« 秋田は暖かな1日に | トップページ | 教区司祭の四旬節静修です »

2009年3月 8日 (日)

小さな積み重ねが

Seminar01 規模的に小さな割に地理的には広大である新潟教区では、どうしても全教区的な活動が難しくなってしまいます。大都市を抱える教区ならば豊富に提供できるであろう講座や講演会や黙想会も、どうしても頻繁に開催することができません。そのような状況の中で私が求めたいのは、それぞれの地区や小教区での「小さい試み」の積み重ねであります。

そんなわけで、カテドラルである新潟教会では先般組織の見直しが図られ、信徒養成部が設置されたと聞きました。その活動の手始めに早速本日、四旬節第二主日のミサの後、新潟教会では「よりより聖書朗読と『みことば』を聞く人の心構え」と題して、講習会が開催されました。講師は神学院を卒業したばかりの坂本耕太郎助祭であります。(写真は新潟教会の講習会で語る坂本助祭)

講習会のお知らせには次のように記してあります。「ミサの中で聖書朗読をする人の役割はたいへん重要です。『聖書が教会で朗読されるときには、神ご自身がその民に語られ、キリストは、ご自身のことばのうちに現存して、福音を告げられる。したがって、神のことばの朗読は典礼のもっとも重要な要素である」とミサ典礼書の総則29にあります」

現在は「聖書と典礼」が普及していつでも手元に書かれたみことばがあるのですが、やはり語られ生きている神のみことばに触れるために、耳を傾けて朗読に身を沈めたいと思います。そのためにも良い朗読の準備と耳を傾ける姿勢が重要であると思います。

さて同じような取り組みとして、先日幼稚園の理事会で訪れた秋田では、司教協議会典礼委員会の委員でもある市瀬師を講師に、夜7時からの典礼講習会が土崎で開催されていました。ちょうど市瀬師も理事会で秋田を訪れていたものです。典礼については、現在ミサ典礼書の改訂が進められ、バチカンの承認を順に得ながら最終的なミサ典礼書の完成へ一歩ずつ歩みが進められています。新しいものが出版されてから慌てて典礼を学ぶのではなく、今の段階で少しずつ学んでいく必要性を私も感じています。

こういった小さな取り組みの積み重ねが、新潟教区全体に求められているのだと思います。私が知らないだけで、そういった取り組みは随所で行われてきていることでしょう。そういった各地の取り組みの情報も、今後「教区報」などで分かち合っていただければと思います。(私にメールで教えて下されば、この場で紹介します)

Soutoh0903 なおその小さな取り組みの一つとして、新潟教会からもう一つ紹介したいのは、「双塔」のことであります。御復活、昇天、クリスマスといった節目に、文集小冊子のような大がかりな「双塔」が新潟教会では発行されていますが、それ以外に毎月の「双塔」もあるのです(写真は今月号)。A4で4ページです。その中には「教会生活ミニガイド」やら(今月のテーマは「奉献生活―キリストにより近く従うために」)、月の活動計画や霊名の祝日一覧、信徒役員会からのお知らせなどが記されています。編集されている方の努力が感じられる紙面です。これ以外にも新潟教会では毎週のミサに来られる方のために、聖書と典礼の一ページに収まる小さな案内の一枚も作成しています。そこにはその日のミサの聖歌番号、共同祈願、その週の教会活動や行事案内、先週日曜の献金額などが記されています。これもとても便利な一枚であると感じております。

小さな積み重ねから、お互いのコミュニケーションを図っていきたいと思います。

|

« 秋田は暖かな1日に | トップページ | 教区司祭の四旬節静修です »

司教の日記」カテゴリの記事