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2010年4月14日 (水)

被爆マリア像、国連へ

一般紙でも報道されていましたが、浦上天主堂のいわゆる「被爆マリア像」が、国連に出かけることになりました。長崎教区の高見大司教は、4月20日から被爆マリア像と共にゲルニカへ巡礼することを企画しておりました。30名以上の方が同行されるそうです。それに先だって先日には、広島の三末司教と連名で、「核兵器廃絶に向けて勇気ある一歩を」と題するメッセージを発表されておりました。5月3日から28日まで国連本部で開催される核拡散防止条約(NPT)再検討会議にあわせて、被爆地の宗教者として倫理的側面から核廃絶を訴えました。このメッセージがバチカンや日本の国連代表部関係者の目にとまり、ゲルニカまで出かけるのだから、この際に「被爆マリア像」をニューヨークに持って入り、アピールをしてはどうだろうかという働きかけがあったということです。高見大司教はニューヨークのドーラン大司教と共にミサを捧げたり、バチカン国連代表部のミリオーレ大司教と会談することまでは決まっていましたが、関係者の尽力により、5月3日に潘基文(バンキムン)事務総長との会談が実現する運びとなったということです。

「被爆マリア像」は戦前の浦上天主堂の正面祭壇に安置されていた無原罪の聖母の木像だったそうですが、1945年8月9日の原爆投下によって聖堂と共に崩れ去り焼失したものと思われていました。その後焼け跡から頭部だけが発見されたものです。無原罪の聖母像は2メートルほどあったそうですが、残された頭部は26センチだということです。

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