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2011年8月31日 (水)

もう少しましなコメントをしたかった

一昨日は、定例の検診を終えた札幌教区司祭の一部と、花川のマリア院で夕食をともにし、いろいろと話し合い。昨日は、札幌教区の会議。そして今朝の飛行機で新千歳から東京へ移動し、午後からHIV/AIDSデスクの定例会議。明日は9月の常任司教委員会です。台風が接近しているとのことで、今日の東京は雨を覚悟していましたが、夕方5時の時点では曇り空なものの、雨はまだの模様。明日は無事に新潟へ帰れるか。

さて昨晩、札幌の司教館で夕食前に夕方のニュースを見ていました。もちろん新しい首相の選出のニュースばかり。「野田さんてどんな人なんだろう。増税するとか言ってたけど。大震災の復興と原発の事故問題に積極的に取り組んでくれるといいけど。あれ、年齢は私と一つしか違わない(首相が一歳年上の54歳)。これは若いと言うべきなのか、いや日本の首相としてはやはり若いリーダーの出現なのだろうな」などと思い巡らしているところへ、携帯電話がけたたましく鳴り響く。画面には「通知不能」の文字が。おそるおそる出てみると、電話の主はバチカンの福音宣教省の通信社、Fidesの記者。何事かと思いました。

記者さんは一通り挨拶をした後、(ところで私の携帯番号をどうして知っているのだ?)「ところで新しい首相が決まったが、ミスター・ノダをどう見ていますか」との質問。そんな急に聞かれても、しどろもどろ。頭を回転させながら必死に考えるが、なにぶん今テレビのニュースを見ながら考えていたことしか浮かんでこない。「私と同じ年代の若いリーダーですから、迅速な被災者救援のためにリーダーシップを発揮してほしい」とかなんとか。頭の中では日本語がそう響いているが、なにぶんあいては英語。しどろもどろで応える羽目に。さらに追い打ちをかけるように、「カリタスジャパンの責任者としては、新しい首相に何を期待するのか」。そんな難しいことを。

しどろもどろで応えた内容は、あっという間にFidesのホームページに掲載されてました。リンクはこちら。なんか見出しが「教会は新首相に国家と宗教の協力を求める」なんてすごいことになってます。

オッセルバトーレ・ロマーノなどのインタビューは、大概、こちらの言語力を考慮してだと思いますが、メールで質問を送ってきてメールで回答することが多いので、それなりに考えて回答することができるのですが、電話で直接はやはり、自分の能力を試されているようで恐ろしいです。口にしたことが字になって残りますから。それにしても、もう少しまともなコメントができるように、備えておくべきでありました。

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2011年8月28日 (日)

堅信式@十日町教会

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本日の日曜日、新潟県の十日町教会では、午後3時からのミサの中で3名の方が堅信の秘跡を受けられました。おめでとうございます。十日町教会は司祭が常駐していませんが、長岡の3名の司祭団が司牧を担当しており、主任司祭は、長岡の表町、福住と兼任で高橋学師が務めています。長岡にはそれ以外に神言会の二人のフィリピン出身会員、フェルディマール師とロレンゾ師がおられます。昨年までは、併設されている幼稚園で働いていた二人の聖体奉仕会会員が教会に常駐して様々な職務にあたっていたのですが、現在はその二人も転任となり、教会共同体は自らの手で教会作りに励んでいます。今日のミサには、幼稚園の先生方も参加され、祈りの時を一緒にしました。

この地域もフィリピン出身の信徒の方が大勢おられ、本日の聖堂も彼女たちの家族で一杯でした。高田のフィリピン人シスターのギターに合わせて、入祭から閉祭まで、元気な歌声も聞かせてくれましたし、ミサ後は幼稚園の教室をお借りして、持ち寄りパーティーとなりました。

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ところで、昨年の8月に私がガーナまで行って司祭叙階式をしたときに叙階された5名のうちの一人、かつて私がガーナで主任司祭を務めていた小教区にて、子どもの頃はよく侍者をしていたマーティン・デュマス神父が7月に来日し、現在名古屋で日本語を勉強中です。神言会員で、日本管区へ任命を受けて宣教師としての来日です。週末に名古屋から高速バスに乗って新潟までやって来ました。昨日は新潟の名所をいくつか回りましたが、今日は一緒に十日町まで足を伸ばし、ミサを共同司式してくれました。かつて自分がミサをするときに侍者を良くしてくれていた人物が、今度は司祭として一緒にミサを捧げているというのも、不思議な感覚でした。そういうわけで、本日の十日町のミサは、非常に国際色豊かなミサとなりました。明日にはまた名古屋へ帰り、本格的に日本語を始めるとのことです。

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2011年8月22日 (月)

旭川地区カトリック大会開催

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昨日8月21日の日曜日、札幌教区旭川地区の地区大会、旭川地区カトリック大会が旭川大雪クリスタルホールを会場に開催されました。旭川地区はフランシスコ会が担当している地区です。旭川市内に4つの小教区、そして遠くは稚内や利尻まで。広い地区です。旭川は人口が30万を超え、札幌に続く北海道第二の都市。昨日の大会には400人を超える信徒の方々が参加してくださいました。

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第一部は私の講演。「カリタスの活動からみた福音宣教」のテーマで、福音宣教とはいったい何かについてお話をさせていただきました。パワーポイントのプレゼンを用意したのですが、やはり途中で話しが膨らみすぎて、用意した全部を、一時間以内にお見せすることができませんでした。アフリカの写真なども、もう少したくさんお見せできればよかったのですが、何か近頃はお話ししたいことが多すぎて、焦点が定まらない話になりがちで反省しています。講演会後は昼食。お借りした施設にはすてきな中庭もあり、信徒の方々によるハワイアンの演奏披露まであり、くつろいだ雰囲気でした。写真は中庭でハワイアンの演奏と、聞き入る信徒の方々。

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午後は1時半から共同司式ミサ。このミサの中では14名の方が堅信を受けられました。おめでとうございます。会場は中で火を使うことが許されないため、祭壇上には電灯式のろうそくが。そういえば昔ガーナで働いていた頃、教区司教からいただいた権能委任書には、「福音宣教省の特別な許可で、ろうそくなしでミサをする権限」というのがありました。それ以外にも、さすがアフリカの教会と思わせる権限がいくつかあったのを思い出しました。祭壇上には向かって左側に17名を超える侍者団、右側にはオルガンと聖歌隊が陣取り、力のあるミサとなりました。写真はミサ前に間野神父の指導で侍者の練習中です。大勢の方が集まった大会。準備に当たられた方々、本当にご苦労さまでした。充実した時間を過ごすことができました。

新潟に比べれば格段に涼しい旭川でありました。札幌までは1時間半ほどの特急の旅。

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2011年8月19日 (金)

WYD開催中

『キリストに根ざして生きる』をテーマにスペインのマドリードで開催されている今年のワールドユースデー(WYD)。8月16日から21日まで開かれています。昨日には教皇様もマドリードに到着された模様です。スペインといえばサンチャゴ・デ・コンポステーラの徒歩巡礼が有名ですが、もちろん大会前にオプショナルでこれも行われました。日本の代表団も8月8日に現地で結団式を行い、12日まで90キロを超える巡礼を行ったそうです。代表団を率いるのは青少年担当の郡山司教です。

教皇様を迎えた現地の青年の数は百万人を超えるのだとか。最終日の21日には教皇様司式で派遣ミサが行われる予定になっていますが、これだけの人が集まるので、どんなミサになるのか想像もつきません。

なお大会前の教皇様のメッセージの邦訳はこちらのリンクへ。そしてワールドユースデー開催に伴う免償についてはこちらのリンクへ。免償は『「第26回ワールドユースデー」にあたり、巡礼の心をもってマドリードに集まる信者に全免償が与えられる。地上のどこにいても、この集会の霊的な目的と、良好な結果のために祈るすべての者も部分免償を得ることができる』となっていますから、日本にいても部分免償を受けることができます。日本から参加している若者達のためにも祈りましょう。帰国してから、彼らの元気な報告がカトリック新聞に掲載されることでしょうから。

私は明日から数日は北海道です。旭川で地区大会と堅信式の予定。今日の雨で、新潟の夜は少し涼しくなりました。

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2011年8月16日 (火)

聖母被昇天@新潟教会

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昨日8月15日は聖母被昇天の祝日であり、終戦記念日であり、また私のタルチシオの霊名の日でもありました。そういうわけで、例年通り、8月15日の午前10時から、新潟教会でミサを捧げさせていただきました。ちょうど、仙台教区事務局長であり、現在復興支援に活躍されている小松神父が訪ねてきていましたので、ミサを一緒にいたしました。今年は8月15日が月曜日になったこともあり、やはり日曜と月曜に続けて教会へというのもこの時期難しいのかも知れません。聖堂には、いつもの日曜よりちょっと少ないくらいの参加者でした。聖母被昇天には英語ミサの参加者にも一緒にと呼びかけていますので、ミサの中では歌を歌ったり、英語で一つ朗読をしてくれたりと活躍でしたが、これもまた今年は参加者が少なかった。曜日の問題でしょう。

平和旬間の最終日ということもあります。東日本大震災からの復興が続いている中、あまり強調することがありませんでしたが、今年は1981年に福者教皇ヨハネ・パウロ二世が日本を訪問されて30年目です。広島であの力強い平和アピールを発表されてから30年目です。あのメッセージをよく読み返して学びたいと思います。単に戦争のない世界を目指すというところにとどまるのではなく、アピールの最後の方には、自己を与え尽くす愛の業の重要性がしっかりと述べられています。まさしく震災復興にあたる多くの人が、愛の業に励む証しの姿を明確に示している、そう感じています。震災復興に取り組むことも、神の理想の社会を生み出そうとする平和の業に違いありません。

ミサの終わりには、信徒会から霊名の祝日に合わせて霊的花束をいただきました。この数日、霊名のお祝いのために多くの方や教会から、メッセージや霊的花束をいただいています。こころから感謝いたします。

ミサ後には、毎年の恒例となっているバーベキューパーティー。とはいえとても暑いので、大半の参加者は信徒会館一階に避難。ここにはエアコンが設置されていますから。それでも男性陣は暑い中、信徒会館前に設置したテントの中で、大汗をかきながらバーベキューに取り組んでくださいました。感謝。8月も半分過ぎました。栄養をつけて乗り切りましょう。

ところで、教皇様は昨晩、ハンガリーに転任となったボッターリ・デ・カステッロ大司教の後任として、現在タンザニアに派遣されているJoseph Chennoth大司教を駐日教皇大使に任命されました。お名前は「チーノット」なのか「チェンノット」なのか、もっとほかの読みなのか。インド出身の方です。日本にいつ到着されるかはまだ決まっていないようです。

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2011年8月13日 (土)

上越で新潟教区保育者研修会開催

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昨日、8月12日午前9時半から午後4時まで、上越市高田にある上越カトリック天使幼稚園を会場に、新潟教区のカトリック保育者研修会が開催されました。今回で40回目となる同研修会は、以前は新潟市内のホテルで一泊研修をしていたものですが、そのホテルが閉鎖となったこともあり、昨年からは新潟県内の幼稚園で持ち回りの一日研修会に衣替えしました。

「幼保一体化の流れの中で、カトリック幼稚園・幼児施設に求められているもの」というテーマで開催された今年の研修会には、秋田県の3施設を含む教区内27施設から180名を超える参加者がありました。さすがに180名ともなると幼稚園には入りきらず、全体集会は高田教会聖堂で行われました。

今回は基調講演をお願いしていた講師が急な事情でおいでいただけないことになり、急遽、晴佐久神父が講演を引き受けてくださいました。タイトルは「だいじょうぶだよ」。ご自分の幼稚園時代の先生に受け入れられた体験から話を始めて、神様に「だいじょうぶだよ」と包み込まれることで、人生を希望を持って生きていけるのだという、彼の基本的生きる姿勢について、とても魅力的なお話をいただきました。(写真は自作のクリスマス絵本を朗読して聞かせる晴佐久師)

また研修会では全体を5分科会に分けて、真剣な分かち合いが行われました。分科会はそれぞれ、「宗教教育について」、「幼保一体化について」、「健康領域について」、「発達障害や気になる子について」、「モンテッソーリ教育について」とわけられ、各園の園長が司会を市、実際に保育に携わっている職員が体験を報告しました。

最後は派遣ミサで、私が司式し16名の司祭による共同司式ミサとなりました。それにしても晴佐久師のような名説教家が話したあとで、ミサの説教をするのは、大変難しいと感じた次第です。

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2011年8月11日 (木)

聖クララ会創立800周年祭の全免償

下の記事で今日の上越修道院でのお祝いミサの模様を記しましたが、聖クララ会創立800周年にあたって、教皇庁内赦院は、全免償を与えることを宣言しています。その条件などについてフランシスコ会のホームページから、関係箇所を抜粋引用します。皆様のご参考までに。

これに伴い、ローマ教皇は、敬虔な信徒の願いを聞き入れたいとの熱心な思いから、また、普遍教会への愛に溢れる気遣いとクララ会修道女への特別な愛情のゆえに、全免償を与える。この全免償は祝祭年の間、一日に一度受けることができ、煉獄にいる信徒の霊魂にも適用される。通常の条件(すなわち、ゆるしの秘跡、聖体拝領、教皇の意向のための祈り)を満たした上で、祝祭の行事や信心業に熱心に参加する。あるいは、少なくとも一定の時間に、主の祈り、正式な様式の信仰宣言、そして聖母マリア、アシジの聖フランシスコ、聖クララへの祈りで結ばれる熱心な黙想の時間を取る。この全免償を得ることができるのは、

a. クララ会の修道女は:修道院付属教会、または主聖堂を訪問する都度。

b. すべての信徒は:任意に選んだ日にそれぞれの聖堂で一度。前述の聖なる場所への巡礼団に熱心に参加する都度。

c. 修道女も信徒も次の祝祭日に熱心に参加する場合:聖クララの祭日(2011年、および2012年の8月11日)と師父聖フランシスコの祭日(2011年10月4日)、これらの祝祭日の直前の三日間、および適切に定められた他の日々。

さらに、信徒もまた、聖クララの祝祭年間にアシジで行われるすべての荘厳な祝祭式典において、同じ条件で、この祝祭に等しい全免償を得ることができる。

高齢者、病人、および重大な理由によって家を離れることのできない者も、自分のすべての罪を心から悔い、できる限りすみやかに通常の三つの条件を満たす意向を持ち、聖母の取次によって、慈しみの神に祈りと苦しみを捧げつつ、この祝祭と心を一つにするならば、全免償を得ることができる。

従って、教会の奉仕職を通じて、司牧的な愛から、神のゆるしを得ることを容易にするために、教皇庁内赦院は、ゆるしの秘跡を授ける権能を持つ司祭が、いつでも寛大な精神をもって回心式のために時間を割くように切に願っている。

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聖クララ会創立800周年と院長様金祝

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聖クララ会は福音的勧告に完全に従って、イエス・キリストの生き方に完全に従って生きようとする徹底した観想生活を送る修道会です。その修道院内には禁域が設けられ、一般の人が入ることも、シスター方が許可無くそこを出ることもありません。その聖クララ会はアシジの聖フランシスコに従った聖クララによって創立され、今般創立800周年を迎えることになりました。世界的なお祝いはすでに今年の4月に始まり、来年の8月まで続くとのことです。

日本にもいくつかの聖クララ会修道院が存在しますが、そのうちの一つが新潟教区の上越市高田にあります。常に10名を超えることのない小さな共同体ですが、その祈りの力強さには定評があります。8月11日が聖クララの祝日に当たりますので、本日高田の上越修道院では、お祝いのミサが捧げられました。毎年、近隣のフランシスコ会員や第三会員を中心にかなりの参加者がありますが、今年は院長様スール・パウラ近江の誓願金祝のお祝いも一緒に行われましたので、例年以上の参加者で、修道院の小さな聖堂は立錐の余地もないほどでありました。司式は私でしたが、司祭団はフランシスコ会員を中心に長岡で働く司祭や教区司祭、またちょうど明日の保育研修会に来られている秋田の桃田師など、13名の共同司式となりました。聖堂には40名以上の信徒の方々がおられたのではないでしょうか。

私は自分が神言会の修練者の頃、まだ八王子におられたシスター近江にお会いしているはずです。そして確か、その頃からたぶんご心配いただいてお祈りしてくださっているおかげで、何とか25年司祭を務めてくることができたような気がします。出会いは不思議なものです。

徹底的な観想修道会での生活は、もちろん私たちの模範であると同時に、キリストに従って生きることの本当の姿を世界に「証し」しているのだと思います。そしてこの世のものに執着して、時にそれを神のようにあがめてしまっている私たち現代社会に生きるものに対して、ものへの執着から解放された生き方における喜びを見せつけているのではないでしょうか。祈りの力を持って新潟教区を、そして日本の教会を支えてくださるシスター方に感謝するとともに、日本全国の聖クララ会会員にお祝いを申し上げます。

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2011年8月 7日 (日)

高田教会で堅信式

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例年通り8月初旬は暑くなっていますが、その猛暑の中、本日8月7日、上越市にある高田教会で、14名の方が堅信の秘跡を受けられました。おめでとうございます。本当は6月に行うはずだったのですが、今年は高松と大分の司教叙階式が入ってきたために、日程を変更していただいたものです。それに加えて、大震災後の対応のこともあり、新潟・札幌・仙台を行ったり来たりしている関係で、いくつかの日程の変更を余儀なくされています。

高田教会の主任司祭であるフランシスコ会のマリオ・カンドゥッチ神父様は、体調を崩されて一時東京で入院をされていました。現時点でも休養と言うことで、お隣の直江津教会フーベルト神父が小教区管理者を務めてくださってるのですが、ここ数週間は高田に戻って静養中で、本日のミサでもお元気な顔を見せてくださいました。写真上は、香部屋で、マリオ師(右)と協力司祭の高藪師(左)。

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堅信を受けられた方々の準備も、マリオ師が入院され、また管理者のフーベルト師も一ヶ月ほど故郷へ帰国されたため、信徒会長さんの呼びかけにこたえた信徒の方が中心になってしっかりと勉強会をしてくださったとのことでした。14名のうち11名は中学生(だと思います)でしたが、ミサ後の祝賀会ではひとりひとりが、しっかりとまた元気に挨拶をしておりました。(写真は、堅信証明書をひとりひとりに手渡しているマリオ神父)

平和旬間にあたっていることから、今日の夕方には、直江津のオーストラリア捕虜収容所跡にある直江津平和祈念公園で、多教派の方々と一緒に平和を求める集いが開催されると伺いました。平和、すなわち神が求められる被造物のあり方を完全に目指すことができるように、心がけたいと思います。ともすれば人間の現実的事情を優先させて妥協を重ね、神が求められる理想に目をつむってしまうことが多いように感じます。15日までの期間、平和を心にとめ、神の求められる私たちのあり方とは何か、黙想したいと思います。

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2011年8月 5日 (金)

新潟は夏

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新潟は夏。新潟祭りが今日始まりました。今夕は新潟の象徴である萬代橋から街の真ん中を貫くメインストリート一本を全部使って、民謡流し。様々な市内の企業が、グループで参加して、そろいの浴衣で踊りまくる。お祭りは、日曜夜の花火大会まで続きます。残念ながら、日曜の夜は東京へ移動して、そのまま羽田からバンコクへ飛ばなくてはならないため、今年はゆっくりと花火を鑑賞することはできそうにありません。

さて明日8月6日は広島の原爆の日。日本のカトリック教会では明日から8月15日までを平和旬間と定めています。司教協議会会長の池長大司教様から、談話が発表されています。(全文はこちらをクリック)

談話の中で池長大司教は今回の大震災に触れ、その発生した理由を知ることは不可能だろうとしながらも、次のように述べています。

「私たちはこの現実の前に、ただ謙虚に頭を垂れ、大自然の前でどれほど人間が無力であるかを、素直に認めたいと思います。同時にその無力さこそが私たちを、人間の知恵を遙かに超えた偉大な神の力をあらためて実感させるのです。私たちには、これまでの生活のあり方を見直し、神の創造されたすべてのものの前に謙虚である生き方を模索することが求められています」

先日の研修会でも語られたことでしたが、脱原発や減原発など、実際のニーズを前提にして非常に現実的なアプローチから語られていることが多いのですが、やはり生活のあり方を考え直さない限り、結局は同じ事になってしまいます。今のままの生活を維持しながら原発反対を唱えることは非現実的ですし、原発を止めることだけがすべての解決にはならない。しかしながら同時に、今回実際に起こってしまったことの生活全般への影響を考えるとき、単純に安全を追求しさえすれば良いともいえそうにはない。たった一度発生しただけで、社会全般が背負わなくてはならなくなったコストは膨大です。そうであれば、単純に原発が悪いと糾弾しても何も始まらない。その存在が不可欠であり必要と信じた私たちの生活のあり方の見直しがない限り、何も先には進まないと感じます。従って、何をどのように見直すのかを真摯に考える必要があると、池長大司教の談話は指摘しています。

そして談話では、「愛を持ち自己を与えることは、かなたの理想ではなく、永遠の平和、神の平和への道だということに目覚めようではありませんか」という広島での福者教皇ヨハネ・パウロ2世のメッセージの言葉が引用されています。震災後に、被災地において互いに助け合い困難にある人へ愛の手をさしのべている多くの人の姿を目の当たりにして、神の愛の実践が様々な形で具体化していることにふれ、これこそが神の平和への道だと指摘しているのです。

この未曾有の災害に立ち向かうときに、愛のうちに平和を目指すとはどういうことか、しっかりと考えてみたいと思います。明日は主の変容の祝日でもありますが、広島での平和の祈りに心を合わせて、ともに助け合いながら平和を築き上げることの大切さを、あらためて黙想してみたいと思います。

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2011年8月 2日 (火)

8月の主な予定

すでに8月がはじまってしまいましたが、今月の主な予定を記しておきます。今月はさすがにかなり余裕のある一ヶ月となる予定ですが・・・。

  • 8月7日 高田教会堅信式 (上越)
  • 8月8・9日 カリタスアジア地域委員会 (バンコク)
  • 8月11日 聖クララ会祝日ミサ・創立800年祭 (上越修道院)
  • 8月12日 新潟教区保育者研修会 (上越)
  • 8月15日 聖母被昇天祭ミサ (新潟)
  • 8月21日 旭川地区信徒大会 (旭川)
  • 8月26日 仙台教区サポート会議 (仙台)
  • 8月28日 十日町教会堅信式 (十日町)
  • 8月29日 札幌教区顧問会 (花川)
  • 8月30日 札幌教区宣教司牧評議会準備会 (札幌)
  • 8月31日 HIV/AIDSデスク会議 (潮見) 

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2011年8月 1日 (月)

苫小牧地区信徒大会と堅信式

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昨日の7月31日の日曜、札幌教区苫小牧地区の信徒大会が、室蘭にある海星学院高等学校を会場に開催されました。またミサ中には、22名の方が堅信の秘跡を受けられました。二年に一度開催されているという苫小牧地区の信徒大会は今回で第13回目。室蘭、東室蘭、伊達、登別、苫小牧、静内の各教会から180名ほどの信徒が参加しました。ちなみにこの6つの教会を4名の司祭で司牧しています。札幌教区における司祭不足は顕著で、一人で複数の小教区を担当している司祭は、数多く存在しています。

会場となった海星学院は、2002年まで聖ベネディクト女子高校という女子校でしたが修道会が経営から撤退。その後男女共学になって現在の校名に変更されています。現在は室蘭教会の主任を務める小林神父が理事長を務めており、カトリック学校です。

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今回の信徒大会のテーマは「キリストのいのちに生かされるために」をテーマに、午前中の堅信式ミサと、昼食を挟んで午後からの私の講話で構成されていました。私の講話は、25年の司祭生活の中で大きな転機となり、またいまでも自分自身への課題を突きつけている、ルワンダ難民キャンプにおける襲撃事件での出来事を中心にお話しさせていただきました。95年の4月、旧ザイールのブカブ郊外にあった難民キャンプで、30名を超える人が殺害された2時間にわたる襲撃事件に遭遇しました。その時に、体験した様々なことは、今でも心に重く残っていますし、同時に自分が語る言葉にどれほど真摯に生きているかを常に自分に問いかけてきます。

室蘭の町も人口減少が激しい模様で、それぞれの小教区も信徒の高齢化と減少が大きな課題となっているとのこと。それでも講話後の質疑応答では、司教団を始め日本の教会は福音宣教への危機意識が薄いのではないかという厳しい指摘もあり、教会をより良いものにしていこうと考える信徒の方々の真摯な姿勢がうかがわれました。

信徒大会後には少し時間があったので、会場近くの東室蘭教会を訪問。信徒の方々と、すこしの時間でしたがお茶を頂いてお話をさせていただきました。東室蘭教会は地盤が弱いところにあり、聖堂はかなり右側に傾いておりました。現在、聖堂の建て替えを検討中だとうかがいました。

夕方4時半頃の特急「すずらん」で東室蘭駅から札幌へ移動。この特急電車は室蘭駅から東室蘭駅の間は普通電車という不思議な存在。

そして本日月曜日は午前10時半から午後2時過ぎまで、札幌教区の顧問会を司教館で行いました。明日は新潟へ戻ります。

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