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2008年4月 9日 (水)

秋田紀行

Ca390053 火曜日は秋田にある聖霊中学高校の入学式に参加するために、秋田まで出かけました。昨年は定員の300人を超える入学者があったとのことでしたが、今年はちょっと定員を割り込んでおり、この地域における私学女子校が入学者を確保したり、入学手続き者がうまく定員に達するように歩留まりを考慮して合格者を出すことの難しさを感じさせます。年度末には校長先生も交代となり、昨年度までの教頭先生が、初めての入学式で大変緊張されておられました。新潟の清心は歌がすばらしく力強いのですが、秋田の聖霊はちょっと歌がか弱いものの、オーケストラの演奏はすばらしいですね。皆さん入学おめでとう。

水曜日にはどちらにしろ東京への移動となるため、秋田にそのまま泊まって来ました。聖体奉仕会でおいしい食事を頂き、一緒に静かにお祈りをする時間を頂きました。静かに朝から晩まで祈りの生活というのも、すばらしい生き方であると感じます。(写真は特急「いなほ」の窓越しに見た鳥海山。珍しく雲一つない冬山の姿)

さて新潟から秋田へ向かう「いなほ」の車中からは、建設途中の高速道路が、そこここで見受けられました。近頃は道路の財源問題で大騒ぎになっていますが、確かに道路整備が必要な地域や、道路が開通するのを待ち望んでいる地域が、特に都市部を離れたところに多くあるのも事実であると思います。常日頃からよく書くことですが、新潟教区は新潟から山形を通って秋田まで、約300キロの海岸沿いには、高速道路も断片的にしか完成しておらず、自動車ではどんなに急いでも国道を使って6時間弱の長旅になってしまいます。確かに高速が全通すれば、4時間弱には短縮できるのかもしれません。ですから、この海岸沿いに高速道路ができればよいのになと思いつつも、同時にそれは財政が有り余る時の話であろうなとも思います。すなわちこの地域で優先されるべきは、生活に必ずしも密着していない通過交通のための高速道路網整備ではなく、既存の道路の整備であると感じているからです。それは例えば生活道路の整備であり、国道の整備であり、既存の国道の拡幅であり、バイパスの整備であり、そして何よりも町と町の間を走る国道やバイパスの4車線化であろうと思います。新潟から秋田へ向かう国道7号線は、新潟から新発田までの新新バイパスは4車線の立体交差であり、残りは山形県内で鶴岡から酒田にかけて4車線化が進んでいるだけで、残りの大部分は追い越し禁止の片側一車線道路です。町中は難しいとしてもそれ以外の郊外部で4車線化を進めずに、そこに重ねるように片側一車線追い越し禁止の「高速道路」を暫定開通させても、あまり意味はないように感じます。
そういえば新潟県は、2014年に予定されている北陸新幹線延伸開業のあおりを受けて、上越新幹線が減便または支線化されるのではという心配も抱えています。そこで鶴岡・酒田方面への接続をよくしようと新潟駅の高架駅化事業が進んでいますが、やはり羽越線の高速化を図らなくては意味がないであろうと思います。殊に、羽越線にあっては単線区間と複線区間が頻繁に混じり合っており、まずこれを解消して全線複線化を目指すことと、新潟県北の村上以降県境付近までの海岸線を走る曲線の多い部分は普通列車と観光列車専用に残し、特急が通過する新線をこの部分だけ山側に作るべきだろうと思います。もっともそうすると地盤のあまり良くない地域にトンネルばかりになるでしょうから、JRにとって投資した分に見合った利益が上がるとも思えないので、夢物語でしょうけれど。

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