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2013年2月26日 (火)

札幌はすごい雪です

日曜日の夕方から札幌に来ています。札幌駅から地下鉄にのって、司教館の近くの駅でおり、地上に出てビックリ。この時期に積雪があるのは当たり前ですが、今年で4回目の札幌の冬ですが、こんなに道路脇に雪が積み重なっているのを見たことはありません。地下鉄の駅から司教館までのほんの200メートルくらいの歩道は、雪の山。司教館も屋根から落とした雪に埋もれていました。

札幌市も除雪と排雪のための予算を予定の倍にしたとか。ビックリするくらいの雪です。話では、積雪量そのものは普段より少し多いくらいですが、寒さが例年より厳しいため、なかなか溶けないのだということです。
月曜日は花川にあるマリア院で司祭の月の集まり。火曜日の今日は、朝から顧問会。昼からは普段の司祭評議会にかわる教区司祭連絡会(司教座が空位のため、教会法により司祭評議会は解散中です)。教区の方向性についてなにも決めないわけにはいかないので、司祭評議会のかわりに定期的に開催しています。
その後夕方6時から、札幌カリタスの運営会議。札幌教区は教区のカリタス組織を持ち、教区内の献金をもとに小規模ながら教区内での活動に援助もしています。また東日本大震災の復興支援のため、宮古でのボランティア活動でにも協力しています。今夜は援助の審査も行いました。
明日は東京へ飛んで、そのまま福島へ移動。木曜日の福島で開催される仙台教区サポート会議に参加します。

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2013年2月21日 (木)

東日本大震災二年目の司教団ミサ

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司教総会は予定以上に素早く議事が進み、半日早く、今日の昼でひとまず終了しました。残念ながら私は明日の午後にこのまま東京で会議があり、また土曜には山形で幼稚園の理事会があるため、まだ新潟には戻れません。司教総会では、次期(今年の6月の司教総会以降)の司教協議会会長と副会長の選挙もありました。結果などについては、次のカトリック新聞で。

昨日の夕方6時から、司教総会に出席しているすべての現役司教17名と、教皇大使も含めて18名の司教と司祭団の共同司式で、東日本大震災の2年目にあたり追悼と復興のためのミサが捧げられました。ミサは四谷のイグナチオ教会聖堂で行われ、聖堂には大勢の方が参加して下さいました。ミサ中の説教は仙台教区の平賀司教。ミサの司式は司教協議会会長の池長大司教でした。(写真は友人提供)

まもなく3月11日には2年が経過します。時間はどんどん進んでいき、大震災はすでに一昨年の出来事になりました。しかし、昨日の平賀司教の説教にもあったとおり、復興にはほど遠い現実です。今後も寄り添い歩む教会の姿勢を強めていきたいと思います。

新潟では、3月10日の日曜日9時半に、新潟教会で、私が司式して、2年目の追悼と復興のためのミサを捧げる予定です。

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2013年2月19日 (火)

ハバロフスクからの便り

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新潟教区が以前から交流関係を持っているロシアのハバロフスク教会。昨年の教区100周年のお祝いにも、主任司祭と信徒の方々が新潟まで来て下さいましたし、100周年の記念行事として新潟教区内を巡った日本の十字架のうちの一本は、ハバロフスク教会へ寄贈されました。

ハバロフスク教会の信徒の方から、うれしい便りがメールで届きました。ハバロフスク教会出身の青年、バレンティン君の勇姿です。ロシアでカトリック教会は小さな共同体です。ハバロフスク教会も圧倒的に強力なロシア正教の前で非常に小さな共同体ですが、その小さな共同体から神学生が出ています。それがヴァレンティン君。

現在のハバロフスク教会はアルゼンチンの修道会Institute of the Incarnate Word (受肉した言葉の会、IVE)の会員が司牧を担当されていますが、ソ連が崩壊してロシアが誕生してからしばらくの間はメリノール会の司祭が担当していました。その頃に、私も初めてハバロフスクを訪問しましたし、当時から聖母訪問会の日本人シスターや信徒宣教者会のメンバーが働いていました。その頃に洗礼を受けて熱心に教会活動に関わっていたのが幼いヴァレンティン君でした。

その後、IVEの司祭が担当になってから司祭になることを志し、同会のローマの神学校で学んでいるのです。その彼が先日、教皇様が司式されたミサで侍者をした写真が、今日のメールに添付されていました。元気にローマで学んでいることがわかります。この数日後に教皇様が退位を表明されたので、それもまたヴァレンティン君にはショックだったとのこと。(写真の右側、教皇様の前でミサ典書を捧持している侍者服姿が、ヴァレンティン君です)

ハバロフスク出身の司祭が誕生するように、お祈り下さいますようにお願いします。

今週は東京で司教総会中です。月曜日の午後から始まりました。現役の17名の司教全員がそろっています。明日、水曜日の午後6時からは教皇大使を迎えて、四谷のイグナチオ教会で、東日本大震災の被災者を追悼するミサを捧げる予定です。お時間のある近くの方、どうぞ祈りの一時を一緒にして頂ければと思います。司教総会は金曜日までの予定です。

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2013年2月17日 (日)

教皇様退位にあたって

新潟教区と札幌教区の小教区などに配布した「教皇ベネディクト16世退位にあたって」の文書を、こちらにも掲載いたします。なお新潟教区では、昨日付で、第一次の人事異動を発表しております。

カトリック新潟教区の皆様
カトリック札幌教区の皆様

                    教皇ベネディクト16世退位にあたって
主の平和

 皆様すでにご存じのように、教皇ベネディクト16世は去る2月11日に開催された枢機卿会議の席上、退位の意向を表明されました。私たち司教はもとより、枢機卿の多くも事前には知らされておらず、またこの600年ほどは前例もなく、一般にあり得ないと考えられてきた教皇の退位表明ですから、教会のみならず世界に大きな衝撃が走りました。

 教皇様は来る2月28日午後8時(ローマ時間)をもって教皇の座、すなわちローマ司教座から退位されます。後任の教皇を選ぶ枢機卿による選挙(コンクラーベ)は、3月半ばに行われ、復活祭には新しい牧者が教会に与えられることが期待されています。

 教皇ベネディクト16世は、就任された時すでに78歳と比較的高齢でしたので、限られた時間の制約の中で優先順位を明確にして普遍教会の司牧にあたられました。世俗化が激しく進み教会離れが顕著な欧米のキリスト教国における信仰の見直しは、教皇様にとって一番の重要課題であったと思います。しかしそれをひとり欧米の課題にとどめることなく、普遍教会全体の課題として取り上げられ、「新しい福音宣教」をかかげて、評議会を設立しシノドスも開催されました。残念なことに、特に欧米の教会における様々なスキャンダルや、バチカン自体の情報漏洩事件などに翻弄されて、教皇様が意図された道を順調に教会は歩んでいないと感じます。

 また最初の回勅が『神は愛』であることに象徴されますが、教皇様は教会の愛の奉仕の業を重要視され、それが単に人間の優しさに基づくのではなく、信仰者にとって不可欠な行動であることを明確にされました。国際カリタスや開発援助促進評議会に長年かかわっている私にとっては、教皇様がこの分野に大きな関心を寄せられたことが、力強い励ましとなっています。

 教皇ベネディクト16世の退位に先立ち、教皇様のこれまでの長年にわたる教会への貢献に感謝し、また今後も健康で過ごされますように、皆様の感謝の祈りを特にお願いしたいと思います。また3月に開催されるコンクラーベにおいては、聖霊が力強く教会を導き、ふさわしい後継者が与えられますように、お祈りをお願いいたします。

 来る2月24日の主日は、この意向を持ってミサを捧げていただきますようにお願い申し上げます。

2013年2月16日

カトリック新潟教区 司教
カトリック札幌教区管理者

菊地功

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2013年2月13日 (水)

四旬節が始まります

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今日、2月13日は灰の水曜日です。今日から復活祭に向けて、心を整え信仰の根本をふり返る四旬節が始まります。また復活祭に洗礼を受ける準備をされている方々にとっては、主に四旬節第一主日に各教会で行われる洗礼志願式を通じて、入信の道のりの最終的に仕上げに入ります。すでにこの道を歩んでいる多くの者にとっては、洗礼志願者と心を合わせともに入信の道をたどることによって、あらためて自分自身の主イエスとの出会いを思い起こし、信仰の根本を見つめ直す『時』ともなります。

教会は四旬節に『愛』について、特に思い巡らすように求めています。教皇様の四旬節メッセージに是非目を通していただきたいのですが(リンクはこちら)、主イエスこそが神の愛の充満であり、その方との個人的な出会いを通じて主への思いが深まる時、私たちは主ご自身の愛に駆り立てられて、他の人たちへの愛の奉仕へと招かれるのです。したがって、信仰を深める者は、必ずや愛の奉仕の業に駆り立てられるのです。信仰があると言いながら、他の方々への愛の思いに欠ける行動をとったり、愛にかける言葉を投げかけることは、大きな矛盾です。四旬節にあたって、信仰の根本をふり返り、私たちが出会った主の愛に満ちた生き方を、私たち自身が受けついで、それを実現しているのかどうか、思い巡らしてみましょう。

四旬節にあたり教会は、全世界の信徒に、愛の献金を呼びかけています。日本の教会ではカリタスジャパンが四旬節の献金を担当しております。この時期、世界中の様々な必要に役立てられていく四旬節献金に、是非ご協力ください。

またカリタスジャパンでは、四旬節の黙想の手引きとなる小冊子を、毎年司教団の依頼によって作成しております。その小冊子『つなぐ』の2013年度版は、東日本大震災と原発事故からの復興に取り組む多くの方々に焦点を当て、特に福島で生き抜かれている多くの方々の声を伝えようと編集されています。『福島とともに生きる』というタイトルにいたしました。もちろん無料で各小教区に配布してございます。一冊をてにとってお持ち帰りになり、是非呼んでいただけましたら幸いです。

なおすでに報道されておりますように、教皇様は2月28日午後8時(ローマ時間)をもって退位なさることを発表されました。その時刻以降、ローマ司教座、すなわち教皇の座は空位となります。3月中には枢機卿会が開催され教皇選挙(コンクラーベ)が行われます。現在117名の枢機卿が80歳以下で選挙権を有していると聞いております。御復活祭には、新しい教皇様が選出されているものと期待されます。

教皇ベネディクト16世は、その選出の時からご自分の時間が限られていることを良く理解され、様々な課題がある中から優先順位をしっかりと見極められて取り組んでこられました。もちろん欧米のキリスト教国における信仰の見直しは、教皇様にとって一番の重要課題であったと思います。しかしそれを一人欧米にとどめることなく、普遍教会全体の課題として取り上げられ、「新しい福音宣教」をかかげて、評議会を設立しシノドスも開催されました。残念ながら、特に欧米の教会における様々なスキャンダルや、バチカン自体の情報漏洩事件などに翻弄されて、教皇様が意図された道を順調に教会は歩んでいないのだと思います。教皇様の思いを心にとめて、新しい福音宣教をこの信仰年に、あらためて考えてみたいと思います。

また教皇様は、一番最初の回勅が『神は愛』であったことに象徴されるように、信仰に生きる者は愛の奉仕に生きる者であることを常に強調され、愛の奉仕のキリスト者としてもっともふさわしいあり方を探求されてこられました。私自身、カリタスの業務や、先般任命をいただいた教皇庁開発援助促進評議会の委員として、教皇様のその思いに何度もふれ、具体的な行動の中でその教皇様の思いをどのように表現していくのか、何度も考えさせられました。そしてその思い巡らしはこれからも続きます。

教皇ベネディクト16世の深い神学的思索に裏打ちされた様々なリーダーシップに感謝するとともに、引退後も健康に過ごされますように、神様に祈りましょう。

また近く始まるコンクラーベにおいて、ふさわしい教会の牧者が与えられますように、ともに教会のためにもお祈りください。

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2013年2月11日 (月)

ルルドの聖母の祝日

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2月11日は1858年にルルドでマリア様が出現された記念日です。地元の少女ベルナデッタに現れ、その後『無原罪の御宿りである』とご自身を示されました。その洞窟から湧いた泉は現在も枯れることなく、今に至るまで70件近い奇跡的な病気の治癒が報告されています。教会はこの日を、世界病者の日と定め、教皇様からメッセージが発表されています。今年のメッセージ『行って、あなたも同じようにしなさい』はこちらのリンクから

今日は雪が降る中、毎月の月曜会のミサを行い、10数名の方が参加してくださいました。月曜会はもともと秋田の聖体奉仕会の準会員の集まりだったわけですが、マリア様の祝日が月曜に重なることはそうそうないので、今日は休日でしたが月例のミサを行うことにいたしました。

さて先ほどから速報が流れていますが、教皇様が月末に引退することを決意された模様です。先日謁見でお目にかかった時には、確かに歩くのに苦労されている様子で、また年をとられてお疲れだとは感じましたが、本当に引退を決意されるとは驚きです。教皇様のためにお祈りしたいと思います。

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2013年2月 6日 (水)

司祭月例会やら幼稚園理事会やら@新潟

そういえばすでに月が変わり2月となっておりました。今月の主な予定を下に記しておきます。今週は月曜の夜から火曜の昼に欠けて、新潟教区の司祭月例会(静修)でした。新潟・新発田地区と長岡で働く司祭(教区司祭と二名の神言会司祭)が集まりました。

昨日は日本二六聖人の祝日でしたので、月例会の最後は皆で一緒に殉教者を顕彰する祈りをミサで捧げました。そのあとは恒例のカレーの昼食。

本日水曜日は朝から雪となり、昼を過ぎた今も降り続いて積もっておりますが、新潟県内一七のカトリック幼稚園を包括する聖母学園の理事会と、午後からは園長会です。今日の夜は、明日の常任司教委員会に出席のため東京へ移動ですが、はたして東京の雪の様子はどうでしょう。1月14日には東京地方大雪で、成田空港へ移動に往生した記憶がよみがえります。

というわけで、2月の主な予定です。

  • 2月7日 常任司教委員会 (東京)
  • 2月11日 月曜会ミサ (新潟)
  • 2月13日 HIV/AIDSデスク会議 (東京)
  • 2月18日~22日 司教総会 (東京)
  • 2月22日 社会司教委員会 (東京)
  • 2月25日 札幌教区司祭月例会 (札幌)
  • 2月26日 札幌教区司祭連絡会 (札幌)
  • 2月26日 札幌カリタス会運営会議 (札幌)
  • 2月28日 仙台教区サポート会議 (福島)

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2013年2月 4日 (月)

社会司教委員会研修@済州島

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社会司教委員会では毎年冬に、主に司教を対象として研修会を開催しています。今年の研修会が1月29日から2月1日までの4日間、済州島で開催されました。司教団からは主に社会司教委員会メンバーを中心に9名が参加予定でしたが、直前の個別の事情で7名が参加しました。また各委員会秘書や事務局からの参加もあって、全員で13名となりました。

Jeju1301
今回は特に済州教区の姜禹一司教から直接、済州島の歴史についてお話をいただき、韓国の中での位置づけ、太平洋戦争中の日本軍の基地の建設、戦後の1948年4月3日に米軍支配下で発生した住民の蜂起とその鎮圧のための虐殺事件(四・三事件と呼ばれます)、大阪との関係、上海での司祭叙階後に国へ戻る途中で流され済州島に漂着した聖アンドレア金大建(キム・デゴン)の物語、そして江汀村(カンジョン)における海軍基地建設と反対運動について、盛りだくさんのことを教えていただきました。日本語に堪能な司教様のおかげで、詳しく学ぶことができました。(上の写真は、お話しくださる済州教区の姜禹一司教。下の写真は、旧日本海軍航空隊基地の高射砲陣地跡)

Jeju1303
済州教区の皆様には、大勢の方に積極的に協力していただき、毎日の現地訪問にも丁寧におつきあいくださり、感謝しています。寒い冬の済州島でしたが、途中、日本軍の海軍航空隊基地跡を訪問した日には見事に晴れ渡り、済州島の中央にそびえる標高2000メートル近いハルラサンも美しく望むことができました。四・三事件では、一万九千人以上の方が殺害されたとうかがいました。しかもその多くは子どもと女性。現場の一つとなった村を訪問しましたが、そこでも多くの子どもたちが殺害された記録されていました。殺害と言うよりも無差別の虐殺行為でした。

さて済州島の最終日は基地問題で揺れる江汀村を訪問し、村人の話を聞いたあとに姜司教司式でミサを捧げることになっていました。残念ながら私は、体調を崩し、その日は寝込んでしまいました。信徒のドクターのおかげで、無事その晩に帰国するまで回復はいたしました。現在は大丈夫です。済州教区の皆さん、ありがとうございました。感謝。

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