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2012年10月27日 (土)

新しい枢機卿の任命

バンコクでのカリタスアジア地域委員会は予定通り、水曜日に無事終了。木曜日は午前中からカリタスアジア事務局へ出かけ(会議のあったホテルからタクシーで15分ほど)、折から他の用事でバンコクへ来ていた前事務局長のボニー・メンデス師(パキスタン出身)と再会。そのままボニー・メンデス師も含め、来訪したカリタスオーストリアのアジア担当者(インドネシア駐在)と情報交換。ゴメス事務局長は滞在許可の更新のため朝から入管へ出かけていました。現在持っている許可は3ヶ月の有効期間。今度はもっと長くしてもらえるかと思いきや、昼前に戻ってきたゴメス事務局長は、かなり落胆してました。1ヶ月しか許可が出なかったとのこと。タイ司教協議会を通じて手続きをするものの、タイにおいて就労のための滞在許可を取るのにはなかなか厳しいものがあります。

その後、事務局職員も交えてその場で昼食。その後、いくつかの書類をチェックの上サインして、今回の仕事は終了。いったんホテルに戻り、夕方7時過ぎにタクシーで空港へ。余裕があったので高速を使わずにすすんだら、久しぶりにバンコクらしい渋滞に巻き込まれました。バンコク市内の主要道路は、昼間も十分混んでいますが、朝晩の通勤時間は凄まじいまでの渋滞となります。それでも高速道路が何本も開通して、昔に比べれば遙かに良くなった方だと聞きました。そんな渋滞の道で結構のろのろと走ったのですが、都心部のホテルから空港まではタクシーで40分弱程度でした。帰りの全日空(ANA)成田便は、小さめのボーイング767ということもあるのでしょうが、かなりいっぱいの搭乗率でした。そして金曜日の8時過ぎには、予定通り帰国しました。

さてそうこうしているうちに、カトリック教会では今週、うれしい発表がありました。同時にそれはちょっと驚き発表でもあります。すでにご存じのことであろうと思いますが、教皇様は24日の水曜日の一般謁見で突然、11月24日に枢機卿会(consistory)を開催して、新たに6名を枢機卿に任命すると発表されました。今年の2月にすでに22名の新しい枢機卿を任命されていましたから、今年中に新たな任命があるとは想像されていなかったのです。そして今回の任命は、そもそも6名と人数が少ないことと、ヨーロッパの司教が独りもいないことが驚きの原因です。

前者に関しては、教皇選挙権をもつ80才未満の枢機卿を120名とする規定があるので、それを越えることができないのが理由です。後者に関しては、前回2月の任命において、イタリア出身の司教やバチカンで働く司教が多く含まれていたことに対して、いろいろな声が聞かれたこともあろうと思います。

そういうわけで、教皇様は次の6名を枢機卿に任命されました。

  1. 教皇公邸管理部室長のジェームス・ハーヴェイ大司教(米国出身)
  2. レバノンのマロン派カトリックのビシャーラ・ブトゥルス・ラーイー総大司教
  3. インドのシロマランカラ典礼のバゼリオス・クレーミス大司教
  4. ナイジェリアのアブジャのジョン・オナイケン大司教
  5. コロンビアのボゴタのヘスス・サラザール・ゴメス大司教
  6. フィリピンのマニラのルイス・アントニオ・チト・タグレ大司教

今回はアジアから2名が任命されています。(中近東もアジアと考えると3名ですが、一般的にいうアジアからは2名)その2名は、とにかく若い。クレーミス大司教が1959年6月生まれで、私より若い53才。タグレ大司教は1957年6月生まれで55才。若い枢機卿がアジアから2名も誕生です。

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タグレ大司教は会議で何度かあったことがありますが、神学者で国際神学委員会のメンバーに抜擢されるなど教皇様の信頼も厚く、とても話が上手な方です。(写真上)チャーミングな笑顔の持ち主で、若く見える人物です。巷では、教皇候補者の一人といわれています。

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クレーミス大司教は、今年初めのカリタスインドのお祝いの時にご一緒しました。私より若いとは思えないくらい貫禄のある人物です。(写真の右側。中央はムンバイのグラシアス枢機卿)

お二人のアジアからの若い枢機卿の活躍に、注目すると共に期待もしていきたいと思います。

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