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2011年12月16日 (金)

司教研修会終了

昨日午後から今日昼にかけて、社会司教委員会主催で司教研修会が開催されました。ここ数年は、各地へ出かけ現場で学ぶ研修会を開催していましたが、今年は潮見で集まりじっくりと話を聞いて意見交換となりました。8名の司教が参加しました。

今年のテーマは「聖職者による未成年者への性虐待に対応するためのガイドライン作成に向けて」という長いものに。この十数年、欧米の教会を中心に聖職者による未成年者への性虐待は大きな社会問題となり、とりわけ伝統的キリスト教国においては教会の権威を失墜させることにつながりました。また教会の対応に関して、その隠蔽体質が指摘されてもいます。このような事態に対応するために、教皇庁は教理省が中心となって対応することに定め、同時に世界中の司教協議会にそれぞれの国の事情に応じた対応ガイドラインを来年5月までに作成して提出することを求めています。日本の司教団も、社会司教委員会が中心となってガイドラインを作成しています。これについては来年の臨時司教総会での決議を経て、聖座に提出されるスケジュールとなっています。今回の研修会はその原案を読んで意見を交換することと、現場の声を聞かせて頂くことを目的にしていました。

講師にお願いをしたのは、社会福祉法人「カリヨン子どもセンター」理事長で弁護士の坪井節子さんとNPO法人レジリエンスの代表でDVコンサルタントの中島幸子さん。私は遅刻したので坪井さんのお話を伺うことはできなかったのですが、中島さんのお話は、ご自分の体験に基づいた強烈なものでした。お話しくださったことに感謝したい内容でした。

私はこの数年HIV/AIDSデスクの担当を務めておりますが、その体験からも、教会の中で性の問題について語ることの難しさと、倫理的に裁こうとする立場をとりやすい教会のあり方に困惑を感じることがあります。自死の問題にしてもそうですが、その立場に追いやられる方々、様々な暴力の支配下に置かれた方々に寄り添うことのできる教会になりたいと思います。

新潟は本日大雪で、市内でも今年初めて雪が降っている模様です。新潟空港の便もかなり欠航になったようです。私は明日からバンコクに出かけるので、今日は新潟に戻りませんので、まだ雪をみていませんが、本格的な冬の到来です。水曜日には帰国します。カリタスアジアの会議のための出張です。

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