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2008年4月29日 (火)

08年宣司評開催

Pastoralc0801 カトリック新潟教区の宣教司牧評議会が、本日新潟教会で開催されました。宣教司牧評議会は、全教区レベルで信徒や修道者と司祭の代表が集まり、教区の宣教について意見を交換し、司教の諮問に応える場です。昨年が第一回で、今回が二回目。なにせ参加者が秋田から糸魚川まで広がっているものですから、年に何度も集まるわけにはいかない。本日も午前10時からの会議のために、秋田、山形、新発田、新潟、長岡の各地区から、地区長の司祭とそれぞれ2名の信徒評議員が参集して下さいました。どうしても都合がつかないと言うことで、二名の修道者代表は欠席でした。

話し合われた内容は、昨年の話し合いを引き継いで、「教区の宣教における優先課題はなにか」というテーマです。とは言っても地理的な距離や心理的な距離があり、なかなか教区レベルでの話し合いにならないのも事実です。すでに昨年の会議を受けて論点を絞り込み、もう一度それぞれの地区で話し合って頂いた内容に基づいて、事前にさらなる話し合いをお願いしておりました。そのため今回の話し合いは昨年に較べてもっと具体的な問題に迫ったような思いがしますが、同時に、昨年とあまり変わらぬ内容を延々と話し合っていたような気もしています。

一番時間をかけたのは、若者たちの関わりについて。昔の世代には想像もつかない不思議な方法で何気なくつながっている教区の若者の活動を、どのように支援していくことができるのか。どのように若者と繋がっていけるのか。「ネットワーキング」というよく聞く言葉が出てきましたが、何となくイメージは感じられても具体的な姿は浮かばない。これと同時に、滞日外国人信徒の方々との交わりについても、取り上げられました。そして信徒の再養成の必要も強く語られました。しかしなんと言っても耳が痛かったのは、教区の中での情報の共有があまりに希薄であるという指摘でございました。確かにその通りだと思います。例えばこの「司教の日記」を書いているからといって、教区のすべての人が読んでいるわけではない。実際に読んで下さるのは、たぶん実勢信徒数の1割にも及ばないでしょう。教区事務所からも、どちらかと言えば通知を出して終わりにしてしまうことが多い。教区報の内容や発行回数の改善も含めて、今後、どのような形で、教区全体のレベルでの互いの情報を共有していくことができるのか、考えていきたいと思います。

今後は、本日の話し合いに基づいて私が書簡をまとめ、皆様に取り組みをお願いしていくことになります。6月頃には書簡ができるのではと思います。しばしお待ち下さい。それに基づいて各地区で具体的な取り組みを、それぞれの事情に応じてお願いすることになります。そして来年の宣教司牧評議会で、ふり返りと新たな方向性の模索を継続していくことになります。そういったゆっくりとした歩みの中で、徐々に各小教区の共同体が、共に新潟教区という共同体を一緒に形作っているのだという意識を持って頂けたらと期待しています。一番の目的はそこにあります。それぞれの小教区が、勝手に独立して存在しているのではなく、それぞれの場でキリストの身体を具現化しながら、同時に教区という共同体を作り上げているのであり、そしてそれが普遍教会全体を作り上げることになるのです。宣教司牧評議会のアイディアは、教区という組織に何をして欲しいかを話し合う場ではなく、共にどのような教区を創り出していこうとするのかを話し合う場です。教区の皆様、お一人お一人の、それぞれの場での共同体づくりへの貢献を、お願い申し上げます。

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