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2007年9月 7日 (金)

東京通い

Img_2059 夏のちょっとした中休みの時期も終わり、再び通常通りの東京通いの再開です。毎月の第一木曜日は司教協議会の常任司教委員会ですから、それにあわせる形で、前日などに他の会議がついて回ることがしばしばあります。昨日はその常任司教委員会。そこで前日の水曜日には、午後1時からカリタスジャパンの事務局連絡会議、そして午後3時からHIV/AIDSデスク会議がありました。カリタスジャパン関連の諸委員会委員は、この8月で任期が切れたため、9月からは新しい委員が3年任期で任命されており、まずこのHIV/AIDSデスク会議から新しい委員と共に活動が始まりました。もちろん再任された方もおられますが、複数の新委員を加えて、これまで以上の活発な議論が期待されます。性倫理問題が絡みますし、HIV/AIDS問題は教会にとってあまり正面切って取り扱われない問題の一つですが、しかし今の日本においてあまり表舞台で語られることはないが故に、密かに広がりつつあるHIV感染の現状を考えるのであれば、積極的に啓蒙活動に励まざるを得ないと感じます。私自身にとっては、ガーナの小教区で働いていた頃に、村の信者さんが亡くなっていく大きな要因の一つがHIV/AIDSの問題でした。抵抗力がなくなって、結核になり、窓もないような暗い部屋に寝かされている方を何度見舞ったことでしょう。病者の塗油をしながら、その場で吐血されたこともありました。その後訪れた他のアフリカの国々でも、国の命運を決する重大な課題となっていました。それはアジアの国々でも一緒です。カリタスジャパンでは、タイ北部のHIV/AIDS関連施設に援助をしたこともありました。先進国と途上国での経済格差が、肝心の薬を手にすることが出来るかどうかで格差を生んでいる現状も、何度も目撃しました。日本の将来のためにも、また人類の将来のためにも、この問題には真摯に取り組みたいと思います。(写真はルワンダの首都キガリの路上で購入した、木彫りのアフリカ全図。国名も刻み込んであります)

ところで今回の常任司教委員会で、188殉教者の列福式日程が決まるかと思いきや、なんとまだバチカンの国務省から返答を得ていないとの報告。皆さん、申し訳ない。列福式の日程は、未だに決まっておりません。

なにやら今年はFABC(アジア司教協議会連盟)が盛んに会議やセミナーを開いているみたいで、いくつかの招待が司教団にも届いていました。ところがこれが日程がかなり押し詰まってからの招待で、どう見ても参加が難しい。というのも、例えば今年(今年です)の10月末に開かれる「アジアの召命に関するシンポジウム」への参加要請が、7月末に来るのでは、どう見ても日程調整がつきません。資金繰りがつかなくて日程がぎりぎりまで決まらないのかどうか分かりませんが、もっと早く教えてくれればよいのになあ、日本から参加できなくてもったいないなあ、と思う会議も多いですし、そんなぎりぎりになって巨大な会場を押さえられる例えばタイって、不思議な国だなあ、とも思いました。

それにしても神奈川県警の警察官が、高校生を平手打ちした事件ですが、中途半端な情報で踊らされてしまう人々の姿がそこには見えて、なにやら典型的現代日本人大多数的姿だなあと思いました。とても限定された情報しか手元にないのに、どういうわけかそこから自分なりにかなり話をふくらませた上で、極端な価値判断を加えるというのは、この話に限ったことではなく、しばしば見られることです。そのたびに、良くそんな判断が出来るものだと、驚いております。

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