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2007年8月 4日 (土)

ウガンダという国

昨日唐突にウガンダの写真をアップしました。私が長年関わっているカリタスジャパンは、カトリック教会の国際的な開発救援組織である国際カリタスの一員として、国内での社会福祉や災害の被災者支援などの事業の他、国外でも様々な国のカリタスと連携して、開発支援や災害などの救援事業を行ってきました。カリタスジャパンはアジアに存在することから、支援対象はアジアの国々が中心となりますが、同時に他の地域も忘れているわけではありません。その中の一つがアフリカです。アフリカは、世界の将来の命運を左右するような様々な人類規模の課題が凝縮されている地です。アフリカを支援しないわけには行きません。とはいうものの、53もの国がある広大な大陸を網羅することは難しいため、この数年間は、ケニヤ、ウガンダ、ルワンダを中心に支援を行ってきたのです。その中の重要なパートナーの一つが、ウガンダです。(以下、05年10月のカリタスジャパンニュース掲載の拙稿より一部引用)

「ウガンダという国」

『1962年に英国から独立したウガンダは、その後1971年から79年までのアミン大統領時代、その後80年から85年までのオボテ大統領時代に、歴史上稀に見る人権侵害があり、経済状態も悪化した。長い内戦時代を経て現在のムセベニ大統領が1986年に政権の座についたが、ムセベニの内戦を支えたのがカガメ現ルワンダ大統領率いるRPF(ルワンダ愛国戦線)であった。

 約二千三百万の人口のうち、三割程度がカトリック、クリスチャンは全人口の六割程度と言われている。2000年の統計によれば、平均余命は42.93歳といわれるが、それもHIV/AIDSの感染率が非常に高いためだ。ウガンダ政府はすでに90年代初頭からHIV/AIDS対策に力を入れており、全国的な啓蒙策を講じてきた。その結果としてWHOから途上国におけるHIV/AIDS対策の模範国とまで評価されるようになったが、例えば1993年の産院における妊娠中の女性の感染率が31%だったものが、1998年には14%まで減少したなどというWHOの報告がある。しかしながら統計が充分ではない農村地帯では、未だHIV/AIDは深刻な問題となっている。

 合衆国が1996年にウガンダに対する債務の帳消しを他国に先駆けて決定したことなどから、現ムセベニ政権の背後には、合衆国が控えているともいわれる。しかしその支援を受けてウガンダの経済は回復傾向にあり、東アフリカ諸国の中では比較的安定した経済状況だといえるだろう。もっとも2005年の世界銀行「世界開発報告」によれば、2003年のウガンダの一人あたりの国民総所得は240ドルというのだから、貧困が大きな問題であることは間違いない』

今年の夏にも、カリタスジャパンからは、ウガンダを始めケニヤとルワンダへ視察団が出かけることになっています。地球の将来を見据えて、少しですがアフリカのために貢献できればと思っています。

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