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2008年1月22日 (火)

ケニアから学ぶこと

Kenya03a 来週は会議のためタイへ出かけなくてはなりません。そのため月末に締めきりの原稿を仕上げておかなくてはなりません。明日と明後日は東京でまた会議ですから。そこで今晩、必死になって「家庭の友」の原稿を書くために、事前に集めてある資料をこれまた必死に読んでいて興味深いことを学びました。

ケニアの大統領選挙後の暴動について、ケニアの独立からの政治史に触れながら書こうと思ったのであります。そこでこんな時に一番頼りになるアジア経済研究所(アジ研)の文書を探ってみまして、ケニアになかなか強いと思われる津田みわさんのいくつかの原稿を読んでおりました。そしたら、ケニアでいわば独裁とも言える政権運営をしていたモイ大統領が、政敵を抹殺する目的で、「選挙時に所属していた政党をその後離党した議員は議席を失う」という規定を作ったことに触れていた一文がありました。これ、そういえば日本でも、例えば比例代表で議席を得た議員が離党した場合、そのまま議席を持っているのはどうなのかとか言う議論で出てきた話でしたよね。それでケニアでこの規定を作った結果どうなったかというと、政党政治の形骸化が起こったというのです。つまり、議席を失わないために、議員は政党の方針に反対でもとりあえず離党せずに留まる。政党も、全体のパーセンテージを確保したいから、むやみに除名はできない。そのために所属政党なんか実はどうでもいい議員が多数出現し、それだけの理由ではないが、現在の混乱の下地を造ったというのです。もちろん日本とは事情が違うから一概には言えないものの、興味深い現象だと思います。

それはそうと、「暫定」がなくなっては困っちゃうというのであれば、「暫定」なんてやめて「恒久」にすべきじゃないのかと思うのですが、それはあんまりに素人考えでしょうか。

いずれにしろ、ケニアには友人も多くいるので、この後どうなっていくのか、本当に心配です。平穏な生活が取り戻されるように祈りたいと思いますし、ケニアの政治家たちが本当に国民の方を向いて政治をしてくれることを願うばかりです。(写真は03年にケニアを訪れた時、ケニア山の麓の村で)

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