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2007年2月13日 (火)

アジア宣教大会振り返りの会

11日の日曜日の午後から昨日12日のお昼頃まで、潮見の日本カトリック会館で、アジア宣教大会の振り返りの会が開催されました。これは昨年10月にタイのチェンマイで、アジア司教協議会連盟(FABC)とバチカンの福音宣教省が共催したアジア宣教大会でに、日本の教会から参加した代表が集まって、その体験を分かち合い、さらに日本の教会のこれからに提言をしようという意図で行われました。振り返りの会には野村、郡山そして私の3司教をはじめ15名が集まってくださいました。

初日は主に、チェンマイでの体験をそれぞれが分かち合いました。大会における分かち合いの時間で、アジアの様々な国の信徒の方々の話を耳にする機会がありましたが、そこで出会った生き生きとした信徒の姿に、深い感銘を受けたという声が多く聞かれました。特にアジアの多くの国ではキリスト教は少数派であるにもかかわらず、困難な状況の中で自ら共同体を作り上げ信仰を守っている信徒の姿には、私自身も深い感銘を受けました。また福音宣教と言うことを、そしてなかでも自らの信仰それ自体を、真摯に探求する姿は、私自身にも欠けているものを教えられた気がしました。今回の振り返りの会の参加者には、私たち日本の教会では、信仰をあまりにも軽く考えすぎているのではないか、もっと真剣に信仰に取り組まなくてはならないではないか、社会全体の宗教への無関心が教会にも影響を与えているのではないかという声が聞かれました。目に見える形式の側面でのこだわりではなくて、大切なのは信仰を深めることであり、信仰へのこだわりがなければ、すべてはむなしくなってしまいます。

二日目の分かち合いでは、来週開催される司教総会への報告書にも盛り込むべき、日本の教会への提言がいくつもありました。20年ほど前に開かれた全国福音宣教推進大会の精神に立ち返り、教会全体で宣教への取り組みを新たにするべきではないか。司祭だけに任せた教会運営ではなく、信徒にしかできないことは信徒が広く担って教会共同体を作るべきではないか、など、、いろいろな意見が表明され、予定された時間を遙かに超えて話し合いは続きました。最後に私の司式で、感謝のミサを捧げ、振り返りの会を終了しました。参加してくださった方々の声を、これから報告書にまとめ、来週の司教総会で発表しなくてはなりません。それにしても分かち合い時間がこれだけ充実するほど、皆さんが、宣教大会のテーマ「イエスの物語を語る」を体得されているとは。良い意味での驚きでした。

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