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2008年12月 4日 (木)

今年最後の会議だったかも・・・

Kashiragajima01_2  毎月の第一木曜日は、原則として常任司教委員会の日です。そして今日は12月の最初の木曜日で、午前10時から定例の常任司教委員会が東京の潮見で行われたので、夕方まで東京でした。珍しく話し合いが紛糾することもなく、議題も思いの外少なく、会議はお昼で終了。お弁当をいただいて、カリタスジャパンの事務局に顔を出して、早めに新潟へ戻ることができました。たぶんこれが今年最後の東京での会議になろうかと思います。何事もなければ、来年1月の第一週まで、東京へ出かけなくて済むかもしれません。新幹線車内でひとり寂しくお弁当を食べる日々も嫌いではないですが、やはり自分の家がよいですから。加えて、わたしはたぶん自意識過剰なのだろうと思うのですが、外でひとりで食堂に入り食事をするということが、この上なく苦痛ですので、そういう意味では、東京で当分会議がないのはありがたい。

それにしても教皇庁をはじめ、教会のさまざまなレベルで、研修会や会議の企画の多いこと。今日の会議でもいくつかの研修会や会議への「招待」について、一体誰を出すのかが話し合われましたが、そもそもどういうわけかこういった集まりは、第一に連絡が遅くて、第二に日程が長い。3月に一週間近くバチカンで集まりをするから来るようにと今になっていわれても、日程調整は困難を極めます。せめて一年前くらいに日程だけでも分かっていればと思うのです。とはいえそれぞれの会議や集まりが開催できるかどうかは、資金を調達できるかどうかにかかっていることもありますから、資金調達のめどがつかないうちから、開催を公言できないのかもしれません。そういえば1月にインドで開催予定であったアジア司教協議会連盟の4年に一度の総会も、5月または8月のどちらかに延期となり、まだ決定していないため、参加代表に選出されているわたしは、どちらの日程もあけておかなくてはならない。しかも10日間分も。これまた困ります。

加えて来年中には、今回の列福式でお披露目された福者の聖遺物を入れた顕示台をもって、教皇様に感謝を述べてそれを贈呈する巡礼も行うとか。米沢の殉教者が含まれているのですから、これもたぶん行かなくてはいけないのでしょう。この顕示台は、できれば来年5月の米沢での感謝式典にお借りしてこようと思います。

冒頭の写真は先日の列福式後の巡礼で訪れた、上五島の頭ヶ島教会です。世界遺産の候補の一つで国の重要文化財だとか。この地の教会建築でたびたび名前を耳にする鉄川与助さんの手になる教会で、1910年から10年の歳月をかけて建設された石造りの教会です。西日本唯一の石造り教会だということで、しかも信徒の手で石が積み重ねられていったのだとか。その痕跡は、積み上げられた石に刻まれている数字(下の写真)。順番に数字に従って積み重ねていったのでしょう。当時の五島の信徒の方々の、自分たちの聖堂を造るのだという熱意が、積み重ねられた石から伝わってきました。造形の美しさや、内部の落ち着いた雰囲気以上に、積み重ねられた石から伝わる信徒の息づかいに、心を奪われました。生活のすべてを貫いて信仰があり、福音に生きることが当然であり、ご聖体の前で聖堂に祈ることが自然である生き方。厳しい迫害の時代を経て、そうした世界がそこに展開した事へのうらやましさを感じるとともに、この基本がしっかりとしていないのであれば、そのほかのことは虚しいとも感じた、五島の旅でした。

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