秋田、そしてバンコク
聖霊降臨の主日は、秋田地区の信徒大会の日でした。今年の秋田地区信徒大会は、聖体奉仕会を会場に開催され、200人近い方が集まったのではないでしょうか。幸い雨も降らず、充実した一日を皆で過ごしました。
秋田地区信徒大会の今年のテーマは「家庭における信仰」。まず午前中に私が、来る10月に開催される第三回臨時シノドスの準備書に基づいて、一体教会はいま家庭に関する様々な事柄の何を問題と感じているのか、教皇フランシスコはそれについてどのような方向性で解答を見いだそうとしているのかをお話しさせて頂きました。今回のシノドスはまず問題の所在を明らかにし、来年の通常シノドスで司牧指針を明確にすることが考えられています。また二つのことが前提となっていると思いますが、ひとつは何か犯人捜しをして断罪することは考えていないこと、次に教会の基本的教えを変更するものではなく、教会が直面する諸問題に具体的に対応する道を探ろうとしていることでしょう。
私の話の後には用意されたお弁当を皆で頂き、その後秋田ダルクのメンバーによるダルクエンジェルスの歌の披露。そしてミサを共に捧げて終了となりました。会場を提供し、食事を始め様々な用意をして下さった聖体奉仕会に感謝します。
秋田地区信徒大会が終了後、夕方の飛行機で秋田から羽田空港へ移動。そのまま深夜のタイ航空で、バンコクへやってきました。
バンコクでは月曜日から木曜日まで、カリタスアジア主催の三つの会議が予定されています。月曜日と火曜の昼間では、カトリック教会の社会教説に関するワークショップ。火曜の昼から水曜はアジアとそれ以外のパートナーとのフォーラム。そして木曜日がカリタスアジアの年次総会です。
月曜のワークショップは朝8時のミサで始まりました。司式は今回のワークショップで基調講演をして下さったマニラのタグレ枢機卿。ミサの説教も、そしてその後に行われた「貧しい人のための貧しい教会」というテーマの講演も、すばらしいものでした。タグレ枢機卿は、人を引きつける魅力的な話のできる人物です。会議には40人ほどが参加。国際カリタス事務局と教皇庁開発援助促進評議会からも代表が参加しております。
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