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2007年5月27日 (日)

横手で聖霊降臨

Yokote0705272 皆様、聖霊降臨の主日、おめでとうございます。今年の聖霊降臨は、秋田県の横手教会でした。神言会のマルティン・オマーン神父(インドネシア出身)が主任司祭を務めておられます。秋田県は、秋田教会と土崎教会以外は、かなり規模の小さな小教区共同体なのですが、横手もやはり同様に、信徒数の少ない小さな共同体です。以前訪れたときには、ミサに集まったのは20人程度だったでしょうか。教会に隣接して保育園がありますが、どちらかといえば地域では、教会よりも保育園の方が名が通っているのではないでしょうか。

そんなわけで、一体どれほどの人が集まるのかと不安に思いながらでかけたのですが、皆さん、本日の横手教会は、なんと聖堂に入りきれないほどの人が集まったのであります。ざっと数えただけでも70人です。聖堂には入りきれなくて、玄関にまで人が溢れている。すごい。

それというのも、マルティン神父が、横手でも英語ミサを始めたのですが、そこに集まってくる主にフィリピン人信徒に声をかけて、聖霊降臨の司教ミサに大集合となったのです。農家に花嫁さんとして入ったフィリピン人のお母さんたちが、今日は子どもたちを連れて、中には旦那さんも連れて来た人もいましたが、ミサに参加してくれました。ミサの朗読にも一部英語を交え、私の説教も英語と日本語の二本立てにしました。まさしく、聖霊降臨のあの日のできごとのように、異なる言葉で話す人たちが、異なる文化から集まった人たちが、異なる考え方や行動様式を持つ人たちが、まったく同じ目的、つまり同じ神を礼拝するために一つに集まると言うことには、深い意味があると感じました。

Yokote0705271_1 確かに文化が違えば考え方も違い、価値観も異なっていますから、簡単には一つになって仲良くとは行かないのが現実でしょう。考え方が違うので行き違いもあるでしょう。でも同じ地域に住んで、同じ信仰を持っているものなのですから、同じ神に向かって一緒に礼拝をすることは、大切なことであるし、そうできるように互いに努力を続けなくてはと思います。幸い、横手教会の共同体の方々もだんだんと理解を深めておられるようですし、またフィリピン人のグループにも、すでに地域で長年にわたって生活している両者をよく理解したリーダーもおられるので、これから徐々に両者で一つの共同体を作り上げていっていただきたいと思います。ただ単なる表面的な「同一性」を求める一致でなく、それぞれの特性を生かしながら、信仰において一致していただきたいと思います。

ミサ後に記念撮影をしたとき、両者の国民性の違いが露わになって、おもしろかったですよ。日本人はリーダーに声をかけられて一斉に行動するのは得意ですが、フィリピンの方々は、そういうまとまり方ではなく、それぞれが自分の好きなことをどんどんやってしまって、何となくまとまる。大騒ぎの記念撮影でした。

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