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2012年6月24日 (日)

司教総会が終わりました

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今年の定例司教総会が、6月19日から開催されておりましたが、無事にすべての議題をこなし、金曜日、22日の午後に終了いたしました。全国16教区の現役司教17名がすべて参加。東京と大阪には補佐司教がおりますので16教区で18人のはずですが、ご存じの通り札幌が不在で(空位)、17名です。常任司教委員会で毎月一度顔を合わせる司教さん達はおりますが、全員が一緒になるのは年に2・3度しかありません。

今回の会議は、国際聖体大会が開催され、幸田司教と梅村司教が参加したことから、例年より1週間と一日遅れて始まりました。いつもは月曜から金曜までですが、今年は予定では火曜から土曜まで。それでもやはり金曜になると終わりたいバイアスが働くのでしょう、議論はしっかりしたもののかなりスピーディーに進み、夕方には終了できました。

議論の内容は後ほどカトリック新聞に掲載されることになりますので、是非カトリック新聞をお読みください。先般より問題となっていた横浜教区貝塚教会におけるミサ直前の警察立ち入りによる外国籍信徒の逮捕事件への対応や、典礼の翻訳の諸案件、さらには信仰年への取り組み、また来年のWYD(世界青年大会)への取り組み、などなどが話されました。また会期中には全員で教皇庁大使館を訪れ、教皇大使と共に日本とバチカンの外交関係再開60年を祝ってミサを捧げ、夕食会も行いました。チェノットゥ大使は日本語でミサを司式されました。

貝塚教会の問題は、もちろん教皇様ご自身が何度も強調されるように教会は移民や難民の方々を、その法的地位にかかわらず保護する務めがあるという大原則に関わることでもありますが、今回はそれ自体を問題として指摘はしていません。問題の核心は、信教の自由をはじめとする基本的人権の問題です。また司祭にはゆるしの秘跡をはじめとしてその立場から保持すべき秘密が多々あるのは当然で、その立場を顧みない警察官の要求に対しては、その不見識を指摘せざるを得ません。いずれにしろ教会は、そこに集う人々が法的にどういう立場にあるかは問わずに受け入れ、祈りと和解の場を提供しているのであり、礼拝の自由はその尊厳と共に保障されなければなりません。ましてや秘密裏に警察官が礼拝中の教会に信徒に紛れて潜入し捜査をするなどと言うことは、よもやないとは思いますが、例えば新潟教区における高田教会で、戦前に思想調査のために特高が私服で司祭の勉強会に潜入し、結局逮捕に至った事例を思い起こさせます。そのようなことがあってはなりません。

司教総会から新潟へ戻ると、ローマから写真が数枚届いてました。上に掲載したのはその中の一枚。5月16日の一般謁見で、国際カリタスの代表者委員会のメンバーとともに参加した時のものです。教皇様にカリタスジャパンの司教だと自己紹介したところ、顔がほころび、「日本でカリタスはよくやっている」とお言葉をいただいた瞬間です。教皇様も一日にいい区の人と出会うのですし、ほとんどが見知らぬ人なわけですから、いろいろと紹介されてもそうそう積極的は反応を示されることはありません。その意味で、私にとって貴重な一枚です。実はそういった一枚がもう一つあるのですが、それはまたそのうちに掲載します。

今週はカリタスアジアの総会が開催されるため、台湾へ出かけます。日記の更新ができるかどうかは微妙ですが、可能であれば、台北からお知らせします。

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