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2007年8月27日 (月)

教区神学生合宿

Awashima01 新潟の沖合、日本海に浮かぶ島と言えば、勿論「佐渡島」が有名ですが、新潟にはもう一つの島が存在いたします。佐渡島よりももう少し北の日本海に浮かぶ周囲が23キロほどの小さな島、粟島(アワシマ)です。新潟市から車で1時間半ほど北上した村上市の近くにある岩船港から、フェリーに乗って一時間半。高速船ならば55分です。島全体が一つの村になっており、基本的には東海岸(船着き場がある方)と西海岸の二カ所にのみ集落があり、全人口は400人に及びません。主に漁業と、夏場の海水浴や通年の釣り客などを迎える観光で成り立っている島です。村役場のホームページにもこう書いてあります。「真っ青な海、緑の野山、雄大な景観、日本海に沈む夕日、 美味しい海の幸、キャンプに釣り、海水浴、天然温泉……などなど、 周囲約20kmの小さな島、粟島には、大自然と「島」 ならではの魅力が溢れています」

Awashima06 この風光明媚な島で、先週8月23日と24日の二日間、新潟教区の神学生合宿を行いました。といっても新潟教区の神学生は坂本耕太郎神学生ただ一人ですから、ちょうど新潟教会に滞在していた神言会のパウロ神学生にも参加してもらいました。同行者は教区の養成担当司祭でもある大瀧神父と私です。(写真はパウロ神学生と坂本神学生。名物のわっぱ煮をいただいた食堂の前にて。なお教会関係の施設はありませんから、民宿に泊めていただきました。)

Awashima05 海のない地の出身であるパウロ神学生は、一時間半も船に乗ること自体が初めて。しかも前日の低気圧の影響で、揺れること。船室に横たわって完全にグロッキーでした(左の写真が粟島汽船のフェリーで、これ以外に高速船が一隻)。それにしても粟島の人たちの、客を迎える笑顔とおしゃべりには感激しました。お昼に名物の「わっぱ煮」を食べに入った食堂では、まるで昔からいるような親戚を迎えるかのように、お店のおばあちゃんが地域のお話を詳しく聞かせて下さったり、村役場でレンタル自転車を貸してくださった係の方も、丁寧に島巡りのルートを教えてくださったり、道ばたで三輪自転車に乗って話しかけてきたおばあちゃんが、次から次から繰り出す世間話と三輪自転車の自慢話でなかなか離してくれなかったり。泳ぎに行った海岸の浜茶屋では、飲み物を買っただけなのに、おいしいつまみの魚を食え食えと持ってきたり。決して普段は体験することのない人との関わりをさせていただける、とても素敵な島でありました。

ちなみに名物のわっぱ煮とは、わっぱの中にスープとぶつ切りの魚を入れて、熱く焼いた石(玄武岩でないと石が割れて危険だそうです)を入れて一気に煮るという豪快なお料理。ちなみに島のおばあちゃんたちの必需品は、三輪自転車。ちなみに、フェリー乗り場の待合所二階にある食堂は、どう見ても「ヘヘヘヘヘ喫茶食堂」にしか見えなかったです。写真は全部一番下。

Awashima02 二日目は体力増強と健全な心身育成のために、村役場で自転車を借りて、島内半周サイクリングに出かけました。途中で二カ所は自転車を押して坂を上らなくてはならないという、役場の方のコース説明でした。あとは楽に乗っていけると。いえいえ、きっと私たちの体力が衰えているためなのでありましょうか。自転車を押して歩くところはもっとありました。日頃の運動不足もあり、ほぼ2キロ弱おきにある展望台では、階段を上るのもつらいほど、膝が笑いっぱなしでありました。鹿児島の司教様のように、私ももうちょっと鍛えた方がよいかもしれません。それでも残りの三人において行かれることもなく、熱中症にもならず、無事に粟島半周できました。昔は野生の馬が住んでいたという島の裏側は、本当に美しい海と緑でした。島は自転車半周で2時間強。道はすべて舗装され、通過する自動車もほとんどありません。(島の外からの自動車は、基本的にはいることが出来ません)。完全に一周すると3時間以上かかるという話でした。自然の中での、すばらしい二日間の合宿でありました。

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