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2009年6月20日 (土)

司教総会から

司教総会などの諸会議が本日午後に終了しました。今回の司教総会では、裁判員制度についてかなり時間を割いて話し合い、信徒の皆様向けのメッセージを発表しました。木曜日に記者発表をして、潮見にはマスコミ各社が集まりましたが、同じ発表を耳にしても、記者さんによって記事の書き方のニュアンスが違うものだなあと感じました。

信徒の民様へのメッセージは来週早々にも小教区へは送付いたしますが、すでに中央協のホームページに公開されていますから、参照下さい。司教団としては信徒の皆様に一定に行動を指示するようなことはいたしません。教会の教えに従って、それぞれの良心に基づいた自由な判断をして下さい。心配がある場合には、どうぞ司祭にご相談下さい。また教会の教えについては、メッセージに添付してありますので、ご参照下さい。どうぞ文章には一つ一つの言葉遣いにもよく目を通して下さいますように。メッセージの本文だけを引用します。

「日本カトリック司教協議会は、すでに開始された裁判員制度には一定の意義があるとしても、制度そのものの是非を含め、さまざまな議論があることを認識しています。信徒の中には、すでに裁判員の候補者として選出された人もいて、多様な受け止め方があると聞いています。日本カトリック司教協議会は、信徒が裁判員候補者として選ばれた場合、カトリック信者であるからという理由で特定の対応をすべきだとは考えません。各自がそれぞれの良心に従って対応すべきであると考えます。市民としてキリスト者として積極的に引き受ける方も、不安を抱きながら参加する方もいるでしょう。さらに死刑判決に関与するかもしれないなどの理由から良心的に拒否したい、という方もいるかもしれません。わたしたちはこのような良心的拒否をしようとする方の立場をも尊重します」

なお聖職者や修道者に関しては、量刑判断に踏み込むことが司法における国家権力の行使にあたるという教会法学者の意見をうけて、教皇庁の教会法の解釈をする部署に問い合わせた結果をうけ、聖職者や修道者が裁判員になることは教会法に抵触すると判断しています。なおこの場合、終身助祭は含まれていません。

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