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2011年5月14日 (土)

世界召命祈願の日

復活節第4の主日にあたる明日の日曜日を教会は、「世界召命祈願の日」と定めております。教皇パウロ6世によって1964年に制定された祈願の日です。教皇様はこの日のためにメッセージを発表されています(全文は中央協のホームページへ)。「地方教会における召命への働きかけ」と題された今年のメッセージにおいて教皇様は、共同体において召命を育むことの大切さを説かれています。

そもそも私たちの教会は、イエスご自身が弟子達をご自身で声をかけることによってできあがった共同体を基礎としています。その共同体の交わりの中で、イエスからの呼びかけを深め育み、しっかりと主の声に聴き従い、さらに勇気を持って一歩を踏み出すことができるように、兄弟姉妹からの励ましを受けます。日曜日のミサもそうですし、日々個人的に捧げられる祈りもそうですが、それらは実は自分自身の霊的成長のためだけにとどまらず、共同体の一員の祈りとして、そこに属する他の人の霊的成長の糧ともなって行くのです。とりわけミサにおいて共同体の兄弟姉妹と心を合わせて祈るとき、それは自分だけではなく他の人たちの霊的成長に貢献しているのだということを、心にとめてください。

司祭や修道者への召命も、共同体の祈りの力によって支えられています。ご存じのように新潟教区には神学生がおりません。札幌教区も現時点では1名のみです。どうぞ、明日の召命祈願の日にあたって、教会共同体が一致して、召命のために祈りを捧げてくださいますように。

教皇様はメッセージの中で、若者達の霊的可能性を引き延ばす共同体の責務についてふれ、次のように述べておられます。

「すべての地方教会は、家族、小教区、団体のあらゆるところで、とりわけ子どもと若者の助けとなりつつ、召命のための司牧ケアにさらに細かい配慮と関心を向ける必要があります。イエスが弟子たちとともに行ったように、地方教会は、子どもと若者が個人の祈りと典礼の祈りを通して深められ、主との真の親しい友情に向けて成長するのを助けなければなりません。また、彼らが聖書に親しみながら成長し、みことばに賢明に耳を傾けるのを助けなければなりません。さらに、神のみ旨に自らをささげることはその人の人格をそこなったり、消し去ったりすることではなく、自分自身に関するもっとも深い真理を発見することにつながることを彼らが理解するのを助ける必要があります。そして最後に、彼らが寛大さと兄弟愛をもって他者とかかわるのを助けなければなりません。なぜなら、神の愛に開かれていることのうちにこそ、わたしたちは真の喜びと自らの切望の充足を見いだすことができるからです」

今般の大震災にあたり、まさしく「他者と関わる」ことの大切さがあらためて感じられ、同時に祈りあうことの大切さも実感されています。特に若い世代の人たちが、実際の関わりに出かけることや祈り会うことを大切にしようとするとき、どうぞ彼らを励まし歩みを共にしてくださいますように。

今日は午後3時から、東京のカテドラル関口教会で、教皇ヨハネパウロ2世の列福感謝ミサが捧げられます。私もこれから出かけますが、被選司教も含めて13名の司教が参加し、池長大司教の司式で、折から来日中のサラ枢機卿も臨席されることになっています。サラ枢機卿は今朝方、谷司教様の案内で福島県のいわきへ視察に向かわれました。

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