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2008年5月16日 (金)

パウロ年の講演会

教皇様は今年の6月28日から一年間を、「パウロ年」とされることを、昨年発表されておられました。異邦人へと福音を告げた、いわば最初の宣教師でもある使徒パウロの生誕2000年を記念するこの一年は、私たちがパウロの生き方から現代世界における福音宣教への示唆を得ようとする一年でもあります。

教皇様は昨年の聖ペトロ・聖パウロの祝日の前晩の祈りの際に講話をなさり、その中で次のように呼びかけておられます。(中央協HPより)

『パウロはローマの信徒に向けていいます。「死も、いのちも、天使も、支配するものも、現在のものも、未来のものも、力あるものも、高い所にあるものも、低い所にあるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主イエス・キリストによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです」(ローマ8・38-39)。ここからわたしたちはすべてのキリスト信者にとってきわめて重要な教訓を引き出すことができます。それは、教会の活動が信用され、力を発揮できるには、教会に属する者がどのような場合においてもキリストへの忠誠を自ら示す用意ができていなければならないということです。このような用意を欠くなら、教会そのものの基盤となる、真理に関する決定的な論拠も失われます。
 親愛なる兄弟姉妹の皆様。初めと同じように、今もキリストは、すすんで自らを犠牲にする使徒を必要としています。キリストは聖パウロと同じようなあかしと殉教を必要としています。パウロはキリスト教徒を厳しく迫害していたとき、ダマスコに向かう途中で神の光により目が見えなくなって地に倒れました。そしてためらうことなく、十字架につけられたかたの側につき、ただちにこのかたに従いました。パウロはキリストのために生き、キリストのために働きました。キリストのために苦しみ、キリストのために死にました。現代にあっても、パウロの模範はどれほど意味深いことでしょう』

さてこのような全教会の特別な年にあたり、司教団としてもパウロの霊性について学ぶ機会を持ちたいという要望が司教達の会議で出されました。現代日本における福音宣教に対して、パウロの生き方からどのような示唆を得ることができるのか、共に学び考える必要があると言うことで意見が一致しました。毎年6月の司教総会では、半日ほどの時間を裂いて司教の勉強会を開催しています。そこで今年の勉強会はパウロについて学ぶことにしました。その企画をいろいろと練っていたときに、これは司教だけではもったいない、より多くの人にも一緒に学んでもらうべきではないかという意見があり、結局、司教と共に学ぶ公開講座とすることになりました。

公開講座は、6月6日(金)午後2時から5時まで、東京の四谷にあるイグナチオ教会で行われます。日本の現役司教は全員が出席しますから、普段見たことのない司教の顔を見るチャンスでもあるかもしれません。澤田豊成師(パウロ会)による講話と、教皇様がエキュメニカルな視点を取り入れるようにと呼びかけられたこともあり、朴憲郁師(東京神学大学教授、日本基督教団千歳船橋教会牧師)による講話が行われます。その後に、このお二人と三人の大司教(岡田、池長、高見)によるシンポジウムが行われます。全体のテーマは「パウロから学ぶ日本の福音化」です。入場無料ですから、東京近辺の方で時間があれば、どうぞご一緒下さい。(詳しくはこちらをクリック

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