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2011年5月25日 (水)

国際カリタス総裁にマラディアガ枢機卿再選

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ローマ市内で開催中の国際カリタス総会は、3日目に当たる火曜日の夕方、次期総裁(任期4年)と会計の選挙を行い、圧倒的多数の支持を得て、現総裁のオスカー・ロドリゲス・マラディアガ枢機卿(ホンジュラス)を再選しました。2期目で任期は4年です。また会計には現在、暫定的に会計をつとめているユルグ・クルメナッハー氏(スイス)を選出しました。(写真は左からレスリー・アン・ナイト事務局長、オスカー・ロドリゲス・マラディアガ枢機卿、ロベール・サラ枢機卿)

昨日の会議では、総裁、事務局長、会計がそれぞれの立場から4年間の報告を行いました。とりわけレスリー・アン・ナイト事務局長の報告が終わった後には、全員が起立して拍手が5分近く鳴り止まないほどで、彼女が再選に向けて準備をしていたものの、国務省からのnihil obstatが出されなかった出来事に対して、多くのカリタスの抱いた思いを表していました。

今回の総会には初めて国務省の代表が参加しており、2004年に国際カリタスが聖座から教会法上の法人格を与えられたことに伴う国際カリタス憲章の見直しと、組織の見直しについて発言をされています。現事務局長以外の人物の選出を求めているのも、ナイト女史自身に何か問題があったわけでもなくそれどころか聖座は彼女の活躍を高く評価しているという説明があったものの、実際には国務省の意向で彼女を選出することができなくなっているのも事実で、多くの参加者が複雑な思いを抱いていることが議論の中から感じられます。

また憲章の改訂に伴って、理事会のなどの構成も縮小することが提案され、これもかなりの議論になりました。全体的に各地域の代表を減らして、全体の人数を少なくするという提案でしたが、ラテンアメリカは現行の4から2へ、アジアも現行の3から2へ減ることになり、意識的にはかなりの抵抗があったものの、効率よい理事会運営と経済性を考えるのなら、仕方のない変更だと感じました。これにともない、これまでは各地域カリタスの総裁7名が自動的に国際カリタスの副総裁になり、総裁と副総裁でいわば幹部会のような常任理事会のような形態をとっていたのですが、これも変更して、7名から2名を副総裁に選出し、基本的には総裁と副総裁の合計3名に後数名を加えた少人数で、効率的な運営を進めることも決まりました。

私自身のカリタスアジア総裁職については、本日水曜日の夕方に、各地域選出の総裁を信任するかどうかの投票がありそこで最終的に決定なのですが、その後、新しい理事会の席上で副総裁の選挙が行われる予定です。しかし今回選出される副総裁は、総裁が空席になったときに自動的にその任を継ぐことになっているので、当然総裁に必要な資格を持っていなくてはなりません。私はフランス語とスペイン語ができませんから、その資格はありませんので、副総裁に選ばれることはありません。

なお今回の総裁選挙は、ロドリゲス・マラディアガ枢機卿と、カリタスフランスの責任者をつとめ国際カリタスの会計も担ったことのあるフランス人のデニ・ビェノ氏の二人が候補者でした。また注目される事務局長は、二人の人物が候補者として国務省から認められており、その選出は、新しい理事会において行われます。

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