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2007年2月 8日 (木)

世界病者の日

次の日曜日、2月11日は「世界病者の日」と定められています。この日はルルドの聖母の祝日でもあります。教皇様はこの日のためにメッセージを発表されています。(全文は中央協HPまたはカトリック新聞で)

今年のメッセージの中で教皇様は、「教会はあらためて苦しむ人に目を向け、人々が不治の病を患う人に関心をもつように呼びかけます。不治の病を患う人の多くは、終末期の病気によって死を間近にしているからです。こうした病気の人はあらゆる大陸にいますが、とくに貧困と欠乏が大きな苦痛と悲しみを生み出している地域に見られます」と記され、終末期のケアに特に言及されています。その上で、次のように呼びかけます。

「教会は、不治の病の人と終末期にある病人を支えたいと望みます。そのため教会は、公正な社会政策を要求します。公正な社会政策は、多くの病気の原因を取り除くために貢献できるからです。また教会は、死を間近にした人や医学的治療の方法がない人のための看護が改善されることを促します。人間が人間らしいしかたで、不治の病や死をも受け入れることができるような条件を作り出す政策を推進することが必要です。ここで、緩和ケアセンターをもっと増やす必要があることをあらためて強調しなければなりません」

私も先日、1月の末に盛岡で、岩手県の病院で働く医療関係者の方々が集まった「緩和ケア・セミナー」において、宗教者の立場から「精神的ケア」について話をさせていただきました。公立の病院という場では、どうしても宗教的な側面を欠くことが多く、私を招いてくださった精神科のドクターも、日頃のご苦労を切々と語ってくださいました。教皇様がメッセージの中で言及されているように、苦しみの中にある人への霊的な同伴が自然な形で実現できればと思いました。

なお教皇様は病者の日に当たり、免償を与えることを宣言されました。「通常の条件(ゆるしの秘跡、聖体拝領、教皇の意向のための祈り)のもとで、あらゆる罪から離れようとする心を持ち、来たる2月11日に、ソウル、または教会の権限によって定められたあらゆる場所において『第15回世界病者の日』のために神に祈ることを目的とした一つの儀式に敬虔に参加する信者に全免償が与えられる」とされています。詳細は今朝、小教区宛てにファクスを送付してありますが、新潟教区においては、各小教区の主日のミサで世界病者の日のために祈ることで、通常の条件を満たしながら全免償を受けられることにいたします。

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