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2009年9月13日 (日)

台湾から帰国しました

Corunum02  9月6日夕方から9月11日まで、台北にある輔仁大学を会場に開催された、Cor Unum(教皇庁開発援助促進評議会)主催の黙想会に参加して、昨日帰国しました。黙想会は、マタイ福音25章40節「You did it to me(あなたが私にしてくれたことだ)」をテーマにして、中東を含むアジア全域から400人を超える参加者がありました。この参加者の中には60名を超える司教と、主催者のCordes枢機卿(Cor Unum議長)を始め、香港前教区長のZen枢機卿、マニラのRosales枢機卿、インドのToppo枢機卿、高雄前教区長のShan Kuo-hsi枢機卿と5名の枢機卿の参加もありました。台北教区長であるJohn Hung大司教も、洪水関連のさまざまな取り組みの合間を縫って参加されました。

参加した国と地域は26にも及び、イラクやレバノンからの参加もありました。最大の参加者を送り込んだのは60名を超えたインドで、そのあとにフィリピン、ベトナムが続きました。また地元台湾からの参加者も多くありました。日本からは私を始め3名が参加しました。今回の参加者の多くが、それぞれの国のカリタスや教区のカリタスで働いている人たちです。それぞれの活動の中で、キリストにおける愛の霊性を深めることが今回の目的であり、また教皇ベネディクト16世の最初の回勅「神は愛」の草案執筆者でもあるCordes枢機卿による、同回勅の精神を深める場でもありました。

黙想会は台湾のカトリック大学である輔仁大学医学部の校舎で行われましたが、さすがに輔仁大学にも400名以上を収容できる宿舎はなく、参加者は台北市内外に点在する4カ所の宿舎に分散しました。私たち日本組は、ベトナム、イラク、韓国、インドネシア、CRSとともに、新店市にある崇光中学の上にある女子修道会経営の宿舎に泊まり、毎朝、大型バスで1時間ほどかけて輔仁大学へ通いました。

黙想会では、朝の祈りを一緒に唱えた後、まず毎朝第一番講話として、神の愛の宣教者兄弟会の前の総長Br.Yesudasによって、マザーテレサの霊性についての講話が行われました。当初はマザーテレサの後継者である神の愛の宣教者会二代目総長のSr.Nirmalaによる講話が予定されていましたが、体調不良のため、急遽、三代目総長のSr.Premaの推薦で、Br.Yesudasの講話となりました。なおSr.Premaも会場に来ておられました。

講話のあとロザリオや十字架の道行きとミサ。体育館での昼食。午後3時からはさまざまな愛徳を実践した信仰の先達についての講話と聖体礼拝。そして宿舎に戻って夕食後8時半から晩の祈りを一緒に唱えて一日は終了。結構中身の濃い黙想会でした。

枢機卿、司教、司祭、修道者、信徒が一緒になって、こういった黙想会の一時を共有することは滅多にありませんから、参加者たちの中からも、是非こういったカリタス関係者や教会の社会福祉活動に携わる人向けの黙想会を継続して開催して欲しいという声が多く聞かれました。

最終日の閉会ミサ。聖体拝領後には馬英九中華民国総統が会場に現れ、すばらしい英語でスピーチをされていきました。台湾における社会福祉や災害救援に関するカトリック教会の貢献への感謝の言葉や、また台湾が受けるだけではなく積極的に貧しい国を支援していきたいという決意表明、カトリック教会のこれからの台湾の発展への積極的関与の期待、そしてご自身のカトリック者としての信仰の話など、すばらしいスピーチでした。もちろんバチカンは台湾と国交を結んでいる数少ない国家ですから、その意味でも、バチカンの1部門が主催するこのような会合が台湾で行われることには、大きな意味合いがあったことと思います。

あれだけの人数を迎えてくれた輔仁大学のスタッフ、そして学生の皆さんは、とてもすばらしい活躍でした。感謝します。(写真上は、グェン・ヴァン・トゥアン枢機卿の生涯について語るベトナムのグループ。下はスピーチする馬英九総統。そして会場の輔仁大学。)

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