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2011年3月 9日 (水)

四旬節が始まりました

本日3月9日は灰の水曜日。今年は例年に比べて非常に遅くなりましたが、四旬節が始まりました。御復活祭は4月24日です。四旬節は私たちに信仰の根本を振り返る「時」を与えてくれます。教会の伝統は、「祈り・節制・愛の業」という3点をもってその振り返りを行うようにと教えています。教皇様は毎年の四旬節にメッセージを発表されていますが、今年のメッセージも中央協のホームページに掲載されていますのでどうぞご覧ください。教皇様は今年のメッセージで、この四旬節を洗礼の準備をしている人たちと歩みを共にしながら、信仰を振り返るようにと勧め、次のように記されます。

「人が罪に死に、復活したキリストの新しいいのちにあずかる者となり、死者のうちからイエスを復活させた神の霊を同様に受けるというすばらしい神秘が、この洗礼の秘跡で行われます(ローマ8・11参照)。この無償のたまものを、わたしたち一人ひとりのうちでつねに再燃させなければなりません。四旬節はまた、洗礼志願者と同じ道をたどるようわたしたちに勧めます。その道は、初代教会のキリスト者にとって、また今日の洗礼志願者にとっても同様に、信仰とキリスト教的生活のかけがえのない学びやです」

教皇様は四旬節の典礼において語られる、神の言葉に特に注意を払い、信仰の旅路を豊かにするようにと勧めておられます。また四旬節に特に勧められる「愛の業」の実践について次のように述べておられます。

「わたしたちは人生の歩みにおいて、蓄財の誘惑と金銭への愛着にみまわれることがあります。それらは、わたしたちの生活における神の絶対性をゆるがしています。所有欲は、暴力、搾取、死へと至ります。ですから、とりわけ四旬節に、教会は分かち合いをもたらす施しの実践を促すのです」

カリタスジャパンでは、この「愛の業」の実践に携わる教会の機関として、四旬節の特別献金を呼びかけております。毎年カリタスジャパンが行う国内外の援助活動の原資のうち3分の1がこの四旬節献金に依っております。経済状況が厳しい折ではありますが、どうぞ少しずつでもかまいませんので、ご協力をお願い申し上げます。なお今年のカリタスジャパンが用意した四旬節小冊子「つなぐ」は、特にこの献金の使途に焦点を当て、カリタスジャパンの活動について詳しくお話しする内容とさせていただきました。

信仰の原点に立ち返りましょう。どうしてイエスに付き従うことになったのか、仮にそれが自分の決断であったとしても、また気がついたらそうであったとしても、そうせざるを得ない自分の置かれた立ち位置の不思議さに思いをはせながら、神のはからいに身をゆだねる姿勢をあらためて学びましょう。福音に生きることを無視して、イエスに付き従うことはあり得ません。福音に生きるとは、定められた型を身につけるとか、決まり事を充分に守るとか、単に品行方正になるとか、そういった次元にある事柄ではありません。いったい自分がどの方向を向いて立っているのかの問題です。信仰の原点に立ち返り、まっすぐにイエスの方を向いた生き方を模索していきましょう。

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