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2008年3月 8日 (土)

そんなところにまで

昨日の晩は、見附の児童養護施設「聖母愛児園」などを運営している新潟カリタス会の理事会がありました。主に今年度の補正予算や来年度の予算などについて、二時間ほど話し合いました。子どもたちのおかれている厳しい状況を反映して、施設でも様々な課題があることを聞かされ、毎日の子どもたちの世話に取り組んでいる真壁神父を始め職員の皆さんには、本当に感謝するしかありません。そんな中で、先日来世間を騒がせている食品の安全の問題が、施設の予算にも直に跳ね返ってきていることを聞かされました。すなわち、中国産の安い食料品の入荷が滞っているため、納入業者にしてもどうしても国産の食料品を主にせざるを得ない。それはそれで安全なのでしょうが、しかし値段が、すさまじいケースでは、6倍にも跳ね上がるというのです。かといって食事の量を減らすわけにも行かないし、予算は限られている。そんな中で6倍にもなる食料品まであるというのは大変です。燃料費の高騰が頭痛の種だろうとは思っていましたが、冷凍食品の問題の余波で食料品の高騰もあろうとは。確かに地産地消になれば理想なのでしょうから、日本の農業を再生させる機会なのかもしれません。

それから気になったのが、健康診断のこと。そういえば先日も新聞の折り込みで、「特定健診・特定保健指導」がこの四月から始まるという告知がありました。主たる目的は治療より予防を優先させることによって発病率を下げ、それによって医療費を削減することのようですが、果たして目論み通りにうまくいくのかどうか。特に地方自治体へ、特定保健指導で財政的負担が増加するのではなかろうかと思いました。それにしても、健康診断を受けて、その後の問題があると「保健指導」に呼び出されるなんて、なにやら高校にでもいるような雰囲気です。しかも健診のデータは電子化されて、国が一括管理できるようになるとまでいうではありませんか。管理されることにことさら違和感を感じない人や、管理される方が便利だと考える人や、まったく管理を好まない人など、「管理」には様々な捉え方があるでしょうから一概には言えませんが、少なくとも私個人は管理されることが好きではありませんから、何か国に健康状態を監視されているような感じがして、ちょっと薄気味悪いですね。どういった人がこの方式を考え出したのか知りませんが、そう簡単にすべての人の健康を管理できるわけはありませんから、実際に把握できる割合はそれほど高くないのではなかろうかと思います。そうなると、せっかく手間をとられ予算も取られて実施に移したものの、医療費削減には簡単には結びつかないどころか、制度として完全が不可能であればあるほど、抜け道がはびこってあっという間に絵に描いたもちになりそうな気がします。

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