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2007年8月18日 (土)

教区保育者研修会開催

Hoikusha07 昨日、8月17日の午後から本日、18日のお昼まで、新潟市内のホテルを会場に、教区カトリック保育者研修会が開催されました。今回で37回目となる研修会には、主に新潟県内のカトリック幼稚園や保育園の園長と先生方、職員、さらに山形と秋田からも、130名を超える参加者がありました。「かけがえのない一人ひとりを育む」というテーマに従って、カトリック幼稚園で働く者としての共通意識を新たにする二日間でした。

研修会ではまず第一日目に、新潟青陵大学教授で臨床心理学がご専門であり、また新潟大学教授時代に附属幼稚園長も務められた間藤侑先生に「個を尊重した幼児理解」というテーマで、非常に具体的なお話を頂きました。これに基づいて二日目には、グループに分かれての話し合いとその発表、そして私による「まとめ」、最後に感謝ミサというプログラムでした。

昨年11月、司教団の学校教育委員会は、「カトリック幼稚園の使命を果たしていくために」と題した文書を二部構成で作成しました。一部は経営に携わっている人たちに向けて、もう一部は実際に保育に携わる教職員向けのメッセージです。危機的現状を指摘し、将来への十分な備えを求め、意識と機構の改革を促す文書です。このメッセージが出された背景は、やはり召命の減少に端を発する後継者不足のために、戦後から今に至るまで各地の教会で幼稚園園長としてリーダーシップをとってきた司祭や修道者が減少しているという現実があります。新潟教区でも、今現在は概ねすべての幼稚園や保育園で司祭や修道者が園長を務めてはいますが、10年後を考えると同じような手当が出来るかどうか不安が残ります。そのような現実の中で、これまで各園の「カトリック」としての性格を支えてきた支柱とも言うべき司祭・修道者が仮にいなくなったときに、何を持って「カトリック」の性格を維持していくのかという問いに応えていかなければなりません。殊に、大多数の先生方は、カトリックの信者ではありません。そうなりますと、将来も「カトリック」としての性格をしっかりと保持し続けるために、リーダーシップをとれるような人材を養成していくことと、法人としての組織を強化して、各園の運営と保育をバックアップするような体制が不可欠になります。これは口で言うのは簡単ですが、これまで長年にわたって、各園の園長である神父さんや、経営母体である修道会の存在に頼り切ってきた歴史が、大きな改革に踏み出すためには、立ちはだかる壁ともなりえます。神言会が直接携わる秋田県の学校法人、イエズスマリアのみこころ会が直接携わる山形県の学校法人、教区司祭とフランシスコ会の合体でもある新潟の学校法人。この三つがバラバラに将来を考えるのではなく、新潟教区の司牧方針の枠組みの中で、どのように将来へ向けて準備していくのかを考えていただかなくてはなりません。その手がかりとして、今年中、または遅くとも今年度中に、新潟教区としての幼児教育への基本方針を、明文化して発表したいと考えています。

今回の研修会は、これまでと変わって、司祭園長が企画するのではなく、主に新潟の主任先生たちが集まって、いろいろと企画して下さいました。昨晩は夕食のあとに主任会議を開催し、いろいろと意見交換をいたしましたが、これからの幼稚園・保育園のより良い運営のために、これからも力を貸していただくことになる方々であると感じております。

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