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2014年9月 3日 (水)

香港での司教叙階式

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今回の一連の海外出張の一番最後は、既出ですが、香港での司教叙階式への参加でした。香港はバチカンにとって、今後の中国本土との関係構築のための最前線として重要な司教座です。そのため、教区長は大司教ではなく司教であっても、枢機卿に任命されてきました。

現在の湯漢(Tong Hon)枢機卿は今年で75歳になられましたが、引退願いを教皇に提出したところ、あと3年間の継続を命じられたとのこと。同時に3名の補佐司教が任命されました。湯枢機卿自身、1996年に香港の補佐司教に任命された方で、このときは一緒に協働司教として、湯枢機卿の前任である陳日君(Zen Zekuin)枢機卿も叙階されました。ですから、3年後には、今回叙階された3名のなかの誰かが、香港司教に任命されるのではないかという観測が流れています。

さて8月30日の午後3時から始まった3名の司教叙階式は、香港のカテドラルが一杯になり、さらに隣の香港カリタスのホールも一杯になったので、二千人近くが参列したものと思われます。祭壇の後ろには100名を超える司祭団が共同司式。大変に荘厳な叙階式は、結局3時間ほどかかりました。

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叙階されたのは香港教区司教総代理のマイケル楊(Yeung)司教(上の写真の左端)、フランシスコ会員のヨゼフ夏(Ha)司教(上の写真の右端)、そしてオプスディ会員のステファン李(Lee)司教(上の写真の右から二番目)の三名。このうちマイケル楊司教が、長年香港カリタスの責任者(Chief Executive)を務め、現在は私と一緒にカリタスアジアのRegional Commissionのメンバーであることから、カリタスアジアを代表して参加させていただきました。(上の写真の中央が湯漢枢機卿)

しかし今回私が参加したことで、東アジア各国の司教が、ずらりと揃うことになりました。というわけで、司教叙階式を司式した司教団の面々は・・・。

主司式が湯漢枢機卿。そして陳日君枢機卿(香港名誉司教、サレジオ会員)、韓大輝大司教(Hon Tai-fai福音宣教省次官、サレジオ会員)。この三名は香港の方々です。そこに加わったのは、洪山川(Hung Shan-chuan台北大司教、神言会員)、狄剛(Ti Kang台北名誉大司教)、黎鴻昇(Lai Hung-sengマカオ司教)、フランツ・ヨゼフ・オーバーベック(Overbeckドイツ、エッセン司教)、劉修一(Yu Soo-il韓国軍教区司教、フランシスコ会員)、イグナチオ・ワン(Wangサンフランシスコ名誉補佐司教)、そして私です。「名誉」というのは引退していると言うことです。ちなみに香港では「栄休主教」と呼んでいました。これで香港、マカオ、台湾、韓国、日本と東アジアが揃いました。エッセン教区は香港と姉妹教区、そしてサンフランシスコのワン司教は、米国人ですが初めての中国系司教とのことです。

中国文化ではお祝いのカラーは赤ですから、司教叙階式も赤の祭服で行われました。前記事のビデオを見ていただくとよくわかりますが、翌準備され荘厳でありました。参加した司教には全員それぞれ一人ずつサポートする侍者が配置され、どこでどうするも、このサポート役侍者が指示してくれるというありがたさ。

ミサの終わりには、湯枢機卿と三名の新しい補佐司教が、カテドラル内に埋葬されている前任の司教たちの墓に花をささげるという儀式も。

終了後は隣の高校のホールに移ってお茶会。その後司教団と受階者の家族だけで、カテドラル裏手にある、香港教区所有のホテルで夕食会。三名の補佐司教様、おめでとうございます。そして中でも楊司教には、カリタスアジアを代表して心からお祝い申し上げます。

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さて今回の香港訪問では、香港カトリック日本人会の方々と、指導しておられるメリノール会のアダム神父様に大変お世話になりました。空港に出迎えていただき、初日は一緒に夕食へ.そして叙階式の次の日。日本へ帰る予定が午後便であったのでちょっとバタバタしてしまいましたが、日曜であったことから市内のセントマーガレット教会にてミサを一緒にすることができました。時間が短くて申し訳ありませんでした。次回は是非、しっかりと余裕を持って、日曜日のミサを一緒にさせていただければと思います。

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