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2008年3月 6日 (木)

実感する全国の天気

Akitakuko0803 昨日は午前中に秋田教会で、秋田カトリック学園の理事会が行われ参加してきました。秋田カトリック学園は秋田県内の小教区に付属しているカトリック幼稚園を運営する学校法人です。理事長は土崎教会主任の飯野神父、教区を代表して司教が、そしてこの地区の宣教を委託している神言会を代表して管区長も理事に加わっています。秋田県においても少子化は大問題ですし、保育園化が求められている傾向も強いものがあります。その中で教育機関としての幼稚園を守っていくことは容易ではありません。来年度以降の入園児の見通しも、残念ながら明るいものではなく、厳しい経営となりそうです。そういった厳しい状況の中で、教会司牧や宣教とともに幼稚園経営にも取り組んでくださる司祭方には、本当にご苦労をおかけしていると思います。

ところで一昨日、聖園短大の卒業感謝ミサが終わったあと、時間が少し空きましたし雪もやんでいたので、秋田駅方面へ散歩に出かけました。すると秋田駅前のビルに、「ジュンク堂書店」があるではないですか。先頃新潟の駅前にも巨大店舗を構えたジュンク堂です。早速はいってみました。活字離れが言われ、インターネットの時代だと言っても、やはり充実した品揃えの本屋さんには、人が集まるのだなと実感しました。秋田駅前には東口(かつての裏)にNHK秋田放送局が新築されて、以前よりはにぎわいが増したように感じました。秋田駅から教会へ向かう広小路はシャッター通りと化していたのですが、このところ新しい建築がそこここではじまり、ちょっとは経済が回復基調にあるのかと感じさせるものがあります。もっともこれまで商店街だったとおりに新しく林立しているのは、ほとんどがビジネスホテル。それほどまでに秋田でホテル需要があるのかどうかわかりませんが、とにかく新しいホテルが競うように立ち始めています。新潟の中心部ではマンションブームですが、秋田ではホテル。地方の町中には、商店街が存在する可能性は、もうないのかもしれません。歩いていると一群の若い女性たちに声をかけられました。びっくり。「神父さん」と呼んで手を振ってくださる。「え、私のこと」と思って周囲を見回しても、「新婦さん」もいそうもないし、「神父」と言えば私くらいなので、よく見てみると、先ほどミサに出ていた卒業する短大生のように見受けられました。気が弱くてそんな時に堂々と話ができない小心者の私は、まともにお話しすることもなく、手を挙げて挨拶してその場を離れてしまいました。もしかしたら宣教の機会を逃したのか、とか。

昨日の秋田は午後から大雪、吹雪。山の中にある秋田空港まで到達するのも一苦労。なれているはずの秋田教会の主任司祭に送ってもらったのですが、その司祭をして右折すべき交差点を見過ごすほどの吹雪。もっとも風さえどうにかなれば飛行機は飛ぶので大丈夫だろうととにかく空港へ。確かにすべての便が飛ぶことは飛ぶのですが、まず滑走路の除雪が定期的にはいって出発延期。搭乗したは良いが、今度は期待に積もった雪を溶かすのでこれまた待機。結局出発は1時間近く遅れてしまいました。猛吹雪の中をやっとの思いで飛び立ったのですが、これが東京に近くなればなるほど快晴。夜景が美しい。海ほたるが見える。すごい寒さに耐える格好をしていたので、羽田に着くとちょっと場違いな感じが。そのまま地下のモノレールへ入ってみると、誰かが親しげに手を振るではありませんか。大分から到着した宮原司教でした。九州から来た司教様は、「暖かくて、コートを持ってくるかどうか迷ったけど、持ってきて良かった、東京は寒いね」と仰る。テレビなんかで全国の天気を見ながら、「へー、違うものだなあ」と感じたりすることがしばしばありますが、さすが、吹雪とコートのいらない暖かさが同時に存在する事実を目前にすると、この国の広さを身にしみて感じさせられるのでありました。

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