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2007年4月 6日 (金)

聖木曜日07年

Hth0701 昨日は主イエスが最後の晩餐において聖体の秘跡を制定されたことを思い起こしながら、聖木曜日の主の晩餐のミサが捧げられました。教会は古来の伝統に従って、聖木曜日には会衆の参加しないミサを捧げることを禁じております。年度初めの平日の夜ということもあり、どうしても信徒の方の参加は少なめになってしまいますが、ミサの原点ともいうべき出来事の記念のミサですし、古来からの伝統によってこの日のミサの奉献は貧しい人を助けるために行われるとされている、大切なミサであると思います。古くから伝わる「ウビ・カリタス・エト・アモール(愛といつくしみのあるところ)」が歌われるのも、この奉献の時であります。「四旬節・愛の献金」の原点は、この日のミサで具体的な「もの」が、貧しい人たちのために奉献されたというところにあります。またミサの間に、最後の晩餐における主イエスの模範に倣って、洗足式も象徴的に執り行われます。諸事情で参加できない方々のためにも、祈らせていただきました。

Hth0703 この日のミサは終わることがありません。通常のような最後の祝福も言葉もありません。交わりの儀の終わりとなる拝領祈願のあとに、御聖体を小聖堂へ移す行列と、聖体礼拝が行われ、典礼は復活徹夜祭で締めくくられるまで継続するのです。ですから聖金曜日の典礼には、はじめの言葉もなく終わりの言葉もありません。復活徹夜祭も火の祝福から唐突に始まります。聖なる三日間は連続しているのです。

この日ミサのあとで聖堂の装飾は一切片付けられ、祭壇布も取り除かれます。御聖体が安置されるところだけは、ふさわしく飾りがなされています。聖金曜日は受難の聖式があり聖体拝領も行われますが、聖土曜日は典礼暦の中でこの日だけミサが行われず、聖体拝領も行われない日となります(緊急の場合を除く)。なお典礼の暦は日没と共に翌日となりますから、復活徹夜祭は聖土曜日に行われるのではなく、日曜日の典礼です。

Hth0702 新潟教会でも昨晩7時から、主の晩餐のミサを捧げました。伝統に従い12人の男性に前に出ていただき、洗足式も行いました。男性が12人も前に出てしまうと、会衆席には多少の寂しさが漂ってしまいましたが、それでも60人以上の方が参加してくださいました。

拝領祈願後に御聖体を小聖堂へ運び、8時半から9時半までは信徒の方々が、そして9時半から10時半までは修道者(シスター)と司祭が、それぞれ聖体礼拝を行いました。ちなみに伝統に従い新潟教会では毎年御聖体を小聖堂へ運ぶ際には最後にラテン語でタントゥム・エルゴを歌います。ご存じの方はご存じの通り、よく使われるメロディは結構素早く展開するために、ラテン語の言葉が途中でついて行かなくなる歌であります。神学生時代にはタントゥム・エルゴの前半部分であるパンジェ・リングワも歌いましたが、こちらに至っては日頃よく練習をしているはずの神学生でも、途中で言葉が追いつかなくなってしどろもどろになる。ポピュラーな割には難しい歌であります。そして昨晩もやはり、途中で崩れそうになりながらも、新潟教会の聖歌隊は何とか持ちこたえ、歌いきったのでした。

新潟教会では今夜、聖金曜日の聖式が、午後7時から行われます。受難の朗読、盛式共同祈願、十字架の礼拝など、普段のミサとはまったく違う典礼が行われますので、どうぞご参加下さい。なお今夜の司式は、主任司祭の大瀧神父です。(なお聖週間の典礼の全体的写真は、新潟教区のホームページをご覧下さい。司教の説教は順次、私のホームページの「司教のページ」にいつも通りに掲載していきます)

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