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2014年12月25日 (木)

主の降誕、おめでとうございます

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皆様、クリスマスおめでとうございます。

新潟市内は24日は雨。冷たい雨が降る中、それでも180名ほどの方が、夜8時からのミサに参加してくださいました。また深夜零時からのミサにも、30名ほどが参加。夜8時は私が、深夜は主任のラウル師が司式いたしました。夜8時のミサは、恒例ですが、ミサのはじめはキャンドルサービス。私が幼子の御像を捧げ持って馬小屋まで運び、飼い葉桶に安置しました。といっても、祭服を着てミトラをつけているので、新潟教会の馬小屋のかなり低い位置にある飼い葉桶には手が届かず、侍者にお願いして潜り込んでもらいました。

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説教は後でホームページ『司教の日記』の『新潟司教の文書庫』で公開いたします。(なおホームページ『司教の日記』はこちらのリンク。そして『新潟司教の文書庫』と書かれているところの上にある『紋章』のイラストをクリックすると、毎年の説教集に到達します。2013年以降は、さらに一番下をクリックして次のページへ飛んでください。面倒で申し訳ない)

さらなる大雪が心配されたクリスマスの今日、新潟市内は雨も上がり雪も降らず曇天。午後には日も差しました。今年の12月は雪の日が多く、久しぶりの太陽でした。

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10時からの降誕祭・日中のミサには、80名ほどの方が集まり、たぶんミサの終わり頃には100名近くになっていたのではと思います。今日のミサには、新潟教会でいつもはあまり耳にしない、赤ちゃんの泣き声が響いてました。たぶんお母さんは心配されたかもしれませんが、赤ちゃんの泣き声が響く聖堂は、将来への希望を感じさせます。久しぶりに聞かれて良かったと、私は思いました。

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ミサ後には教会の二階ホールで祝賀会。新潟教会の外国籍信徒の月に一回の英語ミサなどの配慮をしている国際部の方が中心になって企画し、近隣の教会も含めたフィリピン出身の方々による歌とダンスや、子供たちのパフォーマンス付きの歌。そして全員の合唱など、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

皆様、どうぞ良い年末の時をお過ごしください。新潟教会ではこの後、27日の午前11時からは、新潟近隣で働く司祭団が集まってミサを行います。ご自由に参加ください。さらに12月31日の深夜、ちょうど年が明けた零時から、新年一番最初のミサを司教司式ミサで行います。大晦日から新年にかけて、教会で時を過ごすという選択肢はいかがでしょうか。もちろんどなたでも参加はご自由にどうぞ。(なおミサは1時間ほどかかります)さらに1月1日午前11時からも、新潟教会でミサが行われます。

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2014年12月21日 (日)

新潟清心クリスマス会と鳥屋野教会堅信式

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昨日の土曜日は、朝9時から新潟清心女子中高で、毎年恒例のクリスマス会が行われました。クリスマスのこの行事は、9時から体育館でのミサに始まります。私が司式をしております。全校生徒の中に、現在は2名の信徒。そして教員の中に数名の信徒がおりますが、大多数は信徒ではありません。それでも生徒たちの家族の方も何人か参加してくださり、毎年粛々とミサを捧げております。今年はミサのはじめに朗読担当と共同祈願担当の生徒たちが、幼子の御像を抱いて進む私を先導してくれましたが、若いだけに歩みの早いこと。ついて行くのが大変でありました。

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ミサの後には、合唱部のコーラス、ハンドベル部の演奏、そして全学年がこのクリスマスの準備のために行った様々な奉仕活動の報告が行われます。その後キャンドルサービス。そしていわゆる「タブロー」になるのですが、今年のタブローはひと味もふた味も違うすばらしいものでした。タブローは聖誕劇の朗読に合わせて絵画のようにその場面を演じてみせるものですが、今年はその前にプレゼンテーションがありました。担当は中学三年生。「児童問題」とタイトルをつけたパワーポイントで、児童虐待など世界中の幼い生命にまつわる課題をプレゼンし、イエスが幼子として生まれたクリスマスこそ、家庭における子供の生命の尊さについて思いをはせるべきではないかと呼びかけました。そしていつものようにタブローが始まったのですが、その終わり方がまたすばらしい。演じた生徒たちが幼子を囲んで一列に並ぶところに、制服姿の一人が現れ、跪いて祈りを捧げたのです。そして全員を祈りに招いて、一緒にアベマリアを唱えました。これはよく考えさせ祈らせるよい企画でした。

その後高校三年生が全員でアヴェ・ヴェルム・コルプスを歌ってクリスマス会は終了。よい時をありがとう。

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そして今日の日曜日、待降節第四主日は、新潟市内の鳥屋野教会を訪問。鳥屋野教会は新潟駅の近くにある花園教会の分教会で、花園教会主任の高橋学神父が担当しています。小さな共同体で、経済的にも厳しいとのこと。先日の大雪で荒れた天気の日には、風のために玄関の扉が割れてしまう被害がありましたが、数年前には竜巻のような突風で屋根を損傷したこともありました。鳥屋野潟(その先にサッカースタジアムがあります)に隣接するためなのか、しばしば風雪の被害を受けるところでもあります。

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この教会で今日はミサ中に二人が堅信の秘蹟を受けました。一人はイタリア出身、もう一人はスペイン出身。(といってもたぶん二人とも生まれは日本だと思いますが)どちらの家族も新求道共同体の宣教家族のメンバー。この二つの家族だけで20名ほどになり、今日はそれ以外にも日本人の信徒が10名ほど、計30名ほどのミサでした。

ミサ後には持ち寄りで祝賀会を行い、堅信を受けた二人を中心に楽しいひとときを過ごしました。おめでとうございます。ミサが終わる頃に、新潟市内はまた雪となりました。

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2014年12月19日 (金)

司教のための社会問題研修会@福島

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毎年寒い時期に恒例となっている社会司教委員会主催の司教のための社会問題の勉強会が、12月16日午後から12月18日昼過ぎまで、福島県内で開催されました。この三日間、福島市内は大雪でした。

この勉強会は、社会司教委員会(カリタスジャパンや難民移住移動者委員会や正義と平和協議会等々の社会福音化推進部に置かれている委員会などの責任・担当司教がメンバー)が毎年開催していますが、基本的にはその時々に重要だと思われる社会問題に関して現地学習会を行ってきました。対象は全司教ですが、仕事の都合で参加できない方もおられ、それでも今回は11名の司教の参加となりました。

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そして今年のテーマは「福島」。東京教区ボランティアセンター(CTVC)が、震災後の復興支援活動として、主にこの福島県内で活動し、また沿岸北部の原町にボランティアベースを開設していますし、福島県内の小教区やそのほかの団体も、積極的に活動してきています。今回は主にCTVCのメンバーと、仙台教区が福島市内に設置した福島デスクの責任者や福島の松木町教会の支援グループの方々からお話を聞くとともに、実際にバスに乗って原町ベースへ出かけ、さらには福島第一原発近くの帰還困難区域にも足を伸ばしました。今年の9月15日に、この帰還困難区域を南北に通過する国道6号線の通行規制が解除されました。これまでは南のいわき市方面から北の浪江町方面へは直接抜けることが出来なかったのですが、それが可能になっています。ただし、線量が高いため、窓を閉め切った車の通過のみが認められていて、自転車やバイク、歩行者は通行禁止。さらに通ることが出来るのは国道6号線のみで、そこから分かれる道路は勿論、国道に面する家屋にはすべてバリケードが設置されていました。(写真上、双葉町にて。帰還困難区域を遮断するバリケード)

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福島第一原発で作業を続ける方々の拠点となっているJビレッジや、富岡の駅まで足を伸ばし、その後「避難指示解除準備区域」となっている南相馬市の小高区にある同慶寺にて住職を始め二人の方からお話を伺いました。ここは立ち入ることは出来るものの、宿泊が禁止されているので、住職は毎日通い、また定期的に檀家の人たちに呼びかけて清掃作業を行ってきているとのこと。お話しくださった二人とも、事故の遙か以前から原発の危うさを説いてきた方々でした。(写真上。双葉町内。有名になってしまった「原子力 明るい未来のエネルギー」の標語がゲートになっています)

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事故後、福島に人が住むこと自体に対して様々な意見があることは承知しています。事故があったらこういうことになるのはわかっていたはずだと、ばっさりと切り捨てる意見もあります。当たり前のことですが、そこに住んでいる人の100%が諸手を挙げて原発立地に賛成していたわけでもなく、一刀両断にすべてを切り捨てる考えには与することは出来ません。線量が高く厳しいとはわかりながらも、普通のごとくに残っている故郷を目の前にして、そこに帰りたいと思う心持ちは当然のことではないでしょうか。理不尽にも家を奪われ、仮設の住宅で避難生活を強いられている人たちの心持ちを考えるとき、単純に、すべてを隔離して、住民はどこかに移住させればよいのだなどと考えることは出来ません。まして、幼い子供たちに忍び寄る目に見えない脅威への恐れは、それが目に見えないだけに、いくら大丈夫だと言われても、少しでも危険性があるのであればそれを避けたいと願う母親の心持ちもまた、当然のことではないでしょうか。厳しい経済的条件の中で、自主避難を続けている方々を切り捨てるようなことが許されてよいわけがありません。単純には決着をつけることが出来ない、複雑な住民の現実がそこにはあります。(写真上。富岡町のJR富岡駅のかつてのプラットホームにて。常磐線です)

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このような大規模な事故になると、被害を受けた方も大多数に及ぶため、どうしても対応がおおざっぱになってしまいます。一人一人の気持ちよりも、平均値で物事が決まってしまう。でも被害を受けたのは一人一人なのですから、その心に寄り添う姿勢を止めてしまうわけには行きません。(写真上。双葉町にて、除染で出た廃棄物の山)

短い時間でしたが、いろいろと考えさせられる勉強会でした。三日目は、福島市内の野田町教会でミサを捧げ、終わりとなりました。今後のカトリック教会の全国からの支援を集約した復興支援活動のためにも、貴重な時間をいただきました。準備してくださった福島デスクとCTVCの皆様に感謝。

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聖地巡礼(写真をもう少し)

前掲記事の聖地巡礼。そのときの写真からもう少し掲載します。

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エルサレム郊外のエンカレムの丘の上にある聖母訪問教会への道。マリア様がエリザベトを訪問されたところです。向こうに見えるのは洗礼者ヨハネ誕生の教会です。

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聖母訪問教会の前にて。二階の聖堂でミサを捧げました。

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エンカレムの聖母訪問教会の二階聖堂。香部屋担当はイタリアのボローニャから来られたフランシスコ会員でしたので、新潟教区で働く同郷のフランシスコ会員をご存じでした。

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北へ上がりガリラヤ湖周辺を巡礼した後半で、ナザレの町にある受胎告知教会の正面。

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受胎告知教会の地下にある、ここで天使ガブリエルがマリアに現れたという洞窟。この日私たちのミサは、この聖堂の隣にある聖ヨゼフの教会で捧げました。通常はこの洞窟の前にはたくさんの人だかりがあるのですが、写真のように私たちの前には一つのグループだけでした。

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2014年12月15日 (月)

聖地巡礼から戻りました

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12月6日から14日まで、聖地巡礼に出かけておりました。横浜にある信徒の方の旅行会社「パラダイス」さんに、私の司教叙階10周年感謝にと、旅行の手配をお願いしました。参加者は私と添乗員(パラダイスの村上さん)のほか、10名。昨晩無事に帰国いたしました。現地ではよい天気に恵まれ、現地のガイドも含め13名の小さなグループでしたし、すでに書いたとおり聖地は巡礼者や観光客も非常に少なく、ゆっくりと余裕を持って訪れ、祈ることが出来ました。新潟から出発した6名は、出発時の大雪の影響で成田への移動がありましたし、帰国も新潟ではなく成田に夜の到着となったので、前後に大変な苦労をお願いすることになり心苦しかったのですが、巡礼中は大きなトラブルもなく、本当に恵まれた時を過ごすことが出来ました。(上、ベトレヘム聖誕教会前)

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今年はガザでのイスラエルとパレスチナの武力紛争が起こったり、様々な不穏なニュースが流れたために、聖地巡礼者は減少傾向にあり、しかもオフシーズンの12月はじめでしたから、本当に「ガラガラ」な聖地でした。聖地巡礼は今回が三回目ですが、以前は何分も並んでやっと訪れると、その場所は人でごった返していると言うことが多く、落ち着いてとどまることも出来ない場所ばかりでした。ところが今回は、前記事にも書いたように、聖誕教会を始め聖墳墓教会でも、それ以外のどこに行っても、ほかにほとんど人がおらず、時には私たちだけとなって、各所でとどまり、一緒に祈り、聖歌を歌うことさえ出来ました。

それはそれで都合はよかったのですが、しかし同時に、私たちの信仰の原点でもある聖地に巡礼者が少ないと言うこと自体は、少し寂しくも感じました。いずれにしろ、そのような治安への懸念は全くなく、無事に落ち着いて巡礼をすることが出来たことに感謝します。(上、ヨルダン川の洗礼所。こちらがイスラエルで、対岸はヨルダン。ロシア正教の方々が、白い装束で水に浸かっておりました。)

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確かに聖地巡礼の旅は、その行き先が観光地でもあるために、大勢の人がいて騒がしかったりもあり、落ち着いてその場で祈ることが出来るとは限りません。私たちの霊性を深めるための手段としては様々あり、巡礼そのものは黙想などとは異なる手段の一つであろうと思います。聖地において、どのような空気の中で、どのような風景の中で、イエスが語り生きられたのか。私たちが生き、証し人となり、伝えていこうとするイエスを、頭の知識ではなく肌で感じる具体的な存在とするためにも、その地へ出かけていくことには意味があるのだと思います。(上、カルメル山、カルメル会修道院の聖堂でのミサ)

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ガリラヤ湖では、風の強い日でしたが、午後私たちが湖上に出るときにはすこし治まり、もちろん船上では皆で「ガリラヤの、風薫る丘で・・・」の大合唱となりました。それでも比較的風が強く、波のある日でしたので、「嵐の日、波たける海を・・・」をちょっと実感しました。

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司教として10年間、新潟の教会で働かせていただいたことに心から感謝します。祈りをもって支えてくださる教区の皆様のために、聖地におけるミサの中でお祈りさせていただきました。健康が許せば(そして神がそう望まれれば)、75歳の司教定年までは20年近く残っています。これからも新潟教区のために働いていくことが出来るように、皆様の代わらぬお祈りをお願いいたします。(上、ガリラヤ湖の夜明け)

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2014年12月 9日 (火)

聖地巡礼に出かけています

先週の土曜日から14日までの予定で、12名のグループで聖地巡礼に来ております。イスラエルとパレスチナの問題で様々に懸念されるところもあるため、残念ながら参加者は少なく、旅行を手配してくださったパラダイスさんには厳しい仕事になって申し訳ないが、現地は今のところ至って平穏。それどころか、いつもは人でごった返すところでも、ガラガラ。例えば昨日の聖誕教会は全くのガラガラで、ほとんど並ぶことなく主の誕生の場所へ。少しすると他のグループはいなくなり私達だけに。ゆっくりとそこで祈ることができました。(最初の投稿から、写真を入れ替えました)

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出発時は新潟市内の大雪で、ソウルで乗り継ぐ予定の大韓航空機が滑走路除雪で三時間以上遅延。そのため新潟の6名は、先に羽田を出た6名とソウルで合流が不可能に。結局、大韓航空をキャンセルし、その夜の成田発トルコ航空に急遽変更。イスタンブール経由で、結局新潟組は半日遅れて合流となりました。ですから帰国も、日付は一緒ですが成田空港に到着となります。(上の写真は出発時の新潟空港。除雪作業のため、駐機した機体もゲートから話してありました)

まあ詳しくはまた時間があるときに。とりあえず全員が元気に巡礼中のご報告までに。

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エルサレム旧市街を背景に、今回の巡礼参加者全員で。

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ガラガラの聖誕教会で.ここでイエスが誕生したと言われる地下の洞窟にて。私たちの後ろにはどのグループもおらず、静かに祈る時間をとることが出来ました.普段はごった返していて、ちょっと祈ったら、あっという間に通り過ぎることしか出来ません。

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ゲッセマネの園に残る、かなり古いオリーブの木。






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2014年12月 5日 (金)

神学生と対話集会@東京キャンパス

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昨日、木曜日は月例の常任司教委員会が朝から潮見で。午後3時過ぎに会議が終了したところで、横浜の梅村司教の車に乗せてもらって、上石神井の日本カトリック神学院東京キャンパスへ。今度は神学院の運営を担う神学院司教常任委員会。一年に一度、福岡と東京のキャンパスで、一泊で開催されることになっています。今年はすでに福岡へ出かけているので、今回は東京キャンパスへ。

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ご存じのように、以前は九州の教区司祭養成のための福岡サンスルピス神学院と、本州、四国、北海道の教区司祭養成のための東京カトリック神学院の二つに、日本の教区司祭養成は分かれていました。しかし、課題は知的養成を担う教員の減少。同じ人物が、同じ科目を、二つの神学院で掛け持ちで教えることも珍しくない。そこで幾多の話し合いを経て二つを合同し、2009年4月から、日本カトリック神学院として、主に16教区の教区司祭の養成機関となりました。

とはいえキャンパスは二つのまま。東京は最初の二年と最後の一年、つまり哲学2年と助祭コース一年。福岡は神学の3年のために開設されています。これは6年を経過したところで見直しをすることが当初から決められているので、これまでの養成の課程で表面化してきた様々な課題を考慮しながら、最善の方策を司教団で話し合いを続けています。結論が出るにはまだ少し時間がかかるかもしれません。

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常任司教委員会は各管区から二名ずつの6名の司教で構成され、長崎の高見大司教を委員長に、長崎管区は浜口、大阪管区は前田、大塚、東京管区の梅村と私が委員です。昨日は晩の祈りから神学生に合流し、そのまま一緒に夕食。その後、教室で神学生と対話集会。いろいろな質問が出て、有意義な1時間強を過ごしました。

そして今朝は6時15分から神学生と一緒に朝の祈り。念祷につづいて7時10分から朝のミサ。前田大司教の司式。朝食後に院長ほか養成のスタッフを交えて常任司教委員会がお昼まで。

私は明日から聖地巡礼に出かけるので、会議後すぐ失礼しましたが、司教さんたちはその後昼食を神学生と一緒にとってから解散。東京はすばらしい快晴でありましたが、関越のとネルを過ぎて越後湯沢駅に到着すると見事な雪。新潟も軽く雪が降っておりました。新潟市内はこの冬初めての雪となりました。

ところでこの日本カトリック神学院に新潟教区の神学生はおりません。このところ新潟教区からは神学生が誕生しておりません。どうかどうか、召命のためにお祈りをお願いします。召命担当の青山教会の坂本神父が、12月28日と29日に、雪の妙高教会で召命黙想会を企画しています。これはと思う青年がおられたら(ちなみに黙想会は男女)、是非勧めてみてください。またピンポイントで、これはと思う人物の召命のために祈り倒すというのも、かなり効果があると私は思います。このままでは、本当に新潟教区の数年後は、大変なことになるのが、想像するまでもなく目に浮かびます。どうか、皆様、教区を助けてくださいますように。

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2014年12月 2日 (火)

司祭団待降節静修@新潟

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主に新潟県の下越と中越で働く司祭団を対象にした待降節の静修が、新潟の司教館を会場に行われました。静修とは、一日や二日程度の短い黙想会のことです。小教区などの行事では一日でも黙想会と呼ばれますが、黙想会は、たとえば1週間程度の時間をかけ、朝から晩までみっちりと時間を費やす本格的なものであって、短い時間を限られた内容で過ごすものは、それとは別に頻繁に行われるべき霊的な振り返りの時間ですので、静修(英語では黙想はretreat、静修はrecollectionなどと呼ばれています)と呼んでいます。

新潟の司祭団の静修は、通常月曜日の夕方に始まり、火曜日の昼食で終わり。年次黙想会とは別に、待降節と四旬節に行われています。今回は東京教区の前補佐司教である森司教においでいただき、お話をお願いしました。森司教は、せっかく新潟まで来ることだからと、一昨日の日曜日は新発田教会でお話をしてくださったそうです。

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森司教の司祭団へのお話は、ホワイトボードをフルに使って、マタイとルカ福音書を対比させながら、不条理の中でも徹底的に神を信じて生き抜くイエスの姿勢と、イエスを通じて示される神の徹底的な愛といつくしみとについてのお話でした。降誕節に向けてよい準備となりました。北日本は非常に天気の悪い一日となりましたが、新潟もすさまじい強風に見舞われており、荒れた一日でしたが、森司教のお話が聞けるというので、高田にいる高藪師も含めて関係する新潟の司祭団は全員参加。最後はミサの後、いつもの通りカレーの昼食で解散となりました。

さてすでに12月が始まっていますので、今月の主な予定を記します。

  • 12月3日 カリタスジャパン会議 (東京)
  • 12月4日 常任司教委員会 (東京)
  • 12月4日・5日 神学院常任委員会 (東京)
  • 12月6日~14日 聖地巡礼
  • 12月16日~18日 社会司教研修会 (福島)
  • 12月20日 清心女子中高クリスマスミサ (新潟)
  • 12月21日 鳥屋野教会ミサ (新潟)
  • 12月24日 降誕夜半ミサ (新潟教会、午後8時)
  • 12月25日 降誕祭日中のミサ (新潟教会、午前10時)
  • 12月28日・29日 新潟教区召命の集い (予定、妙高)
  • 12月31日 深夜24時(新年)、世界平和の日ミサ (新潟教会)

クリスマスには教会へ! 

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2014年12月 1日 (月)

中国社会牧民研討会@マカオ

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11月28日朝から30日昼まで、マカオにおいて国際カリタス主催、カリタスアジア共催の「中国社会牧民研討会」なる会議が開催されました。英語ではChina Socio-Pastoral Conferenceといいます。昨年11月末に台北で開催されて、今回が二回目。会議にはマカオ教区のホセ・ライ司教と、香港教区のマイケル・ヤン補佐司教も含め、26名ほどが参加しました。そのうち10名程度が大陸の教会関係者です。

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国際カリタスは以前から、台湾、香港、マカオの三つのカリタスと一緒に、大陸におけるカリタスの可能性を模索する会議を続けていました。大陸のカトリック教会には20程度の教区で、教区カリタスが創設されており、「天主教社会服務中心(Catholic Social Service Center)」という名称で、いわゆるカリタスの活動を行っています。国際カリタスのメンバーになるためには、その国や地域の司教協議会が認める全体的な組織(National Caritas)でなければなりません。しかし大陸の教会に現時点で聖座が認める司教協議会はありませんので、国際カリタスのメンバーとなるカリタスが存在していません。とはいえ政府が認める90以上の教区のなかに20を超える教区カリタス組織があり、それらがかなり広範囲に活動を行っている現状を見れば、国際カリタスと全く没交渉というわけにもいきません。加えて近年は、災害復旧支援にあって海外の団体との協力関係も見られるようになっています。

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そこで大陸の教会が行っている活動の情報を分かち合い、同じカリタスとしての精神を共有する目的で、この会議が昨年から開催されています。大陸以外からは、国際カリタス、カリタスアジア、カリタス香港、カリタスマカオ、カリタス台湾、そしてカリタスシンガポールが参加しました。また聖座からは、開発援助促進評議会(Cor Unum)が代表を送ってくれました。

会議は国際カリタス主催なので基本的に英語で行いましたが、議論になるとそこはほとんど中国語。来年以降、このまま継続するのであれば、やはり正式な通訳のことを考えねばならないと感じました。

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今回の会議はマカオの南の端にある「竹湾(Choc Van)」という地区にあるマカオ教区の黙想の家で行いました。カジノで有名なマカオの喧噪から離れ、静かな環境の中を提供してくれる施設でした。目の前は海岸で、その先に見える華やかな町は中国の珠海市。マカオから大陸は目と鼻の先です。黙想の家は食堂設備がないので、夕食は町に出かけました。そのときに、マカオ大学の新しいキャンパスに立ち寄りました。このキャンパスは、マカオ側から海底トンネルを通り珠海市に入ったところに新しく建設されています。マカオが本土側から土地を借りた形になっているとかで、キャンパスから直接に大陸側には出入りが出来ないようになっているとのこと。すばらしく広大で美しいキャンパスでした。

中国政府と聖座のあいだの交渉はこれからも継続されていきますが、そのレベルではなく、実際に様々な困難を抱えて生きている人たちに教会が手をさしのべていくのに、政治的な対立は関係がないだろう。互いにどうしたら教会が、よりふさわしく福音に生きることが出来るのかを、これからも一緒に模索していきたいという、ある参加者の言葉が力強く響きました。

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