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2013年12月 4日 (水)

台北での会議も終わり帰国

Taipei131203
台北で開催されていた国際カリタス主催の中国大陸に関する会議は、月曜日の夕刻に無事に終了し、翌火曜日に帰国しました。東京で言えば、成田にあたるのが桃園空港。羽田にあたるのが松山空港。松山(ソンシャン)は本当に台北の街の真ん中にあり、ターミナルに向かってまっすぐに大通りが延びています。羽田よりも都心部に近い感じがしました。

羽田行きの全日空は最新のボーイング787でした。しばしばトラブル(多分初期不良)を起こして遅れたりすると報道されているのですが、今回のフライトは順調に時間通り、どころか30分も早着。羽田まで2時間半でした。これで私の持っていたエコノミーの割引チケットは4万円と少しですから、国内旅行よりも心やすく出かけることができるという意味で、人気の観光地なのだろうと思いました。

中国大陸のカトリック教会は、苦しんでいると感じました。中国のカトリック教会はしばしば言われる、政府系の教会と地下教会の二つがあって対立しているというような構造ではありません。教会はカトリック教会として一つであって、その中に二つの共同体があると理解した方がよいと思います。長年にわたって中国にかかわってきたある宣教師は、パウロ六世のころから何度も教皇たちに直接状況を説明し、また中国政府との交渉にもかかわってきた体験を話してくれましたが、教皇たちは常に『教会分裂(離教)が起こっているのか』と尋ねたそうです。彼の回答は、パウロ六世の時代から今に至るまで、『分裂(離教)はおこっていません。教会は今でもローマの司教に忠実です』だったといいます。もちろんその中で、バチカンと中国政府の対立から、バチカンの承服しない司教任命がしばしばあり、状況は簡単に解決しない困難さがあります。同時に、両者が納得して任命している司教も多数いることも事実です。なんといっても100を越える教区があるのですから。解決には、時間をかけた外交交渉が必要だと感じます。

そのような困難なかでも、災害などで苦しむ人のために活動を使用とする団体は、中国の教会にも多くあり、今後はその発展と、大きな展開が期待されるところです。

(なお、カリタスに限らず他の部門でも同様だと思いますが、他国の問題に言及する時には、その国の司教団や教会の当事者の承認が必要です。なぜなら不用意な海外での発言が、その国の教会を困難に直面させる可能性もあるからです。例えばカリタスジャパンがこれまで、他国の問題に公式に声明を出したのはイラク攻撃の問題だけでした。これは相手国のカリタスの要望があったからです)

ところでカリタスジャパンでは、12月10日から2015年5月まで、国際カリタスが世界的に展開する反貧困キャンペーンに参加しています。日本ではテーマを、「五つのパンと二匹の魚」といたしました。2025年までに飢餓を撲滅し、すべての人が食料を手にする権利を享受できる世界を生み出すよう、呼びかけるキャンペーンです。開始にあたっての私のメッセージがありますので、下に貼り付けます。またキャンペーンのお祈りも用意されています。詳しくはカリタスジャパンのホームページをご覧ください。こちらのリンクまで

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