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2006年10月12日 (木)

中越地震義援金

Img_0502b 新潟県の中越地震に際して、カトリック教会の募金援助団体であるカリタスジャパンは、全国に広く募金を呼びかけました。幸い多くの方が呼びかけに応えてくださり、募金総額は2億円に届くのではないかというほどの額となりました。(公式にはカリタスジャパンが報告することになります)カリタスジャパンはボランティア組織などを持っていませんから、いわゆる一般のNGOのような具体的な活動は出来ませんが、資金的側面から援助活動を支えることを得意としています。中越地震では新潟県庁と教区のカリタス担当司祭(町田師)が当初から緊密に連絡を取り合い、まず避難所の段階で乳児用ミルクなどを寄贈したり、被災者の方々が仮設住宅に入った段階では掃除用具や風呂の介助用品、そしてストーブなど、行政が予算的に対応できない物品購入への支援として、寄贈しました。そして第一段階として昨年4月までに、1億円を被災者義援金として新潟県へ贈呈しました。その時点で、募金にはまだ残額があったのですが、それについては仮設住宅からの使用期限といわれていた2年目をめどに、新たな支援を考えることにして残しておきました。そして、新潟教区のカリタス担当司祭に、ふさわしい使い道について検討をお願いしてありました。

担当司祭は県庁と相談の上、長岡、小千谷、川口、十日町の各自治体の災害復興担当者と直接相談を続けました。その結果、最終的に、仮設住宅を出て復興住宅や再建された自宅へ戻る被災者の方々、また延長が許された仮設住宅に残り、三度冬を越される方々の生活支援のために、義援金としてそれぞれの自治体へ募金を贈呈することが提案され、先日のカリタスジャパン援助部会で承認されました。

昨日、担当司祭の町田師、援助部会委員の矢吹助祭、そしてカリタスジャパン担当司教である私の三名で、長岡、小千谷、川口、十日町のそれぞれの役所を訪問し、義援金の目録を贈呈し、復興状況についてのお話を伺ってきました。金額としてはそれぞれの自治体の今後の計画などを伺った上で、被災状況も勘案して、長岡市に2800万円、小千谷市に1500万円、川口町に1000万円、十日町には500万円の、総額5800万円となり、これでカリタスジャパンが新潟中越地震のために受け付けた募金はすべて使い切ることになりました。これまでの経緯は、私のホームページにも掲載してありますので、ご覧下さい。募金要請に応え献金してくださった多くの方々に、心から感謝申し上げると共に、今だ仮設住宅に残らざるを得ない人たち、故郷に戻ることをあきらめた人たち、生活の再建に取り組んでいる人たち、そして何よりも、心の奥底に苦しみを背負ったり、トラウマに苦しんだりしている被災者の方々のことを忘れずに、祈りで支えることをお願い申し上げます。(写真は、長岡市の大野勉復興管理監(旧越路町長)と)

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