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2008年7月 4日 (金)

カトリック学校長・教頭研修会

Sendai080701 第17回目となる全国のカトリック学校長・教頭の合同研修会が、日本カトリック小中高連盟の主催で、7月3日と4日、仙台ガーデンパレスを会場に開催されました。今回の研修会では昨年の研修会でも取り上げられた「カトリック学校のアイデンティティの危機について」をテーマとし、全国から集まったカトリック学校の校長や教頭先生が、意見を交換しました。今回の研修会は東北地区カトリック小中高連盟が実行委員にあたったため、仙台教区長の平賀司教と新潟の私も二日間ご一緒させて頂きました。また今回のテーマに沿った講演とパネルディスカッションの助言者として、森司教も二日間一緒でした。実は森司教の講演を直接聞くのは初めてでしたが、なかなか刺激的なことをズバリと仰る方であると感じました。(写真は森司教の講演のあとに行われた、パネルディスカッションの模様)

ミッション系の学校をその昔に創立した修道会の会員が少なくなり、校長や教頭などの学校のリーダーが信徒に代わっていったり、または信徒ではない一般の教員がリーダーとなる中で、一体どこに「カトリック校」という意味づけと位置づけを見いだすのかが緊急の課題です。これまでであれば、司祭がいる、シスターがいる、修道会が経営母体である、というあたりが、それぞれの教区長が学校に「カトリック」という名称を許可する保証になっていたのですが、それが無くなって中で、どういう形態の学校が「カトリック」という名称を冠するのにふさわしいのかは、確かに明確ではありません。もちろん経営する理事会の構成員にカトリック教会を理解するものが大多数を占めることなどという外的な指針はあるものの、やはり中身が一番の問題です。そのために、カトリック教育の精神を受け継ぐ後継者養成が一番の課題としてあげられていました。

新潟教区でも、新潟と秋田に短大と中高が合計で4校しかありませんが、それでもその存在は教区の宣教にとって欠くことのできない「宣教の力」です。その教育と存在を通じて、福音的価値観を社会に伝えていくことができる大切な存在です。教区としてもこれらの学校をできる限り応援していきたいと思います。

Sendai080702 研修会二日目の今日は、多摩大学教授の久恒啓一先生を講師にお招きして、「図で考える人は仕事(マネジメント)ができる」という講演を頂きました。目から鱗です。かなりたくさんの本を書いておられるようで、行政や司法や企業などから、セミナーの講師として引く手あまたの有名人です。初めてお話を聞きました。で、目から鱗です。文章でくどくど書き連ねても相手には伝わらない、伝えるためには「図解」することが大切だ。現状を大局的に把握するためには、図にするのが一番。方針を箇条書きにしても、それぞれの優先度や重要性や関連性がわからないから、図にするのが一番。確かにと頷く内容でした。教会でもやはり文書や箇条書きにしないと安心できないという側面がありますから。そして講演の最後には参加者一同に、「自分の仕事は何か実際に図にしてみなさい」という作業の指示。私も司教の仕事を「図」にしてみましたが、簡単ではありません。頭を使いました。これは自分でも利用しなくてはもったいないと思ったほど、久恒先生のお話は響きました。加えて、紹介された久恒先生のホームページの充実していること。ブログも毎日更新されているようで、今回も講演の一番初っ端に、演題から会場のデジカメ写真を撮っておられました。それにしても、仙台まで来た甲斐がありました。(写真は講演する久恒啓一先生)

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