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2008年5月 4日 (日)

ボストン・リーガル

すばらしい晴天の、主の昇天の主日でした。連休中は格段の予定もなく、今日も新潟教会朝6時半ミサを司式して、ゆっくりとした一日を過ごさせて頂きました。感謝。来週、聖霊降臨の主日は、米沢教会で新潟教区の殉教者特別年の開始ミサを、山形地区の信徒の方々と一緒に捧げることになっています。殉教者特別年お祈りを、坂本助祭を始めいろいろな協力を得て作成いたしました。殉教者への思い入れが強くあるので、ちょっと長い祈りになってしまいましたが、カードを作成いたしましたので、まもなく小教区に届くことになると思います。どうぞ一枚手に取り、共に殉教者の取り次ぎを願っていいのりを捧げましょう。

さてそんなわけでゆっくりとした午後に、FOXテレビで「ボストン・リーガル」というアメリカ合衆国の弁護士事務所を題材にした連続ドラマを、日本語字幕版で一挙にシリーズを放映していたので、夕方7時頃まで釘付けになって堪能いたしました。「ボストン・リーガル」は以前放映されていた「ザ・プラクティス」から派生したドラマで、ジェームス・スペイダーと言う独特な雰囲気を持った俳優の演じる「アラン・ショア」という辣腕弁護士が、前作ドラマでも中心人物でしたが、今回はますます中心人物として配置されています。「ザ・プラクティス」でもそうでしたが、「ボストン・リーガル」も法廷における様々な駆け引きや、陪審員を前にしたすばらしい弁論を中心に据え、いくつかの法廷が同時進行する中に、様々な人間ドラマを交えるという、魅力的な筋立てです。日本語吹き替えよりも、英語のままで字幕版の方が、法廷での緊張した雰囲気を堪能できる気がします。英語の練習にもなりますし。

シリーズ一挙放映でしたから、ありとあらゆる事件が発生し、ありとあらゆる弁論が行われたのですが、その中の一つ。公立小学校でのハロウィーンを巡る訴訟の弁論のなかで、少数派の立場を異常だと決めつける権利は誰にもないと主張する中で、マルティン・ニーメラーの詩が朗読されました。先ほど調べてみたら、いろいろなバージョンが存在するようですが、「ナチスが共産主義者を攻撃したとき、不安を感じたが私は共産主義者ではなかったから、黙っていた」で始まる詩です。以前にもどこかで何度か聞いたことがありました。詩は、ユダヤ人が迫害されたときも、自分はユダヤ人ではなかったので黙っていた、などと、共産主義者から始まり、社会主義者、労働組合などをナチスが攻撃したとき、自分は関係がないから黙っていた。そして教会が攻撃されたとき、気がついてみると、私のために声を上げるものは誰も残っていなかった、と続くのです。

自分には関係がないからと目をつぶっていたり、少数の変わり者だから関係ないと無視したりしているうちに、いつの間にやら自分の回りは包囲されていた。その時には手遅れだったという詩からは、今の社会の状況の中で考えさせられることが多々あります。時間を経てから、後悔したくはありません。

ドラマに釘付けになっていたので、楽天の勝利も、ドラゴンズのサヨナラ勝ちも、見逃してしまいました。

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