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2007年4月28日 (土)

世界召命祈願の日

Tulip07 復活節第四の主日にあたる明日は、世界召命祈願の日でもあります。今年の世界召命祈願の日にあたり、教皇様は「交わりとしての教会に仕えるための召命」というテーマを定められ、メッセージを発表されています。

教皇様は救いの歴史をふり返りながら、神が常に共に働く人を自ら招いてこられたこと、またイエスご自身も自らの使命に与らせるために使徒を選ばれ行動を共にされたことを指摘し、「教会の使命は、親しく忠実な神との交わりを基盤としています」と述べられます。その上で、教会が一つに集められた神の民として交わりのうちに一致することが召命の源泉となると、次のように指摘します。

「召命を促進するために重要なのは、司牧活動が交わりとしての教会の神秘を大事にすることです。なぜなら、調和を保ち、責任を分かち合い、誠実な教会共同体に生きる人は、必ず主の招きをたやすく識別できるようになるからです。それゆえ召命を育てるには、神の声を聞くための絶え間ない「教育」が必要です。」(メッセージの全文は中央協議会ホームページを参照)

さらに教皇様は、教会の共同体生活を、様々な側面から充実させることの重要性を説いて、次のように指摘します。

「あらゆるキリスト教共同体の中心は、教会生活の源泉と頂点である聖体です。福音に奉仕しようとする者は皆、聖体を生きることによって、神と隣人への愛を深め、交わりとしての教会の建設に貢献します。わたしたちは「聖体に生かされた愛」が全教会の召命活動の動機と基盤となるということができます。なぜなら、回勅『神は愛』で述べたように、みことばと秘跡と、とくに聖体の内にキリストを見いだすことのできる人がいるところには必ず、神の民の中で司祭職や他の役務と奉仕の召命が増えるからです。」

みことばと秘跡、特に聖体を大切にする共同体からは、召命があふれ出ると教皇様は言われます。なかなか厳しい指摘ではありませんか。勿論ご存じのように、そして教皇様もここで「他の役務と奉仕の召命」と加えられているように、召命は単に司祭・修道者の志願者が増えることだけを意味しているものでもありません。全てのキリスト者が、それぞれに与えられたカリスマに応じて、多様性に充ちた奉仕職へと召されているのであり、まさしくありとあらゆる奉仕職が存在して初めて補完性のうちに、ひとつのキリストの体が成り立つのです。ですから、聖書のみことばを大切にし、秘跡を大切にする共同体には、様々な役割を喜んで担う人が増えると言うことでもあります。

しかしながら同時に、司祭・修道者の召命が、少しでも増えることは、将来の教会共同体のためにも不可欠です。世界召命祈願の日に当たり、教区の共同体から、司祭・修道者への召命を受ける人が一人でも多く誕生するように、どうかいつも以上のお祈りをお願いいたします。(写真は、チューリップに美しく彩られた昨日の萬代橋と新潟中心部。)

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