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2012年2月27日 (月)

新しい英語のミサ翻訳

ご存じのように世界中の司教協議会は、バチカンからの指示でミサに使う典礼書の現地語での翻訳を新たに作成し直しています。これは現在のミサ典書が一部改訂されて第三版として2002年に発行されていることから、それに合わせて翻訳も改訂するようにとの指示に基づく作業です。もちろん同じ言語を共通に使う国も多い。たとえば英語。これを採用している司教協議会は世界に多いと思われるのですが、それぞれが翻訳をするのでは統一がとれませんから、英語の翻訳に関しては一つの委員会が設置され作業に当たってきました。もちろん多くの専門家が翻訳に当たったこともあり、すでに作業は終わりバチカンの承認も得られ、昨年の11月末頃から、つまり待降節から英語圏の教会の多くで使用され始めました。

日本でも英語でミサが定期的に行われている教会が多くあるので、新しい翻訳に変わっていく過程にあると思いますが、新潟教会でも月に一度行われているので、先日、新しい英語のミサ典書を購入しました。

私もこの数週間の間、インドに行ったりバンコクに行ったりして、英語でミサをする機会が何度かありましたが、もちろん新しい翻訳になっていました。そしてもちろん、ミサのそこここでちょっとした混乱が。一番の混乱は、会衆の応答部分ですが、これは時間がたてば慣れてくることで何とかなっていくことだと思います。どうしても口をついて出るのは、今までの応答ですから。私自身に関して言えば、ガーナにいた頃から英語のミサをしばしば使っていたので、ほとんど記憶していたのですが、かえってそのために、新しい翻訳と混同してしまう場面が何度か。しっかりとミサ典書を見つめて読んでいかないと、ちょっとした言葉の変更があったり、言葉の順番が変わっていたりで、使えてしまうことがしばしばありました。私は英語のネイティブではもちろんないので、新しい翻訳の英語としての善し悪しはわかりませんが、それでも発音がしやすくなっている部分と、持って回った言い回しが増えているような気がする部分があります。

今鋭意作業中の日本語翻訳が完成したときにも、最初の頃は同じような混乱があるのだろうなと想像します。先日の司教総会でも四旬節の公式祈願の翻訳が議題となりましたが、全体の翻訳の完成にはもう少し時間がかかるだろうと思われます。もっとも、そうやって新しい翻訳が使われるようになれば、そのときには今一度、典礼をしっかりと学び直す機会となることも期待できるでしょう。何となくミサの時間を過ごしてしまうようなことも、防げるのかもしれません。私たちの信仰生活の中心にあるミサですから、しっかりと学び、なおいっそう心を込めて捧げていきたいと思います。

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