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2010年9月20日 (月)

正義と平和札幌大会

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9月18日の土曜日午後から、本日9月20日のお昼まで、カトリック正義と平和協議会の全国集会が、札幌教区の主催で開催されました。今回の札幌大会で全国集会は36回目となるということです。正義と平和協議会は、司教団の委員会としての側面と、全国の同じような活動の交わりの場としての役割を持っているためためなのか、委員会ではなく協議会という名称を使っているようです。ですからこの全国集会も、単に全国の正平協関係者が一堂に集まる会議というよりも、それぞれの開催地における社会の問題を福音の視点から見つめ直す研鑽の場という性格が強いと思います。ですから中央ですべてを決めて地方で開催するというのではなく、それぞれの教区の正義と平和関係者でその地元に根ざした問題を中心に据えて企画するという方法がとられています。ですから、正平協の全国集会でありながら主催は札幌教区となっていました。

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今回の大会は北海道での開催ということで、「真の共生社会を目指して」とテーマに、特にアイヌの方々の歴史と現実について学ぶ機会となりました。札幌教区の参加者も含めて全部で300人ほどが参加してくださいました。新潟教区からは担当の佐藤勤神父を始め、私がわかった限りでは4名が参加しておられました。

第一日目は会場を、日本聖公会北海道教区の札幌キリスト教会をお借りして始まりました。ちょうど教皇様が歴史に残る英国訪問を行っている最中でしたので、その意味でも聖公会の教会で開催できたことに意味を感じました。札幌駅に近く北大の前にある教会は、大勢の参加者でいっぱいになりました。この日はアイヌ民族の権利確保のために尽力されている北海道アイヌ協会副理事長の阿部ユポさんに基調講演をいただきました。いったい誰が先に日本にいたのか、日本の先住民は誰なのかという問いかけには、考えさせられるものがありました。またこの日は北海道アイヌ協会人権部長の小川早苗さんからアイヌ神謡集から歌を習い、民族衣装について学び、また小川もといさんの伝統楽器ムックリ(口琴)やトンコリ(弦のある琴)の演奏を聴かせていただきました。そして夜は、近くのサッポロビール園で交流会となりました。

二日目は谷司教の司式で、カトリック北十一条教会でミサを捧げた後、分科会や現地学習に分かれました。今回は5カ所の現地学習と5つの分科会が行われました。また夕方5時からは5つのネットワークミーティングが行われ、私も現在担当司教をつとめるHIV/AIDSデスク主催のミーティングに参加しました。

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最終日の本日は、札幌地区の信徒の方々にも参加を呼びかけて、北十一条教会を会場に社会司教委員会主催の人権セミナーを行いました。このセミナーはこれまでも仙台、名古屋、福岡で開催されたものです。これまでの三回については講演集ができています。今回のセミナーでは、松浦司教が「人間の尊厳と平和」について基本的なことを話し、次いで私がルワンダ虐殺事件の背景について話し、最後に幸田司教が「聖書と現実を見つめて」と題して聖書からみた人権について話されました。その後私の司式、松浦司教の説教で派遣ミサを捧げ、13時にはすべての行事が終了となりました。

札幌で準備に当たられた皆さん、ご苦労様でした。また特に北十一条教会の皆さん、本当にごありがとうございます。また全国から参加してくださった皆様、遠路はるばる北海道まで来てくださって、感謝申し上げます。中心になって準備に当たってくださった新海神父様もご苦労様でした。

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