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2007年2月21日 (水)

灰の水曜日

本日は灰の水曜日、四旬節の始まりです。新潟教会では朝のミサと午前中のミサで灰の式が行われるでしょうし、各小教区でも本日、または次の日曜日に灰の式が行われる予定であると思います。

日々のミサの中でもはじめに、生活を振り返りながら自らの心を神に向けなおす「回心の儀」がありますが、灰の式はその最たるものともいえるでしょう。人間の存在が神の前にいかに小さなものであるのか、神の前にへりくだる心を持つために、灰を頭や額に受け、自分はその「ちりにすぎない」事を再認識します。司祭はこのとき、伝統的な「あなたはちりであり、ちりにかえるのです」と唱えるか、または「回心して福音を信じなさい」ととなえることになっています。どちらにもそれぞれ深い意味があり、私は両方が一度に唱えられればよいのになどと思うのですが、神の前に謙遜に生きる姿勢を改めて確認しながら、この四旬節に福音に真正面から向き合って生活の規範とする決意を新たにしたいと思います。

教皇様は四旬節にあたりメッセージを出しておられます。教皇様は「彼らは自分の突き刺したものを見る」を今年のテーマに選ばれ、十字架の上でイエスが示された愛について、教えられています。十字架上の主イエスに私たちのまなざしを向け、その身を持って示された愛に、私たち自身もならい生きるようにと呼びかけられます。全文は中央協議会のホームページに掲載されていますので、一度ご覧ください。

四旬節には伝統的に、祈りと節制と愛の業の三点セットが奨められています。また灰の水曜日と聖金曜日は大斎と小斎の日と定められています。もちろん目に見える形としての断食にも意味がありますが、それ以上にどのような心持ちでそうするかが大切なのは言うまでもありません。大斎は満60になるまでの成人が、一日に一回だけの充分な食事ともう一度わずかな食事をとること、小斎は満14歳以上が基本的には肉類を控えることですが、そのほか様々な信心業にかえることもできます。もちろん病気であったり妊娠などの理由がある場合には免除されます。また四旬節中には、愛の業の一つとして、カリタスジャパンを通じた愛の献金も行われていますから、どうぞご協力ください。毎年この献金によって、世界の様々な国の兄弟姉妹に、日本の教会から協力の手をさしのべることができているのです。

私はこの四旬節にあたり、信仰生活にメリハリをつけるためにも、それぞれ一人ひとりの信仰生活において普段あまりできていないことを、一つでかまいませんから、実行してみることを呼びかけたいと思います。ほんの簡単なことでかまいません。食事の祈りでも、朝晩の祈りでも、単に十字架のしるしをすることでも、ミサに出ることでも、ロザリオをひとつ祈ってみることでも、平日のミサに一回くらいは与ってみることでも、何でもかまいません。四旬節のはじめにあたり、日々の信仰生活を振り返り、欠けている多くのことに気がつかれることでしょうから、その中のたった一つでかまいません。普段できていないことを、一つ、実践してみることを心がけませんか。四旬節は私たち一人ひとりが信仰の原点を見つめ直すときです。自分は一体何を信じ、誰を信じているのか、振り返ってみましょう。

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