日9月23日の土曜日に感謝ミサと祝賀会が行われました。

加茂教会は、当時神言会員が担当していた近隣の三条教会を母体として始まりました。当初は三条教会の信徒として洗礼を受けていたようですが、1966年にまず加茂白百合幼稚園が創立され、その翌年に洗礼台帳に初めて加茂の地名が記され、さらにその翌年に聖堂が完成ということで、今年が創立の50周年です。

加茂教会は小さな教会共同体で、地域では幼稚園の存在の方が有名なのかもしれません。海外出身の信徒の方もおられ、司牧訪問をすると喜びに満ちあふれた家庭的な教会共同体を肌で感じることができます。

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今日のミサは、三条教会と主任を兼任する石黒師をはじめ、これまで加茂教会を担当したことのある川崎師、佐藤勤師、坂本師、そして近隣の新発田地区内で働く、伊藤師やナジ師も参加され、石黒師が説教をされました。

ミサ後には会場を、信越線の駅を挟んで街の反対側にある、酒蔵を改装してパーティーなどができる様にしたお店に移して、食事を共にしながらの祝賀会となりました。ここは由緒ある料亭が、敷地前にある酒蔵を改装したもので、結婚披露宴などにも使われているそうで、新郎新婦が街を練り歩く人力車が入り口に飾ってありました(上の写真)近隣の教会の信徒代表も参加され、50名近い方が祝いの時をともにされました。

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祝賀会では、幼稚園の先生方全員による歌の披露もあり、楽しいひとときを皆で共有しました。(写真上は挨拶する石黒神父。下は幼稚園の先生方と)

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挨拶でも申し上げたことです。わたしたちの信仰生活は、わたしたち一人一人が魅力を感じたからこそ従おうと決意した、そのイエスの生き方に倣おうとするものでありたいと思います。つまりわたしたち一人一人は、イエスに倣う者として、いつくしみと喜びと希望に満ちた生き方をする魅力ある人物になりたい。そんな魅力ある人たちが集まっているのが、教会共同体です。ですから教会共同体は、地域において魅力ある存在でありたいと思います。そしてそれこそが福音宣教につながります。わたしたちの福音宣教は、信徒獲得のための手練手管ではなく、イエスの生き方に忠実に生きることによって魅力をあふれさせ、わたしたちや共同体からあふれているその魅力を、周りの人たちに分かち合っていくことにあるのだと思います。人口減少や高齢化だといって消極的になり、店じまいを考えるのではなく、ちいさくとも魅力のある人であふれた、魅力ある共同体を育て、その魅力を分かち合っていきましょう。これからも。

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2017年9月23日 (土)

お知らせを二つ

お知らせを二つ

1:カリタスジャパンでは今般のメキシコでの大地震にあたり、カリタスメキシコが中心となって行う被災者への救援や復興支援活動を支援するために、募金を受け付けております。

詳細については、カリタスジャパンのお知らせを、こちらのリンクからご覧下さい

「現地ではカリタスメキシコが緊急救援活動を開始しており、まずは、地震により生活の糧を失った 人々のために、食料、飲み水、衛生用品などの提供、シェルターの確保などを行っています。

カリタスジャパンは、このカリタスメキシコの救援活動に協力し支援を行っていくため、募金を受付 けることと致しました。お寄せ頂いた募金は、カリタスメキシコへ支援金として送金させていただく 予定です」(カリタスジャパンのお知らせより)。

2:聖地巡礼、あと残りほんの数席ですが、まだ余裕があります。(10月1日現在、まだ数席あります

11月2日の夜に成田を出発し、11月11日の夜に成田へ戻る聖地巡礼。イヤホンガイドなどを使わずにガイドさんの生の声を中心にまとまって巡礼をするために、いつも小さなグループとしています。あと数名の余裕がまだ残っています。小さなグループですので、私とゆっくり話をする機会もありますし、今回は他に司祭も同行する予定となりました。

ご興味のある方、まもなく最終の確定をしなくてはなりませんので、是非この機会に、手配をしている旅行会社「パラダイス」さんにお問い合わせください。全国、どこからでもどうぞ。(「菊地司教と行く聖地巡礼」とお問い合わせください)

電話は045-580-0023

(営業時間は、月曜から金曜まで、9時半から18時まで)

FAXは045-580-0024

メールでのお問い合わせは、 mary@junrei.co.jp まで。担当は村上さんです。

もちろんわたしが同行し、毎日聖地の各所で、一緒にミサを捧げて祈ります。

 

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フィローニ枢機卿、南相馬、そして仙台へ

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訪日中の福音宣教省長官フィローニ枢機卿は、昨日9月22日、仙台教区を訪問され、東日本大震災の被災地である福島を訪れ祈りを捧げられました。その後、仙台教区のカテドラルである元寺小路教会で、被災地の復興を祈願しながらミサを共にされ、説教で福音宣教の必要性について信徒に親しく語りかけられました。

この日フィローニ枢機卿は、前日にミサを捧げた大阪から、昼前の全日空便で仙台へ移動。残念ながら全日空便の伊丹出発が一時間ほど遅れたため、その後の予定が厳しくなってしまいました。

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仙台空港から、教皇大使、平賀司教、通訳の和田神父、中央協事務局長の宮下神父などとともに小松神父の運転する車で一路福島県を目指しました。南相馬市の原町教会に到着し、聖堂で祈りを捧げたあと、カリタス南相馬のベースを視察。ベースで献身的に働かれるシスター畠中の説明を受けながら、今度は海岸沿いを南下。福島第一原発から20キロ圏内に入り、帰還困難区域では、道の両サイドがバリケードで封鎖され、建ち並ぶ家にだれも住んでいない様子や、未だに続く除染作業、そしてそこかしこに積み重ねてある除染廃棄物のフレコンパックなどを実際に見ていただきました。最後に富岡町にある津波で押しつぶされ二人の警官が殉職されたパトカーのまえで当時の状況の説明を受け、その場で警察官と、そして東日本大震災の被害の中で命を落とされたすべての方のために、献花し祈りを捧げられました。

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フィローニ枢機卿は、震災から6年経過しても、まだ復興は終わっていない現実と、原発事故の影響が続いていることに、大きな衝撃を受けられたと話されました。そしてその衝撃を、その晩の説教の中でも繰り返し語られていました。ヨーロッパなどにいると、東日本大震災の被害はすでに収束し復興しているかの様なイメージを受けてしまうが、現実はまったく異なること、そして原子力発電の事故が、どれほど甚大な影響を及ぼすかについて、認識を深められたと語っておられました。枢機卿は、だからこそ、ラウダート・シに述べられている教皇フランシスコの教えに謙虚に耳を傾け、もうけや効率や経済性を優先させる社会ではなく、人間を中心とした価値観が支配する社会に変えていかなくてはならないと、視察からの帰り道の車内で強調されておられました。

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夕方6時半からの元寺小路教会のミサは、平賀司教が司式され、枢機卿と教皇大使に加え、幸田司教とわたしが加わり、仙台教区で働く多くの司祭も参加され、集まった多くの信徒修道者の方々と、東日本大震災の被災者のため、そして復興のために祈りを捧げました。

枢機卿は本日は東京の神学院を訪問され、神学生とミサを共にされました。明日は夕方から、日本の司教団と東京のカテドラル関口教会で、17時から主日のミサが捧げられます。もちろんわたしも共同司式で参加いたします。

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2017年9月19日 (火)

フィローニ枢機卿来日

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すでにお知らせいたしましたが、福音宣教省の長官であるフィローニ枢機卿が、9月17日に来日され、その晩18時から、東京の教皇庁大使館において、司教団との最初の集いが行われました。(その模様の写真は、こちらのリンクの中央協のサイトで

当日は台風の接近もあり、九州方面や四国の司教様は参加ができませんでしたが、全国から9名の司教が集まり、大使館の聖堂で聖霊の続唱を歌って、集いを開始しました。

聖歌と祈りの後、フィローニ枢機卿の挨拶と、教皇様からの親書の朗読となりました。親書はイタリア語で書かれていますが、すでに日本語訳ができあがっており、中央協議会のホームページで公開されています。こちらのリンクで読むことができます。日本の司教団に向けた親書ですが、是非日本の教会のすべての方に読んでいただきたいと思います。

この親書の中で教皇フランシスコは、日本の殉教者の歴史に触れ、その殉教者の霊性と信仰をあらためて取り戻しながら、社会の様々な困難に直面し、逃げることなく、「地の塩、世の光」として福音宣教に取り組むようにと励ましを与えておられます。

現在の日本の教会の福音宣教への取り組みに関して、次の様に感謝の言葉も下さいました。

「さまざまな国々から来ている信者たちが日本へ融和するよう促進し、とくに弱い人々の世話にまい進する皆さんに心から感謝しています。文化の発展や諸宗教対話、また自然環境保全などに対する皆さんの働きにも感謝いたします」

教皇様の推進されている、だれ一人として排除されない世界の実現のためへの、日本の教会での様々な取り組みを評価され、また長年の伝統である諸宗教対話の重要性と、そして東日本大震災後の環境全般に関する教会の立場への評価であると感じています。

その上で教皇様は、日本の教会が直面する召命の現象や後継者不足といった挑戦を指摘しながら、次の様に励ましを与えられます。

「神のみ国は、イエスの言われる通り、はじめはほんの少量のパン種のような貧しさをもって現れます。まさしくこのシンボルは日本における教会の現状をよく表しています。イエスはこの小さな日本の教会に、大きな霊的、倫理的使命を託したのです。もちろんわたしは、日本の教会に聖職者や修道者、修道女が少ないこと、また一般信徒の限られた参加に由来する、少なからぬ困難のあることを十分承知しております。しかし、働き手の少なさは福音宣教の使命を弱めるわけではありません。かえってますます宣教熱を高揚し、働き手を絶えず求める好機とさえなるのです」

そして教皇様は、社会の次の様な現実に対して、事なかれ主義やあきらめに逃避することがないようにと指摘されます。

「わたしは日本における離婚や自殺率の高さ、若者たちの間における自殺の多さ、また社会生活から完全に孤立して生活することを選び取る人々の存在(「引きこもり」のこと)、宗教や霊性の形骸化、倫理的相対主義、宗教に対する無関心、仕事や儲けに関する過度の執着などのことを考えています。同様に、これも本当のことですが、経済的に発展した社会は、皆さんの中にも見られるように、新たに貧しい人や疎外者、落ちこぼれる人を生み出します。何もわたしは物質的に貧しい人々だけでを指摘しているのではなく、霊的に、また倫理的に貧しい人々のことも考えているのです」

なお教皇様の親書の最後には、「聖座が承認している教会のいくつかの運動体について」、そのカリスマの理解を深め、福音宣教のわざに積極的に参与させるようにとの呼びかけが記されています。

教皇様が「いくつかの運動体」といわれるのが具体的にどういう団体を指しているのかは定かではありませんが、この数年間の福音宣教省長官と日本の司教団の意見交換を前提として考えれば、これが新求道共同体の道を含めていることは明らかです。

あらためて新潟教区の公式な立場を披瀝することはしませんが、運動体をどのようなかたちでそれぞれの教区の福音宣教に生かしていくのかを判断するのは、その教区の司教の務めであり、それはその教区の司祭・修道者・信徒との交わりの中で行われるものです。教皇様のご指摘にあるとおり、さまざまなカリスマを持った運動体は、普遍教会全体にとって欠くべからざる大切な賜物ですが、それを各地域の教会共同体で、まったく同じように生かすことは不可能です。今後も、地域の実情と、教区内の小教区共同体の実情を考慮しながら、教区共同体との交わりの中で、司牧的な判断を積み重ねていきたいと思います。(新潟教区の公式な立場は、2011年2月1日の日記にあります)

なお枢機卿様は、昨日は福岡で神学生と出会い、今日は長崎、明日は広島、その後大阪に行かれ、金曜日には仙台に向かわれます。金曜日は平賀司教様や幸田司教様と一緒に私も同行して、南相馬あたりまでいくことができればと思います。金曜日は午後6時半から、仙台のカテドラルで枢機卿様を迎えてのミサが予定されており、私も共同司式させていただきます。その後土曜日には東京で神学生と出会い、日曜日の夕方には日本の司教団と一緒に関口のカテドラルでミサ。翌25日の月曜には、丸一日、日本の司教団と、教皇様の親書に基づいて、福音宣教の課題についての話し合いが行われる予定です。

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2017年9月16日 (土)

秋田の聖母の日@聖体奉仕会(9/19に写真を追加)

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第4回目となる秋田の聖母の日が、9月14日と15日、秋田市内の聖体奉仕会で開催されました。今年は両日とも、500人を超える方々が参加してくださり、天気にも恵まれて、マリア様とともに祈りの時間を過ごすことができました。

今年は1917年にポルトガルのファティマで、三人の牧童に聖母が後出現になってから100年という記念の年です。今回の秋田の聖母の日には、この100年を記念して制作されたファティマの聖母像のレプリカが、教皇庁大使館の協力によりやってくることになりました。教皇庁大使館を代表して、オビエジンスキー代理大使が参列くださいました。

木製のマリア像は、今回の記念にファティマで公式に制作された数体のレプリカの一つで、ポーランドの篤志家が寄付をしたことによって、日本にやってきました。このあとこのマリア像は名古屋などを巡回し(すでに出発)、広島教区のカテドラル幟町教会に安置される予定になっています。

今回はこのファティマの御像と、秋田の聖母像の両者を中心に祈りの時が進められました。

14日は午後2時半からロザリオの祈りと十字架の道行き。参加者が多く、一度に全員が聖堂に入りきれないため、グループを分けて、聖堂内のロザリオとお庭の十字架の道行きを同時に初めて、交互にグループ入れ替えとなりました。

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その後午後3時半過ぎから、わたしの講話。今年は、司教団メッセージ「いのちへのまなざし」について、一時間ほどお話しさせていただきました。今の日本において、そして世界において、神からのたまものである命を守り、その尊厳を多くの人に伝え、さらにその使命である相互の助け合いという生き方を証ししなければ、教会の現代社会における存在意義はありません。聖ヨハネパウロ2世の「いのちの福音」も引用させていただきましたが、いのちの尊厳について語ることは、私たちの信仰の基本、一丁目一番地です。いのちの尊厳を脅かすありとあらゆる人間の業に反対の声を上げるだけではなく、同時にそういう状況の中に追いやられ苦しんでいる人々に寄り添い、さらにはそういった状況を生み出す人間の生き方の姿勢や社会の構造的罪を問い続けていかなくてはならないと思います。

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講話の後、16時半頃から十字架称賛の祝日のミサ。わたしが司式し、説教はオビエジンスキー代理大使でした。(イタリア語の説教で、日本語訳がありました)説教ではファティマの出来事についてその歴史と現代的意味が説明されました。

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翌15日は午前9時からファティマの聖母の崇敬式に続いて聖体降福式。その後、全員で庭に出て、歩きながら二列になってロザリオの祈り。子羊の苑の真ん中にはファティマの聖母像が安置され、それを囲んでロザリオを唱えました。祈りの後には、御像を中心にして記念撮影をする人が大勢おられました。

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最後に10時半からのミサ。この日は地元のテレビ局も取材に来ており、夕方のニュースで映像が流れました。悲しみの聖母の記念日のミサはわたしが司式し、秋田地区長のクジュール師(神言会)が日本語と英語で説教をされました。クジュール師は、聖母の七つの悲しみについて、わかりやすく解説してくださいました。

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なおこの日のミサには、ちょうどこの日88歳の誕生日を迎えられたオズワルド・ミュラー神父様も、車いすで元気な姿を見せてくださいました。神言会会員のベテランのドイツ人宣教師です。現在は秋田で引退されておられます。

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多くの方の参加に感謝します。来年もまた、9月14日(金)と15日(土)に、聖母とともに祈るこの催しが続けられます。どうぞご参加ください。

(9月19日追記:広島でのファティマの聖母像安置のミサは、10月25日水曜日の午後6時から幟町教会で、世界平和祈願ミサとして、私も含め多くの司教が参加して行われます。)

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