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2007年11月30日 (金)

世界エイズデー

明日、12月1日は世界エイズデーです。

世界保健機関(WHO)は1988年以来、毎年12月1日を世界エイズデーと定め、全世界的規模でこの病気に対する知識の普及を呼びかけてきました。近年では、HIV感染者やエイズ患者の方々への理解と支援を表す世界共通のシンボルとしてレッドリボンが採用され、広く受け入れられるようになりました。私が担当するカリタスジャパンのHIV/AIDSデスクでも、先般レッドリボンをモチーフにしたロゴを作成し、それをプリントしたエコバッグを作成したところです(詳しくはこちら)。この病気に関する啓発活動を主な目的とするカリタス・ジャパンのHIV/AIDSデスクでは、2005年の世界エイズデーにあたり、「だれもが エイズとの取り組みに参加するように呼ばれています」と題したメッセージを発表いたしました。このメッセージは今でも必要な内容を含んでいます。是非上のメッセージタイトルのリンクからカリタスジャパンのホームページへ入り、メッセージをご一読下さい。日本の司教団も、今年6月の司教総会においてHIV/AIDSについての勉強会を行い、その危機的現状を学び問題意識の共有を図りました。

11月28日の一般謁見の場で、教皇様は次のように語られました。

「今週の12月1日に世界エイズデーが行われます。わたしはこの恐ろしい病気に苦しむすべての人と、そのご家族、特に親族を亡くしたかたがたに霊的に寄り添います。私はこれらすべての人のために祈ることを約束します。さらにわたしはすべての善意の人にお願いしたいと思います。HIVウィルスの蔓延を止め、HIVウィルスに感染した人にしばしば向けられる偏見と戦い、エイズ患者、特にまだ子どもの患者の世話を行うよう、いっそう努力してください(中央協ホームページより引用)」。

人工妊娠中絶や避妊、コンドームの使用の是非、結婚外での性交渉、性差別や性暴力など、「性」を取り巻く倫理的な諸問題は山積しています。こういった現実を前にして、様々な取り組みが行われています。中には人間の根本的なあり方に迫る生き方から変えようという試みもあります。当然、神の意志に従って生きることを目指す信仰者の立場からは、それが一番の大切な道であることは疑いがありません。しかし同時に、目の前で起こっている現実に飲み込まれ、ちょっとした知識がないために被害者となってしまう可能性がある人たちを救うための、緊急避難的指導に取り組む人たちも多くいます。性の問題への取り組みに、単に批判を加えるだけだったり、「反対」を唱えるだけでは、問題が解決しないことを私たちはよく知っています。まず、神から与えられた「いのち」の尊厳をいかにして守ることができるのかという視点から、それぞれの「いのち」に与えられた場にふさわしい道を閉ざすことのないようにしたいと思います。

明日の午後からは長岡の福住教会に出かけ、夜7時から講話をさせていただきます。その後2日の日曜は福住教会で堅信式。8名の方が堅信を受ける予定とうかがっています。来週の月曜日夜から火曜日にかけては、教区司祭の待降節静修です。水曜日の夜はカトリック新聞編集諮問委員会、木曜は常任司教委員会、そしてそのまま金曜にはローマへ出発いたします。12月9日から一週間、日本の司教団はみんなでローマ訪問です。「アド・リミナ」といわれ、5年に一度教皇様に直接教区について報告し、教皇庁の各省庁を訪問して参ります。教区司教と教皇様は直接つながっていますから、昔はそれぞれの司教がそれぞれ訪問していたそうですが、第二バチカン公会議以降は、それぞれの司教協議会ごとにまとまって訪問するようにあらためられたと聞いたことがあります。勿論初めてなので、何がどうなるのやら、よく分からずに戸惑っております。帰国は12月21日の予定です。

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