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2007年3月 2日 (金)

秋田・聖霊高校卒業式

新潟教区にはいわゆるミッションスクールの高校が二つしかありません。一つは新潟の清心高校、もう一つは秋田の聖霊高校です。聖霊は聖霊短期大学附属高校が正式名称ですが、どちらの学校も女子校で、新潟教区にとっては、このレベルでの普通の(?)若者たちに関わる場として、とても重要な存在です。

3月1日は両方の高校の卒業式。どちらにも出席することは、ヘリコプターでも持ってない限り不可能なので、隔年でそれぞれ順番に出席させて頂いています。今年はそういうわけで秋田の聖霊高校の卒業式へ。一昨年の秋田の卒業式の時は、秋田市内には雪があり、とても寒くて仕方がなかったのを覚えています。ところが今年は雪は全くないどころか、とても良い陽気で、散歩したくなるような暖かさでした。尾籠な話で恐縮ですが、寒いと必ずやトイレが近くなるものですから、一昨年は確か舞台の上で平静を保つのに苦労したのを覚えています。今年は余裕でした。

今年は今頃になってインフルエンザが蔓延し始めたと言うことで、卒業生の中にもマスク姿の人や額に冷えピタを貼り付けたままの人や、欠席者も目につく式でした。いつものように校長先生のお話は社会に旅立つ女子高生にはまだまだ難しいのではと思うほど、現時点での社会情勢を的確に捉え、目を開くようにと呼びかけるすばらしいお話でした。

Akita01 秋田教会の前にある千秋公園にはすてきな池があるのですが、秋田駅を挟んで突き抜ける中央道路のトンネル工事のため長らく池は工事用の足場で覆われていました。今回はその足場も撤去され、池は以前のような美しさを取り戻していました。おかげで、秋田駅から広小路通りを進んでくると、真正面に教会が見える。左手にある背の高いのが秋田で一番高いマンション。右手にあるのは新築中の秋田警察署。教会の裏に当たります。教会は見えにくいですが、真ん中にある白い建物の前にある三角形です。ちょっと逆光でわかりませんね。秋田駅から歩いて10分程度でしょうか。

秋田の聖霊高校は聖霊会が来日した1908年直後に、早速にも始めた学校が母体となっているので、まもなく創立100年を迎えるのだそうです。聖霊高校に限らず、歴史ある多くの私立学校が、明治以来の私たちの国の教育の重要な部分を支えてきたのは事実です。特に草創期には、公教育の手の届かない範囲をカバーしてきたのは私立学校であり、基本的には戦後においてもそのスタンスは変わっていないと思います。それはキリスト教系に限らず仏教を始め様々な宗教系の私立であったり、そのほか教育に志されて様々な方によって創立された多くの学校があります。公立学校を公教育の現場において補完することももちろん大事な側面ですし、それぞれの学校には公立学校が出し得ない独特の教育目標も存在します。その側面からも、日本の教育界において私立学校が果たしてきた役割には大きなものがあると思います。中でも聖霊のように私立学校が女子の教育で果たした役割には大きなものがあったし、これからもあるのだと確信します。少子化もあり経営は厳しい現実に直面しているのですが、これからも建学の精神に則り、教育に取り組んで頂きたいと思います。

今夜は6時半から、山形市にある老人施設「みこころの園」で、職員研修のお話をさせて頂きました。100人以上の職員の方が集まってくださいました。オタワ愛徳会のシスターが施設長を務めておられます。秋田から山形へ移動するのが、なかなか困難で、一番早い方法と言うことで、「こまち」にのって秋田から仙台へ出て、そこから快速に乗って山形へ移動しました。自教区内の移動に、隣の教区を通過した方が早いというのも妙なことでありました。

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