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2010年11月19日 (金)

第16回日韓司教交流会開催

Jpnkor1001

第16回目となる日本と韓国のカトリック司教による交流会が、韓国の清州(チョンジュ)教区を会場に、11月16日から19日まで開催されました。交流会は日本と韓国で交互に開催されており、昨年は大阪で開催されました。今回の交流会には日本側から13名の司教が、また韓国側からは17名の司教が参加しました。韓国と日本では、韓国の軍教区も含めて同数の16教区があります。韓国側ではこの数年間新しい司教の任命が相次ぎ、つい数日前にも大邱の大司教が新しく任命されたばかりです。そのため今回も初めてお会いする司教が韓国側には多くおられましたが、日本はこの数年はあまり新人が生まれておりません。

交流会では毎年、両国に共通する問題を取り上げて、それぞれの国の事情についての講義を聴くことにしています。今回は日本でも韓国でも深刻化している自殺・自死の問題を取り上げました。韓国側からは大学の先生が韓国における自殺の現状と課題について、また日本側からは幸田司教がカリタスジャパンの取り組みについて講演をしました。幸田司教が担当するカリタスジャパンの啓発部会では、長期にわたって暴力や自死の問題に取り組んでいますが、つい先日、この日記でも紹介したとおり、自死に関するメッセージと小冊子を発表しました。このメッセージを中心に、日本の現状と教会の司牧的取り組みについて話してくださいました。韓国においても自殺が大きな社会問題となっていることは、今回初めて学びました。

交流会ではまた、二つのグループに分かれて現地学習も行われました。私が参加したのは韓国で二番目の教区司祭で、1850年頃に清州を中心に司牧活動を行い、1861年に病気のために40歳でなくなったチェ・ヤンオプ司祭の拠点とした、ベティ(梨峠)聖地を訪れたグループです。この地はまた、1862年の迫害で殉教した信徒が葬られた地でもあり、近隣にいくつもの信徒村が形成された地でもあったということです。現在は聖堂が建てられ、野外礼拝施設もあり、専任の担当司祭も任命されており、また黙想会のための施設もあるなど、整備が進められていました。小教区ではないので所属信徒はいないのですが、この日は日頃訪れる信徒の方々が集まって、担当司祭とともに歓待してくださいました。なお、もう一つのグループは、いわゆる落ちこぼれと見なされたこどもたちを専門に受け入れているヤン・オップ高校を訪問。

なお清州は直指(ジクジ)とよばれる古い印刷技術があったところで、グーテンベルグよりも70年ほども早く活字の印刷が行われていたところだと言うことで、その博物館も見学させていただきました。

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