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2007年12月16日 (日)

アドリミナから、その4

Adlimina0713 14日(金)お昼から、教皇様との個人謁見でした。私の前が、まず東京の岡田大司教と幸田補佐司教、そして高松の溝部司教で、四人そろって宮殿へ出かけました。早く来るようにといわれていたので10時半過ぎにはサンタマルタを出て、聖ペトロ大聖堂の裏を通り二カ所のゲートをくぐって宮殿前の中庭へ。待ちかまえるスイス兵に名前と教区を確認され、ひとまずその階の待合室へ。しばらくすると名前を呼ばれ、とても歴史を感じさせるエレベーターで最上階へ。そこから先はきらびやかな制服に身を包んだ宮殿の執事の方に先導されて奥へ。以前グループでの謁見で足を踏み入れたことのあるクレメントの広間を通過してさらに奥へ。いくつもの小部屋を通過してさらに奥へと進むと、聖ペトロ広場に面した宮殿最上階の一番右の窓のところへ到着。すらりと背の高いモンセニョールの迎えを受ける。あとで聞いたらクロアチア生まれでカナダ国籍のすらりとした好青年と思ったモンセニョールは、私と同い年の49歳。すでに14年間も国務省で働いていて、謁見の秘書をしているとか。

Adlimina0712 それから延々と待たされて、11時半過ぎにやっと謁見で使う言葉の確認と手順の説明。はいったら教皇様の指輪にキスをすることとか、どのように写真を撮るか、そして最初にすることは卓上の地図で自分の教区を指し示すこと。あとは教皇様が卓上のベルを鳴らすまで自由に話すように。了解。12時過ぎに呼ばれました。宮殿の聖ペトロ広場に面した最上階右から三つ目の窓の部屋です。日曜のお告げの祈りなどの時に教皇様が姿を現す窓の部屋です。書斎になってました。はいったらすぐ右に教皇様が待ちかまえている。真正面にはカメラマンが二人待ちかまえていて、バチバチと撮影すること。ご挨拶をして、横に並んで記念撮影。そしてすぐ横にある机といすへ。あまりそんなに緊張することはないのですが、それからあとは何を話したか、何も覚えていません。あっという間の個人謁見でした。一つだけ印象深く覚えているのは、「教区の将来の希望は何ですか」という質問。「希望はありますか」というマイナスな質問でなく、将来に向けての「希望」はどこにあるのかという質問でした。さすがに先頃「救いの希望」とでも訳する回勅を出されたことはあります。「希望」についてでした。特に熱心に信徒が活躍していることや、外国籍信徒の増加について触れておきました。あっという間に話が終わって、ロザリオを頂いてお帰りであります。とてもソフトに話す優しいおじいちゃんでありました。長い廊下を執事の方に先導されて戻り、クレメントの広間に足を踏み入れると、なんと黒山の人だかりであります。教皇様のお出ましを待っているどこかのグループなのでしょうが、一斉に視線がこちらへ。教皇様が来るのを今か今かと待っている、その気持ち私も経験しました。その視線を受けながら前を素通り。恥ずかしいものであります。

写真は最終日の全員謁見での一こまです。

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