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2007年5月11日 (金)

東京で

東京カトリック大神学院は練馬にあります。西武新宿線に乗って、上石神井か隣の武蔵関の駅で降り徒歩5分。潮見からの移動となると、京葉線で東京まで出て、中央線で新宿へ(新津車両製作所製の新型に乗って)、さらに山手線で高田馬場へ。そこで西武新宿線に乗り換えです。東京では近頃、JRも私鉄も地下鉄も、一枚のカードで相互に乗ることができるようになりましたから、昨日もスイカ一枚でとても便利であります。

ところで、その西武の車内。適度に込んでいましたが、ドアの近くに立っている私のすぐ目の前に女子中学生が二人。この二人がすさまじくプライベートな話を、すぐ目の前にどこかの訳のわからない格好をした(つまりローマンカラー)おじさんが立っているのに、平気でするのですね。こちらが恥ずかしくなって、徐々に体を回転させて横を向きましたが、これまた大きな声のお二人で、まるで彼女たちは自分の周りにはバリアーが張り巡らされていると勘違いしているのか、はたまた興味がない人間は存在していないと見なすのかわかりませんが、強制的にお話を聞かされたのでありました。

それで、お二人の本日の話題は「コクル」事でありました。「コクッタ」カ「コクラレタカ」だそうです。ご存じのように異性に対して思いを「告白」することであります。言葉はさすがに生き物です。進化し続けているのです。今に若い人のお話は、だんだん理解不可能になるのかもしれません。そのうち若い信者さんが司祭に近づいてきて、「神父さん、コクッテいいですか」なんて言って、ゆるしの秘跡に来たりして。マ・サ・カ。

それで、お二人は盛んに男子生徒の名前を持ちだしては、「ムリムリムリ」を連発いたします。どうも「ムリ」は私たちが普通に使う「無理」とは違っているようであります。しかも三連発であります。アフリカの現地の言語の一部には、「トゥ・トゥー・トゥ」とか「ペ・ペー・ペ」とか、同じ音を三回続けて、強調していることを表現する用法が広く見られますが、それに日本語も近づいてきたのかもしれません。コンテキストから判断するに、「ムリ」は「範疇にはいっていない」とか「対象となっていない」とか言う意味のようであります。先日どこかで、大学の先生が大学生を相手に、日本語の辞書の解説の言葉を、さらに解説しなければならないほど、若い世代の話し言葉は書き言葉から乖離しているという話がありました。信仰を伝える言葉も、私たちはわかっていても、もしかしたら若い世代にはちんぷんかんぷんなのか、または意味が全く違って理解されているのではないかと、思わず心配になりました。何とも興味深い、西武新宿線でありました。

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