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2014年3月15日 (土)

カリタスアジアの理事会@バンコク

カリタスアジアのアジア地域理事会(Asia Regional Commission Meeting)のため、タイのバンコクに来ています。12日は秋田教会で聖園短大の卒業感謝ミサでしたが、それを終えてから羽田に移動。深夜に羽田を飛び立つ全日空便で、早朝6時前のバンコクに到着。時差は2時間で日本の方が先です。雪の降るまだまだ真冬の秋田から、ほんの数時間で日中は30度を越えるバンコクです。

カリタスアジアには20を越えるアジアの国のカリタスがメンバーとなっていますが、これを南アジア、東南アジア、東アジアと中央アジアに分けて組織を作っています。ただ現時点では中央アジアはモンゴルとカザフスタンだけで、加えてカザフスタンの活動が滞っていることや、今後タジキスタンも正式に加入する見込みのあることから、独立した組織にせず、モンゴルを東アジアの一員としております。

理事会はカリタスアジアの責任者の私が議長で、それ以外に各地域の代表者が一名ずつ。現在はスリランカ、インドネシア、香港が代表です。そしてバンコクの事務局に駐在する事務局長がフィリピン出身。これにローマの国際カリタスから代表が参加しますので、国際色豊かな会議です。

今回の会議では国際カリタスの代表はインド出身のフランス人。さらに規則の改訂でコンサルタントを務める国際カリタスで以前働いていたフィリピン出身の司祭。

会議は木曜日の朝8時半にミサで始まりました。年に三回開催していますが、今回は6月に予定されてるアジアの総会を前に、昨年度の決算や今年度の予算、さらに規則の改訂(これはバチカン国務省の指導で国際カリタスの規則が改訂されてことによる改訂)、それからアジアで実施している人身売買撲滅や持続可能な農業等のプロジェクトの進捗状況について話し合いました。カリタスアジアで一番力を入れているのが人身売買撲滅と持続可能な農業プログラムで、これにくわえてそれぞれ加盟しているカリタスの能力向上(Capacity Building)のプログラムに一番の時間と資金を割いてきました。

カリタスアジア自体は自ら活動する団体ではなく、加盟しているそれぞれのカリタスの活動をベースに、全体を調整する役目を担っています。ただし能力向上に関しては、カリタスアジアが直接ワークショップなどを開催しております。これ以外にも、国際カリタス主催のワークショップなどを共催してきました。

緊急災害の発生時に現場で調整するのは、国際カリタスの役割です。

これだけ入り乱れた国籍と文化の背景を持った会議にも関わらず、紛糾することもなく予定通り二日間で終了。次回は6月の総会時、またバンコクです。

ところで反政府のデモが続いているバンコクですし、国内テレビでも警官隊との衝突などを放送していますが、少なくともカリタスアジアの事務局がある辺りからはその様子はうかがえません。近くにビクトリーモニュメントがあり、そこも数週間前には封鎖されていたようですが、現在は通常に戻っています。バンコクの生活は普段通りにすすんでいますが、テレビや新聞を見る限り、政情不安はまだまだ続きそうでした。

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