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2006年11月13日 (月)

日本でならあり得ない、はもうあり得ない?

Ghana022 なにやら寒い一日でした。今日はこの寒い中、風邪をひいてしまった参加者もちらほらでしたが、毎月恒例の月曜会のミサを新潟教会で11時から捧げました。そういえば昨日、日曜も酷い天候でした。昨日は新潟市長選挙が行われたのですが、投票所の目と鼻の先の小学校へ行くのに、カサが吹き飛ばされそうになるほどの暴風とみぞれ交じりの雨で、さぞかし投票率は低いことだろうと心配しておりましたが、それでもほぼ40%近くを確保して、しかも前回より多少高かったとか。皆さんあの天気の中、よくぞ投票へ出かけられました。(写真は、本文と全く関係ないですが、土曜日に子供たちに見せた写真に中から一枚。ガーナで私が担当していた巡回教会で、ミサを待つ子供たち。目の前の机が、今日の祭壇となります。屋根がしっかりとしてないので、雨期などは、午後に降り出す雨の前にミサを終えねばなりませんが、だいたいミサは2時間以上かかるのが普通でした)

先日見ていたテレビでのニュースで、道路の側溝の蓋が大量に盗まれたという話をしていました。それからうろ覚えですが、電線などの銅線が大量に盗まれたという話もありました。リサイクルショップに持ち込んで売りさばくという話でした。そして数日前には現職警察官による郵便局強盗の話までありました。なにやらこういった話は、10年以上前に生活していたアフリカでしばしば耳にしたニュースと同類ではありませんか。都市部である日突然に電話が通じなくなり、調べてみると電話線がごっそりと盗まれていたとか、停電になったので調べると高圧鉄塔の部品が見事に外されて盗まれ、鉄塔が倒壊していたとか。こういったニュースを聞くたびに、「ああ、アフリカは大変なところだ。日本ならこんな事はないのに」と思っていたものでした。またある日、アフリカの山の中で自分で車を運転していると、道ばたで警察官に止められて、「免許証は?」に始まって、ありとあらゆるものを次々に見せるように要求してきました。これが完璧に応答していたら、最後に「じゃあ、窓を拭く布はあるのか?」ときた。そして、その日に限って窓を拭く布はなかったのであります。さあ、そうなるともう大変でした。法律も何も、山の中の道ではその警察官が法律です。そんなとき「日本ならこんな事はあり得ないのに」と思ったものでした。でもなにやら、そんな、「日本ならあり得ない」はもう通用しないのではないのかと思えるような事件が、起こるようになりました。問題の根幹は治安の良し悪しではないのだろうと思います。確かに警戒を強めてたがを締め付けていけば、ある程度発生は防ぐことが出来るのでしょうが、そこにはやはり解決はないように感じます。教育問題などと同じです。根幹にある、私たちの国の根本的な倫理観や価値観の荒廃であって、それはシステムをちょっと手直ししたくらいでは回復できるものではなく、また外から強制的に更正できる者でもありません。一人ひとりの心を支配している何ものかの問題であります。ああ、ここにも、根本からひっくり返すために、今の日本にはイエスの福音が必要だと思います。

明日から木曜の夕方まで、二泊三日で、日韓司教交流会に参加するため、韓国は大邱に出かけて参ります。

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