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2009年11月30日 (月)

ローマ巡礼から・その2

Romeplg1 さて今回の中心的行事は、なんといっても水曜日の一連のプログラムでしょう。水曜日は朝8時に全員でホテルを出発。出発時には事前に用意された日の丸とバチカンの小旗が手渡されました。本日の謁見は広場ではなく、聖ペトロ大聖堂脇のパウロ6世謁見ホールで行われるとのこと。ゲート前にはすでに多くの巡礼団が集まっていました。一応、日本巡礼団は一番前の場所を指定されているとはいえ、それもセクションのことであって早く到着しないと一番前の列を確保できるとは限らない。手荷物検査を抜けると、皆さん走り出す。かなり早く、謁見開始の2時間前に会場入りしたものの、残念ながら一番前とは行かず、教皇様に向かって右側最前列セクションの3列目くらいからが、日本の巡礼団となりました。

謁見開始前から続々と集まり始めた各国の巡礼団。と突然。後方からブラスバンドの音が。横断幕と着衣からオーストリアかドイツ南部のグループのようです。するとそれに続いて歌い出すグループも出現。テレビの撮影も始まり、前方のスクリーンにグループが順に映し出されると、興奮はいや増して大歓声が。日本の巡礼団も小旗を振って大歓声を上げました。その後、歌も唄ったものの大会場ではあまり響かずに残念。すると突然、いつもこういった場で取り仕切っている執事長のような人物が日本司教団に近づいてきて、巡礼団の中から信徒2名を代表として前に出すようにとのこと。急なことでしたが、それはありがたいことでした。

そして10時半に教皇様が登場。各国語の祈りに続いて講話がありました。この講話はすでに翻訳されて、中央協のホームページに掲載されています。講話の後に、これまた各国語で巡礼団の紹介。日本は英語圏のグループのトップとして紹介されました。

Romeplg5 そしてラテン語で主の祈りを祈り、教皇様の祝福をいただいた後に、壇上の司教が教皇様に挨拶に行くことになりました。日本司教団は岡田大司教が聖遺物の収められた顕示台を手に、ボッターリ・デ・カステッロ教皇大使とともに前に進み出て、顕示台を教皇様に無事渡すことができました。

午後には聖ペトロ大聖堂の左手から裏に抜けて、バチカン市国政庁の聖堂でミサ。これには長官であるジョバンニ・ラホロ枢機卿様も参加され、ミサ後には皆さんと仲良く皆さんと写真に収まっておられました。その後システィナ礼拝堂で夕の祈り。さらに夜8時半からは、郊外のホテルで福音宣教省長官やバチカン図書館館長といった枢機卿たちを招いて、全員参加で夕食会が行われました。夕食会では、巡礼団の信徒の方によるマンドリン演奏の披露もありました。

なおこの一連の行事には、ガーナで教皇大使を務めるカレンガ大司教(以前日本で参事官でした)も参加して下さいました。それにしてもハードの一日で、立ったままで待たされることも長くあり、巡礼団には厳しい一日であったと思いますが、それ以上に感謝の一日でした。

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ローマ巡礼から・その1

Romeplg4 188福者殉教者の列福1周年にあたり、教会の慣例に従って、教皇様に感謝するとともに、福者殉教者の聖遺物を教皇様にお渡しするために、日本の教会から170名ほどの巡礼団がローマへ出かけました。それぞれの方々の日程の都合などもあろう事から、出発日をいくつにも設定し、期間も最短を5日としましたが、11月25日のバチカンにおける教皇様の一般謁見には全員が集まることにいたしました。複雑な旅行の手配や手続きは、阪急交通社の担当でした。

私の同行させて頂いたグループは13名と一番少ない人数で、月曜に成田を出発して土曜の朝には成田に戻る最短日程でした。13名のうち、私と地主司教、そして東京の浦野神父様と3名が聖職者。少ない人数のグループであったため、スムースに日程をこなすことができたと思います。添乗員とガイドの方々に感謝です。

さて私たちは、全日程をローマ泊まりとして、謁見の前後の火曜と木曜には、それぞれラテラン大聖堂でのミサ、ジェズ教会でのミサを組み入れ(他のグループと合同)、その合間にローマの教会巡礼を行いました。なかでも木曜日にはグレゴリアン大学へ出かけ、イエズス会の菅原神父様から解説をして頂きました。そしてその午後には、聖フランシスコ・ザビエルの聖腕が安置されているジェズ教会へ。菅原神父様の案内で、普段は入れない香部屋裏で、殉教当時にマカオで描かれたという26聖人の殉教図を見せて頂きました。私は以前から、ローマに出かけるときには必ずこの教会を訪れ、聖腕の前で感謝の祈りを捧げることにしています。ザビエルの存在があったからこそ、今に至る日本のキリスト教の歴史があるのですから、感謝しないわけには行きません。その教会で今回はミサを捧げ(高見大司教司式)、そのミサで私は、説教をさせて頂きました。感激でした。

写真上は、水曜日の一般謁見で、紹介された日本の巡礼団に対して祝福を送られる教皇様。下左はグレゴリアン大学玄関ホールで菅原神父様の解説を聞く巡礼団。下右はジェズ教会香部屋裏で26聖人殉教図を見せて頂く。

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2009年11月22日 (日)

初聖体、そしてローマ巡礼中

Fcomm09 王であるキリストの主日である今日は、その名をいただくカテドラルの新潟教会でミサを捧げました。ミサ中には小学校2年生になる朝子ちゃんが初聖体を受けられ、ミサ後には祝賀会もありました。信徒の皆さんによる踊りや謡の披露もあり、また司祭団のために松任谷由実の「守ってあげたい」などの歌のプレゼントもありました。身にしみる歌でありました。おめでとうございます。そして皆様のお祈りに感謝します。今年は聖母被昇天の時に海外にいたもので、久しぶりのカテドラルでのミサでした。

さて明日の朝から土曜日まで、列福感謝のための公式巡礼団に同行してローマへ出かけております。従って次の更新は、来週の日曜日以降となります。水曜日には教皇様の一般謁見に参加して、列福式の際に製作した聖遺物の顕示台を教皇様に差し上げることになっています。その報告はまた帰国してから。

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2009年11月21日 (土)

札幌教区地主司教退任

11月17日の夜、教皇様は札幌教区の地主敏夫司教様の定年による引退を認められたと発表がありました。通常の場合、司教は75歳になったところで教区長職からの引退願いを教皇様に出すことになっており、それと同時に後任の選定作業が始まります。多くの場合は、引退と後継者の発表は同時に行われるのですが、時として後継者の発表が後に行われる場合もあります。今回はその後者の場合のようです。

地主司教様の引退と同時に後継者の発表がなかったので、札幌教区司教座は空位となりました。次の教区司教が決まるまでの間、教皇様から私に、札幌教区管理者を兼任するようにとの任命がありましたので、11月17日からそのように務めることになりました。早速本日午前中に現在の顧問団に札幌司教館に集まって頂き、今後のことについていろいろと打ち合わせをして参りました。とはいえ私も札幌のことはまだよく分かりませんので、今後少しずつ体制を整えて、しっかりと次の教区司教に引き継ぐことができるように努めたいと思います。

地主司教様にはこれまで教区長の努めご苦労さまでした。今後ともよろしくご指導下さい。新潟教区の皆様には、これから当分の間、新潟と札幌の両方で仕事をしなければならなくなりましたので、これまでと同じ量のつとめを果たすことができなくなります。申し訳ありませんが、ご理解下さい。そして札幌教区と新潟教区の皆様には、どうか新しい教区司教が早く誕生するように、日々お祈りを捧げて下さいますように、お願い申し上げます。

P.S. 札幌教区管理者としての私の正式なタイトルは、ラテン語で次の通りです。 "Administratorem Apostolicum Sede Vacante et ad nutum Sanctae Sedis"

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第15回日韓司教交流会開催

Nikkan0903 毎年この時期に恒例として行われるようになった日本と韓国の司教団の交流会が、今年で15回目を迎え、大阪教区で11月17日から20日まで開催されました。今年の交流会には韓国側から14名の司教が、そして日本からは現役が全員となる17名の司教が参加しました。この交流会はお隣同志である日本と韓国の司教団が相互の交流を図り理解を深めるために、毎年相互の国で行われています。

今年の交流会では特に、今年の2月に亡くなられた前ソウル教区長、金寿煥(キム・スファン)枢機卿の生涯に学ぶことを主なテーマとして掲げ、中でも長く補佐司教として金枢機卿を支えた現済州教区司教のカン司教様に講演していただきました。日本側からも釜ヶ崎で働く本田神父が講演しました。会議や講演、そしてともに捧げたミサの会場は大阪のカテドラルである玉造教会で、宿泊はその目と鼻の先にあるホテルKKR。大阪城が目の前に見える美しいところでした。

二日目に行われた講演会の後には、カテドラルで大阪教区司祭との交流昼食会。その後3グループに分かれて、現地学習会へ。神戸震災をテーマに鷹取教会を訪れるグループと、生野のコリアンタウンを訪れるグループ、そして道頓堀にキリシタンのなごりを探るグループに分かれました。わたしは神戸へ。神戸の「人と防災未来センター」で震災について学び、その後鷹取教会を訪問して震災後の活動やその後の復興、そして現在のNGOやFMわいわいの活動について学ぶ一時でした。その後韓国の司教さんたちと一緒に、近くのお好み焼き屋で夕食へ。前の鷹取教会主任で現在の大阪教区事務局長神田神父の案内で、大阪の味を堪能しました。

三日目の全体会議のあと、午後からは時間の都合がつく司教達で淡路島へ。夜には英語やイタリア語や日本語や韓国語が入り交じって、何とかコミュニケーションを取りながら、一緒に唱って楽しい一時を過ごしました。翌日、鳴門の渦潮を見たあとに大塚美術館へ。いやはや、突然目の前に広がるシスティナ礼拝堂のレプリカには驚きましたし、それ以外の術品のレプリカ展示にもビックリしました。特殊な技術で陶板に焼き付けたというレプリカは、単に写しだけではなく凹凸も再現され、すばらしいものでした。

来年は韓国で行われます。

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2009年11月15日 (日)

寺尾教会で堅信式

Terao0901 本日は午前9時半から、新潟市内の寺尾教会で堅信式を行いました。主任司祭の町田神父様がじっくりと時間をかけて準備をされた9名の方が、ミサ中に堅信の秘跡を受けられました。おめでとうございまず。

今日の新潟は朝から荒れ模様の天気でした。天気予報とは異なり雨こそ降らなかったものの、すさまじいほどの強風です。寺尾教会へ向かうために海沿いの道路を通っていったのですが、これがまた砂嵐状態。海岸の砂が道路へ入り込んで舞い上がっていたり、道ばたの立て看板が舞い上がっていたり、信号で止まれば車が揺さぶられるほどの風です。堅信を受けられる方々の中にも、郊外から電車で来る方々がおられ、強風でJRが止まってしまうとどうしようもありませんから心配しましたが、何とか全員がミサ前にそろいました。

寺尾教会は鉄骨造りで、聖堂の天井はその鉄骨が丸見えの建物ではありますが、典礼は町田師が良く準備をされ、侍者が4人で香炉も使う荘厳な式でありました。侍者は二人の男子青年と二人の可愛い女の子たち。町田師の厳しい『指揮』のもと、てきぱきとかつ美しく侍者をして頂きました。

堅信の秘跡の日に、外で大風が吹き荒れるというのもシンボリックであります。よく言われるように、風は目に見えることはないし、風自体を掴むことはできないけれど、風はその影響によって具体的に存在を知ることができます。落ち葉が舞い上がったり、肌に感じたり、何かが揺り動かされたりすることで、風が存在している事を知るけれど、それ自体は風そのものではない。聖霊の働きも同じなのかもしれません。聖霊を見ることはできないけれど、そこに聖霊が働いていることはその影響で知ることができる。つまり聖霊で導かれている私たち信仰者が、その生き方で、言葉で、行いで、聖霊の働きを具体的に示していかねばならないのです。聖霊自体を目にすることはないけれど、人はその働きで聖霊の存在を感じとるのです。堅信を受けられた皆様、成熟した信仰者として、そして教会の責任ある仲間として、聖霊の働きをあかしする生き方をともにして参りましょう。

ミサ後には昼食会が開かれ、青年たちがギターの伴奏でいろいろと歌を披露してくれました。ありがとう。

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2009年11月14日 (土)

ダンシング・ウサギは今年で見納めか

Daiwausagi09 毎年恒例となった新潟市内古町にある大和(ダイワ)デパートの踊るウサギたち。もちろん機械仕掛けですけれど、クリスマスが近くなると毎年コスチュームを替えて、この場所に出現するのでした。ショーウィンドーの前では、親子連れが楽しそうに眺める風景もあり、また夜にはほろ酔い加減の大人が一緒になって踊る姿ありと、冬の新潟の風物詩といっても良い存在であります(もっとも一緒に踊る大人なんて、ほろ酔いではなくかなり酔っているのかもしれませんが)。

今年も写真のような出で立ちで、数日前から踊りを披露しております。しかし、もしかしたらその姿も今年が最後かもしれません。もちろん機械仕掛けですからいつかは壊れるものですが、それよりもこの大和デパート自体が業績不振のため新潟県からの撤退を決定。古町の大和デパートも来年6月の閉店が予定されています。というわけで、このままこのウサギたちも、新潟から消えていくのでしょう。核店舗の一つを失う古町商店街は、もしかしたら大きく変わっていくのかもしれません。名古屋の大須アーケード街はコンピュータ関連の専門店で息を吹き返し、今ではそれ以外の特徴ある専門店の街として賑わいを取り戻しました。古町にも少しずつ特徴のある専門店が出現しつつありますが、何か計画を持って配置していかないと、賑わいには結びつかない気がします。

さて新潟教会では今晩7時から、侍者団の研修会が開かれていました。指導は助任の坂本耕太郎神父。侍者といえば少年たちの領域というイメージでありますが、新潟教会周辺にはその男の子たちがいない。というよりも子どもたちの数がまずもって少ない。そのために、子どもたちに侍者を頼ることができません。従って新潟教会の侍者団は、かなり成熟した大人の侍者団であります。典礼を学び、儀式などの時にも慌てないようにと、今後も研修を重ねるとのことでした。下の写真が、今晩の研修会の模様です。荘厳で美しい典礼には、よく練習を積んで、しかも典礼を良く理解している侍者の存在が不可欠ですから、これからもどうぞしっかりと研修を重ね、より良い典礼にして参りましょう。

Jishakoshu09

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2009年11月13日 (金)

あっという間に、一日は過ぎていきます

このところ移動と会議が立て込んでいて、来週も日韓司教交流会で大阪へ行き、その次の週はローマへ行きなどと考えるだけでも落ち着きません。この木・金・土は、今月には珍しく何も予定を入れていない。とはいえ司教館にいると、あっという間に一日が終わり、もうこの時間です。現在午後9時45分。昨日も今日も、年頭司牧書簡と四旬節小冊子の巻頭言などにかかり切り。つまり頭の中はもう来年です。ちょっと書いてはあっという間に時間が過ぎ、来客もあり、あれよあれよという間に夕方であります。ついでにローマやら中央協やらと、読まねばならない書類や文書がどっさりと連日届く。というわけで、ことさらにそうでもないはずなのですが、今月は日記の更新も滞りがちであります。あまり更新が遅いので、病気ではないかというお問い合わせメールを下さった方がおられたので、ご安心を。健康に過ごしております。日曜日は新潟市内、寺尾教会での堅信式の予定です。その後月曜日は毎月の月曜会のミサとロザリオの祈り。そして火曜日には大阪へ移動です。

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2009年11月11日 (水)

カリタスジャパン全国担当者会議

Cjzenkoku09月曜日から本日水曜日の昼まで、カリタスジャパンの全国担当者会議が、東京潮見のカトリック会館で開催され、全国16教区の教区担当者が集まりました。また今回は、2010年がカリタスジャパン40周年にあたることもあり、教区担当者だけではなくカリタスジャパンの各委員会委員、そして事務局職員も一緒に集まり、学びとわかちあいの一時を初日に行いました。

午後3時半に始まった初日は、まず私がカリタスジャパンと聖座の関係について、続いて幸田司教がカリタスジャパンと関わる中で学ばれたことについて、それぞれ30分ずつ話をさせて頂き、その後小グループに分かれてわかちあいを行いました。そして夕食を利用してちょっとした懇親会。同じカリタスジャパンの活動に関わっていても、委員会や部会が違うと日頃は顔を合わせることもありませんから、互いを知る良い機会となったかと思います。

そして昨日と本日の全国担当者会議。担当者はそれぞれの教区の司教から任命されて、教区の社会福祉委員会などの担当をしておられる方々です。しかしカリタスジャパンは、中央に委員会と事務局をもっているものの、各地に支部があるわけではありませんから、募金や啓発活動などで、教区担当者の協力なしには何も実行することができません。特に四旬節の愛の献金では、教区担当者の協力が不可欠です。そういった年間を通じた教区での取り組みについて、また災害時の対応について、また来年の四旬節について、時間をかけてじっくりと話し合いました。さらに先日各教区でご協力をお願いした自死に関するアンケートについて、中間集計の結果が報告され、今後の方向性についての意見交換も行われました。

カリタスジャパンの活動は、単に募金をして誰かにそれを届けるということに尽きるのではなく、多岐に及んでいます。現在ではそういった慈善的援助よりも、いわゆる途上国の方々が自立できるような手助けをする「人間開発」のプログラムの支援、そして国際カリタスに協調して行う災害救援、啓発活動、アドボカシー活動、自死や孤独、暴力の問題、HIV/AIDSに関する啓発活動などに取り組んでいます。基本的には教皇ヨハネパウロ二世の回勅「新しい課題」にある次の言葉の具現化を目指しているといっても良いかもしれません。

「発展とは、富める国が現在享受している生活水準にすべての人を引き上げることではなく、労働を結集してよりふさわしい生活を築き上げること、個々人の尊厳と創造性、そして天職、すなわち神の召し出しにこたえる力を具体的に高めることなのです」

すべての人がその召し出しに充分生きることができる社会を目指す活動には、伝統的な援助だけではなく、現在カリタスジャパンが取り組んでいるさまざまな活動も当然含まれて参ります。よりより社会を生み出していくためにも、多くの皆様のカリタスジャパンの活動へのご支援を、あらためてお願い申し上げます。

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2009年11月 7日 (土)

東北地区カトリック学校教育研修会へ

Shirayuri0902 水曜日と木曜日は東京でいくつかの会議に出席。そのまま金曜日には仙台へ移動して、先ほどやっと新潟へ戻ってきました。仙台では、金曜日の午前10時半から始まって今日の土曜日、午後2時まで、第24回東北地区カトリック学校教育研修会に参加して参りました。2年前には福島で行われたこの研修会、2年に一度開催されているのですから、24回ということはすでに48年の歴史があるということです。東北6県に新潟県も含め、つまり仙台教区と新潟教区にある11のカトリック小学・中学・高校から130名もの参加者が、仙台白百合中学高校に集まりました。全体のテーマは「生徒たちにつなぐカトリックの魂」。どの学校でも修道者の減少などから、どのようにしてカトリック校であり得るのかは大きな課題です。カトリックの「魂」というテーマの言葉選びに、何かを伝えなくてはという先生たちの意気込みと熱意が感じられました。

両教区の責任者ということで2年前と同じく、平賀司教様と私も参加させて頂きました。また基調講演のために高松教区の溝部司教様も来られ、加えて来賓として中央教育審議会副会長の梶田叡一先生もお見えでした。参加者の大半は仙台白百合の教職員でしたが、そのほかすべての学校から6人程度の教職員が参加しておりました。新潟教区にはそのうちの二つの学校しかありません。秋田聖霊と新潟清心からも、校長以下それぞれ5・6名が参加しておりました。

前回に続いて今回も公開授業に参加する機会を得ました。今回は宗教音楽の授業を見学させて頂きました。仙台白百合にはこの「宗教音楽」という時間が宗教以外に設けてあり、音楽を通じて宗教的なものに触れる機会が提供されています。公開授業は高校三年生を相手に、クリスマスの聖歌を歌い、そしてクリスマスに全校で行うハレルヤコーラスの練習と、興味深い一時でした。昼食後には溝部司教の講演。「生徒につなぐカトリック教育」というテーマで、キリシタン時代に始まって明治以降の日本の歴史にも触れ、カトリック教育の理念がどのように伝えられ生きられてきたのかを詳しく聞かせて頂きました。

そして本日は分科会と午後の閉会ミサ。ミサは平賀司教の司式で、私が説教。白百合の聖堂はパイプオルガンもあり、平賀司教の堂々とした歌ミサでありました。

参加された先生方ご苦労様でした。準備をして下さった委員会の皆さんご苦労様でした。そして仙台白百合の皆様には、温かいもてなしに感謝します。下の写真は仙台白百合の校舎ですが、「ようこそ」という気持ちを表したデザインだと聞きました。

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2009年11月 3日 (火)

新庄教会、応援します

Damien06 本日の聖ダミアン神父列聖感謝ミサには、新庄教会からも30人を超える方々が参加しておられました。そのほとんどが、写真にあるようにフィリピン出身のお母さんたち。子どもたちも一緒です。記念式典では参加したメンバー全員で舞台に上がり、新庄教会献堂のために協力して下さっている方々への感謝の言葉がありました。これまで何年も、いろいろな場所を転々としてミサを捧げてきた共同体です。元気なお子さんたちはパーティーでダンスを披露してくれました。お母さんたちもバンブーダンスなど、さまざまなタレントを発揮して盛り上げてくれました。

新庄に教会を造るという夢も、今、少しずつ現実のものになりつつあります。ゆっくりとした歩みですが、確実に、一歩ずつ、実現に向けて頑張っていきましょう。

写真下は、本日の夕方、山形からの帰り、小国街道にて。雪です。

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聖ダミアン神父、列聖感謝ミサ

Damien01 10月11日にバチカンで列聖されたイエズスマリアの聖心会司祭聖ダミアン・デ・ブースターの列聖感謝ミサが、本日午前10時半から山形地区で捧げられました。感謝ミサはイエズスマリアの聖心会の本部がある茨城県でも、同時に行われたと聞きました。

山形地区でのお祝いは、寒河江のホテル・シンフォニー・アネックスを会場に行われ、主に山形県内から300人近い方々が集まりました。感謝ミサ、その後会場を移して、鶴岡教会主任のドネガン神父様の講演や列聖式報告、そしてサレジオ会小神学生によるダミアン神父のお芝居の披露、さらに会場を移してパーティーとなり、午後3時過ぎには解散となりました。

なんといっても昨晩から山形は雪模様で、とにかく寒い一日でしたが、ミサの途中から晴れ間も見られる不安定な一日でした。パーティーでは川崎ダルクのメンバーによる沖縄の太鼓の踊りの披露や、新庄と山形のフィリピン出身信徒の踊り、子どもたちの踊り、各小教区からの歌や踊りの披露、そして最後はもちろんみんなで花笠音頭でした。

イエズス・マリアの聖心会会員の皆様、皆様の兄弟会員である聖ダミアン・デ・ブースター神父の列聖にあたり、心からお祝いを申し上げます。モロカイ島で隔離されていたハンセン病患者と共に生き、その命を奉仕のために捧げられた聖ダミアン神父は、熱烈な神への信仰に生きるあかしを身をもって成し遂げたという意味で、証聖者でもあり、また現代の殉教者ともいえる存在だと思います。

私たちは、善人になることは努力すればできるかもしれません。でも、貧しい人たち、差別されている人たち、社会の底辺に追いやられている人たちと、真の隣人になることは、単純に努力をすれば達成できるというものではありません。そこには、愛そのものであるいつくしみ深い神への信仰に裏打ちされた真の隣人愛が必要です。まさしく真の隣人愛を人生をかけて具体化した聖ダミアン神父を動かし続けた、神への信仰です。
私たちも、今回の列聖によって突き動かされて、聖ダミアン神父の取り次ぎを求めながらその模範に倣い、真の隣人愛に生きるものとなることができるように、ともに祈りたいと思います。

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2009年11月 2日 (月)

11月の主な予定です

あっという間に今年も終わりの時期に突入しました。昨日から今日、そして明日にかけて、新潟は寒い雨の日が続き、いかにも冬の始まりを感じさせております。さて月の初めですから、今月の主な予定を記しておきます。

  • 11月3日 聖ダミアン司祭列聖感謝ミサ 山形・寒河江
  • 11月4日 カリタスジャパン会議
  • 11月5日 常任司教委員会、カリタスジャパン委員会
  • 11月6・7日 東北地区カトリック学校教育研修会 仙台市内
  • 11月9・10・11日 カリタスジャパン全国担当者会議など 東京
  • 11月15日 寺尾教会堅信式
  • 11月17~20日 日韓司教交流会 大阪市内
  • 11月22日 王であるキリスト 新潟教会
  • 11月23~27日 殉教者列聖感謝の巡礼に同行 ローマ
  • 11月28日 社会司教委員会世界人権宣言シンポジウム 名古屋
  • 11月30・12月1日 教区顧問会、教区司祭評議会

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