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2011年11月16日 (水)

国際カリタス執行委員会@ローマ

国際カリタスの第100回執行委員会(理事会)が、バチカンの飛び地であるローマ市内のサンカリスト宮殿にある国際カリタス本部で、月曜日から水曜日までの予定で開催されています。バチカンの役所には、いわゆるバチカン市国内に存在するものもありますが、多くがローマ市内の建物の中にあり、そういった部分もバチカンの一部とされています。サンカリスト宮殿は、夜になるとレストランが軒を連ねる地域として有名なトラステベレ地区に存在し、かつて濱尾枢機卿が議長を務めた難民移住移動者評議会も同じ建物に事務局を構えます。

国際カリタス総裁であるホンジュラスのオスカー・ロドリゲス・マラディアガ枢機卿を筆頭に全世界から25名ほどが参加。アジアからは私とインドネシア、スリランカの代表が参加しています。

今回の主な議題は今年の5月開催の総会でかなりの訂正が施された国際カリタス憲章と内規の決済。かなり長い議論となりましたが、昨日午後にやっと議決。その後国務省に承認を受けるための提出となります。今日は残された時間で来年の予算の承認と次回総会までの活動計画と予算計画の承認が残されています。

昨日は教皇庁社会科学アカデミーのマルセロ・サンチェス・ソロンド司教が一時間講演されました。現在の世界経済の状況に対して、教会は何を考えるのかについて示唆に富む話でした。そのなかで原子力の利用について触れられ、基本的に平和利用にも反対だと考えていることを明確に表明されていました。とうぜん原子力発電についても反対であると。しかしアカデミーとして何かの態度を表明するような立場にはないとも言明。それは残念でしたが、教会の基本的姿勢を知ることができて、先般声明を発表した日本司教団の一員としては勇気づけられました。

執行委員会は本日(水曜日)の夕方までです。

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