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2008年1月 1日 (火)

謹賀新年

新潟教区の皆様、「司教の日記」を訪れてくださる方々、

新年あけましておめでとうございます。

それぞれの人生において、2008年が実り豊かで充実した一年となりますように、神の祝福を祈ります。

新年の第一の努めは、深夜零時からの平和祈願ミサでした。新潟市内はそれほどの雪にもならなかったものの、足元から冷えが伝わってくるような厳しい寒さの年明けとなりました。平和祈願ミサには想像以上に多くの参加を頂き、新潟教会聖堂はほぼ半分くらい埋まっていたでしょうか。共に世界平和のためにお祈りいただき、ありがとうございました。このあと午前11時からも、新潟教会ではミサが捧げられます。

教皇様の今年の平和メッセージは、「人類という家族――平和の共同体」というテーマで書かれています。教皇様は、家庭こそが「なくてはならない第一の平和の教師」であると指摘して、まず家庭を理想的な状態に持っていくことが大事であると説いています。もちろん現実の世界の状況を見れば、多くの地域で家庭の崩壊や伝統的家庭の価値観の喪失、結婚観の変化などが見られるのですから、教皇様のこの呼びかけは、夢物語のような、ともすれば理想主義的過ぎると感じられる嫌いもあります。もっとも教皇様は、「地上の諸民族もまた、『人類という家族』にふさわしいしかたで属する者として、互いに連帯と協力の関係を築くよう招かれています」と述べ、私たちが地球という住居を与えられた家族であるという意識を持つように求められていることからもわかるように、単純に倫理的な教えとして、それぞれの家庭生活を理想的姿へと変革して充実せよと説いているのではなく、家庭の理想的あり方にこそ、人類共同体全体のふさわしいあり方への規範が示されているのだと教えておられるのだろうと思います。ですからメッセージの力点は、人類という家族の視点にあるのだと思います。私たち一人ひとりが作り上げている社会という家庭において正義と平和が実現し、全世界に神の平和がもたらされるように、この一年も努力して参りたいと思います。

2008年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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