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2006年8月 7日 (月)

平和旬間です

日本のカトリック教会は、広島に原爆が落とされた8月6日から終戦の15日までを、平和旬間としています。これは25年前に日本を訪れた教皇ヨハネパウロ二世が、広島の地から世界に平和を呼びかけたことに触発され、翌1982年から毎年行われている特別な祈祷旬間です。この時期に当たって、他ならぬ聖地において平和を揺るがし、政治の世界のみならず経済にも大きな影響を及ぼし、あまつさえ幼い子供達を含む多くの市民の人名を奪う事態が進行していることは、私たちに、これまで以上の真摯な祈りを求めている「時」であると思います。まさしく大量破壊兵器で、一瞬のうちに何万、何十万もの人命が奪われた体験を、その歴史に二度も刻まれた私たちの国は、人類社会全体に対してその悲劇から得た平和を希求する真摯な願いを、訴えていく責務があります。

Img_0220_1 新潟教区においても全国の平和旬間の一環として、昨日、新潟教会において、広島大学名誉教授(刑法学)で法学部長も務められた金沢文雄先生をお招きして、憲法と平和についての講演を頂きました。金沢先生はもともと十日町のご出身で、大学を退かれてから、新潟にお住まいになっておられます。専門家として、また信徒として、これまでの体験と研究から、様々なお話を聞かせていただきました。講演の後には新潟教会において、私が司式して、平和祈願ミサを捧げました。暑い午後でしたが、大勢の方々にお集まりいただき、感謝いたします。

平和旬間は15日まで続きます。全国的にも戦争をふり返るような報道やドラマ、行事が行われる季節です。そして聖地のでの緊迫した状況は未だに解決を見いだすことが出来ずにいます。この時期に、人類が神の御前にへりくだり、様々な身勝手な言い分を捨て去って、謙虚に頭を垂れ、神が良しとされて創造されたいのちを大切にして、共に生きるという「理想」に、少しでも近づくことが出来るように、真摯な祈りを捧げたいと思います。

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